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中央・iプラザ 9:00-20:00
第一~第四 10:00-17:00
*7月21日~8月31日 
 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

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おすすめ資料
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2026/05/20new

絵本作家のアトリエ 1

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タイトル:『絵本作家のアトリエ 1』
著者:福音館書店母の友編集部
出版社:福音館書店
請求記号:726.5/ハ
資料番号:611521719


先日、三鷹にあるジブリ美術館へ行きました。
ジブリ作品がとにかく好きなので、もう何回も足を運んでいます。
今回のお目当ては、企画展示の『山脇百合子の仕事部屋』展でした。
「ぐりとぐら」の絵を描いた方、というとピンとくる方も多いかもしれません。
館内の一角に、絵本作家の山脇百合子さんのお仕事部屋が再現されており、もうその密度の濃さに胸の高まりは留まり知らず。
お仕事デスクもさることながら、本棚がもう、たまりませんでした。
山脇さんの蔵書がずらりと、みっちりと展示されており、こんな本を読まれてきたのだなーと、心の中で大騒ぎでした。
ああ、こんなところで暮らしたい!

しかし見ているうちに、はて、このお部屋、どこかで見たことがあると思えてきたのです。

机を秘密基地のようにして、この世にまだないものを、自分の手で生み出すということには憧れがあります。
そんな気持ちから手にとっていた『絵本作家のアトリエ  1』という本の中で、既に山脇百合子さんのお部屋に出会っていたのでした。

タイトルに「1」とありますが、このシリーズ、2巻と3巻もあります。
1巻では、特に戦後の日本で新しい絵本の礎を築いたという10人の絵本作家さんへの取材の様子が掲載されています。
使っている画材や、技法についてというよりも、主にアトリエの写真と共に作家さんの生い立ちが語られています。
どういった経緯で絵本作家になったのか、どんなお仕事をされてきたか、等々。
絵本をあまり読まなくても、絵を見れば知ってる!という方もいるかもしれません。
本当に素晴らしい作家さんが並ばれていて、その生き様には圧倒されます。

幼い頃から親しんできた絵本の背景には、こんなことがあったのか、という発見もあると思います。
作家さんを知ることで、これまでとは違った目で絵本を見ることも出来るでしょう。
巻末には太田大八さんと加古里子さんの対談、加古里子さんと松居直さんの対談も収録されています。

美術館まで足を運べなくとも、本を手に取ることで楽しめることがあります。
絵本が好きな方にはもちろん、一流のお仕事の現場を見たいという方、人生の先輩のお話を伺いたいという方にもおすすめです。


<併せてご紹介>
・『絵本作家のアトリエ2』請求記号:726.5/ハ 資料コード:611593763
・『絵本作家のアトリエ3』請求記号;726.5/ハ 資料コード:611668980
・『絵本作家という仕事』講談社 編 請求記号:726.5/コ 資料コード:611515346


09:00
2026/05/20new

本を守ろうとする猫の話

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タイトル:『本を守ろうとする猫の話』
著者: 夏川 草介
資料コード:611905780他
請求記号: 913.6/ク

主人公が本好きの高校生男子、そこに上から目線で言葉を話すトラネコが絡み、このネコの依頼で本を守る戦いに挑むファンタジー ・・・ いったい何がどうなっているのか。とにかく紹介していきましょう。

物語は古本屋を営んでいた主人公・夏木林太郎の祖父が急逝してしまうところから始まります。
高校生の林太郎は家庭の事情で小学校の頃よりこの祖父と二人暮らし。この祖父の影響で高校生ながら古今東西の名著を読んできた林太郎ですが、祖父の死により身寄りがいなくなってしまい、葬儀の一週間後には店をたたんで初めて会う叔母のところに引き取られることが決まっています。

葬儀後何をする気にもならず引きこもっている林太郎の前に言葉を話す一匹のトラネコが現れます。そして極端に偏った考えをもった権力者から一緒に本を守ってほしいと林太郎に頼みます。
本の内容ではなく読んだ冊数を重要視する者、あらすじ重視で効率化が至上と考える者、売れる本を出版ことがすべてと考える者。

果たして林太郎はこれらの人々にどう対峙してくのでしょう。
そして、祖父が大切にしてきた古本屋の存続は・・・

この物語では、本の持つ魅力や読書の意義についての筆者の考えが繰り返し語られており、その言葉が深くしみ込んできます。

『本には力がある』
『時代を超えてきた古い書物には、それだけ大きな力がある。力のあるたくさんの物語を読めば、お前はたくさんの力強い友人を得ることになる』
『本には心がある』
『本はそこにあるだけではただの紙の束に過ぎない。偉大な力を秘めた傑作も、壮大な物語を語る大作も、開かれなければ所詮はただの紙切れだ。けれども人の思いが込められ、大切にされ続けた本には心が宿るようになる』 
『大切にされた本には心が宿り、そして心を持った本は、その持ち主に危機が訪れたとき必ず駆けつけて力になる』

本にちりばめられた筆者からのメッセージのような言葉を繰り返し読みながら、この思いは稲城市こども読書推進計画のキャッチフレーズになっている「本はともだち いなぎの子」と重なると思わずにはいられませんでした。、

続編:『君を守ろうとする猫の話』(612385774) もぜひ読んでみてください。


09:00
2026/05/02

福島モノローグ

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タイトル:『福島モノローグ』
著者: いとうせいこう
資料コード:112496537
請求記号: 543.5/イ

 福島県(南会津郡)は私の父の故郷です。子どもの頃は長い休みのたびに遊びに行っていました。名所の鶴ヶ城や大内宿に連れて行ってもらったり、夏は山で遊び、冬は玄関より高く積もる雪に興奮したり。幼いころの記憶では祖父母宅の屋根は茅葺で、会津弁の親戚と話すのも新鮮で、思い出がたくさんあります。東日本大震災の時、親戚に致命的な被害は無かったものの、「ふくしま」が意味するところが大きく変わったことは事実です。

 いとうせいこうさんの『福島モノローグ』は、2011年3月11日の震災から時を経て、福島で暮らす方々を取材した7編の記録集です。

「WITH COWS」は、福島第一原子力発電所が立地した双葉郡大熊町の牛たち、その現状を背負って活動している女性に取材しています。当時、何が起きたのかも分からない牛たちと、家族同様に牛と暮らしていた酪農家の方々の困惑、起きたことの残酷さ、将来への不安は報道だけでは知る事ができない内容でした。汚染について科学的な調査も行いながら、牛が果たす環境保全的役割も証明して、共存を実践する女性の活動を知ることが出来ました。

 「RADIO ACTIVITY」では、双葉郡富岡町の方々の避難先でラジオ局を立ち上げた男性に取材しています。震災直後に報道は日々刻々とありましたが、普段ならご近所さんとのおしゃべりで得られていた身近な情報が一切なくなった不安を穴埋めしようと、町民に向けてラジオ局を立ち上げた方がいたのです。「臨時災害放送局」は被災地で立ち上げるのが条件で、避難先で放送する前例が無く、許可を得るまでに困難が多々あったそうです。そうした状況下で、人と人との繋がりや、応援する人と感謝する人、小さな繋がりが重なることで不可能が可能になる様子を知りました。

 私はこの本を今年(2026年)刊行された文庫版を読んだのですが、後書きには「単行本には出ていただいたのだが……再録されることを遠慮された方があった。」とありました。現在もこうした複雑な思いが続いていることも知らなければならないと思いました。

また類書として『増補 復興の書店』(稲泉 連/著,岩波現代文庫)もお勧めしたいと思います。


09:00
2026/04/15

道なき未知

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この春、私は自動車教習所に通い始めました。三十代で、「未知」への挑戦です。
そんな今、ふと読みたくなったのが、森博嗣さんの『道なる未知』というエッセイです。
森博嗣さんと言えば、作中に登場するクールなドライブシーンが印象的です。教習所に向け、「森さんの本を読んで気分を高めよう、人生の先輩の思考から力を借りよう」と今回手に取りました。

この本は、整備された道路から、人生という意味での「道」、ご自身が趣味で庭に走らせる機関車やジャイロモノレールまで、あらゆる道とその先に待つ未知をどう捉えるかが綴られた一冊です。
元研究員で、今は森の中で静かに暮らしながら執筆を続ける著者の文章は、鋭く論理的です。一見すると突き放しているようですが、不思議な温かさがあります。
「道があるから目的地に着けるけれど、誰しもが同じ場所に辿り着くわけではない」
「行動することこそが、自分を自由な世界へ運んでくれる」
そんな言葉たちが、日常を切り取ったモノクロ写真と共に静かに並んでいます。
私は、その中でも「行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある」という言葉がお気に入りです。著者が奥様と交わす、他人行儀なようでいて深い信頼を感じる会話も、読んでいて心が解けるようでした。

実は私が免許取得を決めたのは、「今後、家族の送迎や介護に役立つから」「持っていて損はない」といった、義務感のような理由からでした。けれどこの本を読むうちに、「自分も好きな場所へ、自由に行けるようになりたいな」というシンプルな願いが自分の中にあることに気づきました。
「抜け道を探す人ほど、人生の決断ができない」なんていう、著者らしい鋭い一言にドキッとしたり、爽快な気分になったり。読み終わる頃には、少し重かった腰がふっと軽くなっていました。私たちが日々「効率」だと思って選んでいる道は、本当に目的地に繋がっているのだろうか?著者の言葉を借りるなら「抽象的なことを自分の人生に当てはめて」考えるきっかけになりました。

学生さんに囲まれての教習は緊張しますが、新しい「道」に出会うまでの過程を、一歩ずつ楽しんでいこうと思います。皆さんも、この春、新しい「道」へのヒントを図書館に探しに来ませんか?

タイトル:『道なき未知』
著者:森 博嗣
請求記号:914.6 /モ
資料番号:611977879

09:00
2026/03/30

思い出の主題歌コレクション

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タイトル:『日本アニメーション 40th Anniversary Best 歌と映像で綴る思い出の主題歌コレクション』

請求記号:C7CE/ニ

資料番号:630217294


懐かしいアニメというと、何を思い浮かべるでしょうか?

世代によって、かなりの違いがあることでしょう。


アニメを制作している会社のひとつ、日本アニメーションは2025年の6月に、創業50周年を迎えたそうです。

「世界名作劇場」や「ちびまる子ちゃん」を手掛けたところといえば、あの!と思い浮かぶ方もいるかもしれません。

今回ご紹介するCDは、10年前の40周年の時に作られた、アニメの主題歌が収録されたCDです。

過去作品まで収めた記念のアルバムなので、世代が違えど、何かしら琴線に触れるものがあると思います。


私の個人的な懐かしポイントは、「未来少年コナン」、「赤毛のアン」、「南国少年パプワくん」、「魔法陣グルグル」、「愛と勇気のピッグガール とんでぶーりん」、「さくらももこ劇場 コジコジ」、「ファンタジックチルドレン」などの歌です。

ひとつひとつに思い入れがあり、他の収録作品も挙げたいのですが、話も長くなってしまうので、特に今回このCDを取り上げようと思った理由となる1曲をご紹介します。


10曲目にある「スターダストボーイズ」という曲です。

実は現在、「宇宙船サジタリウス」というアニメを1話から見直してる最中なのです。

私がそれはそれは幼かった頃、テレビで放映されていたアニメです。

〝宇宙便利舎〟に勤めている主人公たちが、宇宙船サジタリウスに乗り、依頼された仕事をこなしていくお話です。これがまた、度々トラブルに巻き込まれてしまう、冒険に次ぐ冒険の物語なのです!


ある程度大きくなった時に再放送も見ていました。

この度、随分と大人になってからまた見ているのですが、年を重ねることで見方が変わるのも面白いです。

改めて、なんと哀愁あるアニメなのだろうとびっくりしました。

メインの登場人物たちの世代も、無邪気でいられる世代、20代、30代、40代と違っていて、それぞれの立場から見えているもの、守りたいものも違っているのですね。

そこで自分の弱さやエゴ、正義との葛藤もあり、訪れた先で出会う争いの中で問題提起もあったりします。

でもちゃんと子ども向けの冒険ストーリーにまとまっているのが素晴らしい!


そのアニメのオープニングテーマがこちらの歌です。

歌詞の中に「大人が懐かしがることもない」というフレーズがあるのですが、ちゃんと懐かしがってるよ!と声を大にして言いたくなります。



自分が子供の頃は、夕方学校から帰ってテレビをつければ、なにかしらアニメが放送されていました。

今は、あまり夕方やゴールデンタイムにアニメを放送している印象がありません。

深夜帯など、むしろ大人が楽しんでいるのではないでしょうか?

そんな大人にも突き刺さるCDを、ぜひどうぞ。

こちらは映像がついていないのですが、図書館には視聴覚資料として、借りて見られる懐かしのアニメもあります。

調べてみてはいかがでしょう?



09:00
2026/03/20

『どのはな いちばん すきな はな?』

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タイトル: 『どのはな いちばん すきな はな?』
著者: いしげまりこ ぶん  わきさかかつじ え
出版社: 福音館書店
資料コード: 612215596他
請求記号: E1/イ

3月も中旬に入り、ようやく冬の寒さが緩んできました。くすんだ色だった風景も,花壇やプランターの花々の鮮やかな色に縁取られるようになりました。やっと「春が来た!」という感じです。

春になったら、いつも読みたくなるのはこちらの絵本、『どのはな いちばん すきな はな?』です。

白い表紙に鮮やかな花の絵が印象的なこの絵本は開くと、画面いっぱいのビタミンカラーの美しい花があらわれます。描かれたのは脇阪克二(わきさかかつじ)さん。フィンランドのマリメッコ社ほかでテキスタイルデザイナーとして活躍されてきた方です。庭先で咲く花々が軽やかで美しい色とりどりの色彩で、力強く描かれています。

“ぱーっと”、“ぴゅーんと”、“ぐん ぐん ぐーんと”、“おおきく おおきく”などと、ダイナミックな花の絵にそえられた文章にも勢いがあります。春をむかえた喜びがほとばしるかのようです。

一方で、白い釣鐘型の花には“りん りん りーん”、風にそよぐ花には“ふんわり そよそよ”だったり“ゆうらり ゆうらり”とやさしいことば。声に出して読むと、そのやさしさがこころに沁み込みます。

“さいたよ いっぱい はな いっぱい
どのはな いちばん すきな はな?“

最後のページのことばです。

私たちは、日々、身近な風景の中にある花々に季節を感じたり、癒されたり、なぐさめられたりして過ごしています。どうぞこの絵本を開いて、力強くも美しい花から幸せと喜びを受け取ってください。


09:00
2026/02/15

さんかくキモノのススメ

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タイトル:『さんかくキモノのススメ』

著者: さんかく

資料コード:612392035

請求記号: D593.1/サ


着付けプロセスをSNSのショート動画などで発信していて、フォトグラファーでもある、

“さんかく”さんの著書です。


我が家では数年前から着物ブーム。

というのも、私は母や叔母のお下がりをどうにか着たいと常々、思っていました。

でも着物に詳しくないし、着付けも自信ないし…で、

ようやく重い腰をあげて着付け教室へ。

かたや娘は和楽器を始め、演奏会などで着物を着る機会が増えたことで

以前にも増して着物に興味を持ち始めました。

私は着付け教室で基本的なことを学んでいましたが、

娘は、ちょっと違う方向に興味が湧き、

SNSで著者の投稿を見ては研究していたようです。


そんなこととはつゆ知らず「面白そうな本があったよー」と

意気揚々と借りて帰ったところ、娘がフォローしている方だったという…

SNSで発信していたような自由な着物の着方がまとめてあり、

着物のいろいろな悩みを解決してくれます。

「TPOさえ守れば実は自由」

幅の広い着物の着方を提案しています。

普通に着物を着るのが当たり前と思っていた私は目から鱗!

ライブや推し活、普段の街着などにはアンティーク着物をセーターやブーツ、

スカートにワンピースなど実に自由に組み合わせます。

これがなかなかオシャレな上に楽そうで、着付けも簡単!

さらに、もし着崩れたら脱いで洋服に大変身してしまえばよい、

なんて、ハードルがかなり下がりますよね。

それを写真でわかりやすく説明しているので、

とてもコーディネートの参考になります。


でも、こんなに自由な着物の着方は、着物玄人の方々には受け入れられるのか?

昭和な私は、少々不安に思いました。

しかし、着付け大ベテラン(昭和初期から毎日着物生活をされている!)の

着付けの先生や着物リサイクルショップや着付師をされている玄人の方々も口を揃えて

「もっとたくさん着物を着て欲しい」とおっしゃいますし、

こんな風に自由に着ることも嫌な顔をするどころか、

「若い人が着てくれて嬉しい!」「かわいいわねぇ!」とおっしゃいます。


その言葉を聞いて、一安心(娘は不安にも思っていませんでしたが)。

早速、まずは娘のアンティーク着物から。

ちょうどお目当ての良いものが見つかりました。

和と洋の融合、素敵です!


09:00
2026/01/19

Dream Songs:The Essential Joe Hisaishi

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タイトル:Dream Songs:The Essential Joe Hisaishi
著者:久石 譲
出版者:ユニバーサル ミュージック
請求記号:C7CM/ヒ
資料コード:630322182

久石譲といえばスタジオジブリ作品や北野武監督作品の映画音楽で有名ですが、このCDにはこれらの作品の曲の他、長野県出身の久石氏が開会式総合プロデューサーも担当した1998年の長野冬季パラリンピックのテーマソングである『Asian Dream Song』や、CM等で使われた曲も収録されています。
演奏は久石氏によるピアノソロの他、オーケストラ等、他の楽器と共に演奏された曲もあります。
久石氏がピアノと指揮を担当した曲もあるので、久石氏がピアノを弾きながら指揮をする「弾き振り」をされたのかな?と想像が膨らみます。

個人的にはスタジオジブリ作品は作品そのものよりも音楽の方が好きかもしれません。
学生の頃から吹奏楽部でフルートを吹き、社会人となってからは習い事でフルートを吹いており、そこで出合った曲が『My Neighbour TOTORO 』『The Wind Forest』『Summer』『One summer’s Day』『Oriental Wind』です。

『My Neighbour TOTORO 』はスタジオジブリの宮崎駿監督の『となりのトトロ』の主題歌が原曲で、作詞は絵本『ぐりとぐら』の作者でもある児童文学作家の中川李枝子氏です。
『The Wind Forest』は同作の『風のとおり道』が原作です。
これらの曲が入った『となりのトトロメドレー』は吹奏楽で何度も吹いた思い出の曲です。

『Summer』は北野武監督の映画『菊次郎の夏』のメインテーマで、個人レッスンで習っていた時に吹いた曲です。
中央図書館が開館1周年を迎えた時に、何かイベントをやろう!となり、当時習っていた先生と同じ教室に通う方と先生の友人と私で城山体験学習館の視聴覚室でミニコンサートをやり、その時に吹かせていただきました。
17時まで仕事をして18時からコンサートで、あろうことか吹き始めるタイミングを間違えてしまい、やり直しをさせてもらった苦い思い出もあります。

『One summer’s Day』は宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』のメインテーマ『あの夏へ』です。
今習ってるフルートアンサンブルの一昨年の発表会で吹いた曲です。

『Oriental Wind』は緑茶のCMで流れた曲で、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
この曲は、今習ってる先生のコンサートのチラシを見て知り、どんな曲だろうと思って調べたらCMで聴いたことがある曲だとわかりました。
CMでは曲の一部しか流れませんが、CMでは流れない部分も素敵なので、ぜひ一曲を通して聴いていただきたい曲です。
この曲は月刊雑誌『ピアノ』に楽譜が掲載されています。

また、『Asian Dream Song』は1998年長野冬季パラリンピックのテーマソングです。
この曲は中学生の娘が学校の文化祭で全校合唱で歌っていた思い出の曲です。

サウンド&ヴィジュアル・ライターの前島秀国氏による解説も読み応えがあります。
スタジオジブリファン、北野武監督ファンだけではなく、多くの方に聴いていただきたいCDです。

『Oriental Wind』楽譜掲載資料
タイトル:『ピアノ』
巻号:2023年2月号
出版者:ヤマハミュージックメディア
資料コード:520217574

タイトル:『ピアノ』
巻号:2015年4月号
出版者:ヤマハミュージックメディア
資料コード:520089394


12:00
2026/01/19

鑑定士と顔のない依頼人

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タイトル:鑑定士と顔のない依頼人 
監督:ジョゼッペ・トルナトーレ
請求記号:D7BH/カ
資料コード:63030734—6
 
 この映画の主人公はヴァ―ジル・オールドマン63歳。美術品への造詣が深く、誰しも一目置くほどの優れた鑑定眼の持ち主。西洋美術鑑定士でもあり、世界中の美術品を仕切る一流オークショニア(オークションの競売人)。オークションに当たっては作品の持つ価値を解説し、妥当な額から値段をあげて価格を競わせる、その手さばきは実に見事だ。
 しかし、相当にクセが強め。美術品に触る以外には食事中ですらずっと手袋をはめているという接触恐怖症。さらに、一人で食事を楽しむ行きつけの高級レストランではヴァ―ジル専用の食器棚があり、彼の名前の入った皿やグラスが用意されているほどの潔癖症。
 ヴァ―ジルの唯一の愉しみは豪華な邸宅の隠し部屋でソファに腰かけ絵画コレクションに包まれること。広い壁にかかった数多くの額はすべて女性の絵で、彼にまっすぐ視線を向けるよう配置されている。どうやら彼にとっての女性は絵画の彼女たちで、生身の女性には触れたことすらないらしい。
 しかも、これらの絵画はヴァ―ジルが自分のオークショニアの立場を利用し、贋作と紹介した後低い額からオークションを始め、知人に格安で落札させたのち引き取ったものだ。

 ある日、若い女性クレア・イベットソンから両親の遺した家具や美術品の鑑定を依頼された。大きな屋敷で広間の隠し扉の向こうに住みもうすぐ27歳になるクレアは、極度の広場恐怖症でもう何年も館から出ておらず、使用人すら彼女には会ったことがないという。鑑定の依頼をしておきながら声だけで姿を現さないクレアにヴァージルはいらだつが、地下室で何か相当に価値がありそうな機械部品の一部を見つけたことでこの屋敷に興味を持つ。さらに別の部品を見つけようと何度か屋敷に足を運び扉越しにクレアと接するうちに、ヴァージルはすっかりクレアに夢中になり、初めて恋を知った青年のように彼女に翻弄されるようになる。
 ついにクレアに実際に会い、親密になり、ともに将来を約束することになったところで、物語は思いもよらない展開を見せる。

 「本物」と「偽物」、「真実」と「嘘」が交錯する中で彼が手に入れた「本物」とは・・・

序盤から映画の世界にどんどん引き込まれ、131分の長さを感じる間もない展開でいつの間にか主人公と共に迷宮に迷い込んでしまったあなたは、エンドロールが流れ始めると「ん?ちょっと待って?どうしてこんなことになった?」と唖然としてしまうかもしれません。
気を取り直したところでいくつかの推理を思い浮かべ、伏線回収のためにもう一度最初から見たくなることでしょう。

この映画の見どころはヴァージル役ジェフリー・ラッシュの名演技。孤独に身を置いた偏屈な老鑑定士が次第に恋に翻弄される変化が見事すぎて、一緒にハラハラドキドキさせてくれます。友人の役でドナルド・サザーランドが出演しているのもうれしいところ。さすがの存在感です。
 
 もう一つの見どころは美術品の数々。特にヴァージルの絵画コレクションは、あれはルノアールかな?あちらはセザンヌっぽいな?その隣にあるのは・・・美術書で見たことがありそうな絵画ばかり(エンドロールで作品が紹介されています)。ヴァージルの住む白亜の豪邸は美術館さながら絵画が飾られ、ため息が出るほど素敵。クレアが住む古びた館の壁一面に描かれた絵も調度品も一つ一つが素敵で、画面にくぎ付けになってしまいます。
 
 稲城市立中央図書館には、監督のジョゼッペ・トルナトーレが映画の構想のために文章化した『鑑定士と顔のない依頼人』(61163949-7)の所蔵もあります。合わせてお楽しみください。


09:00
2026/01/15

うめ版

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タイトル:『うめ版

著者:新明解国語辞典×梅 佳代

出版社:三省堂

請求記号:814/

資料番号:611065171

 

 

辞書。

皆様はどんな時、手に取りますか?

知りたいことがあれば、すぐにスマホで調べられる昨今。

辞書の出番は少なくなってきたように思います。

そんな今こそ、敢えてその魅力をお伝えしたい。

こちらの本は辞書あってこその、ユニークな作りになっています。

 

もともと、新明解国語辞典は好きでした。

『新解さんの謎』という本が好きで、親しみを感じていたのだと思います。

新解さん(新明解国語辞典のことです)は、他の辞書とはひと味もふた味も違います。

その語釈や用例がとにかく独特で、辞書なのに人格があるように感じられるのが特徴です。

例えば、魚の説明で味について言及したり。私情が入ってるのではないかという用例があったり。

今は版を重ねて、私が読んでいた頃から変わっているとは思いますが。

 

この『うめ版』は、第六版の新解さんの文に、写真家の梅佳代さんの作品をあわせた構成になっています。

見開きのページで、右は新明解国語辞典の辞書項目、語釈、用例を載せ、左に梅佳代さんの撮影した写真が載っています。

掲載された語句のチョイスも面白く、そのどれもが絶妙な組み合わせなんです。思わず声を出して笑ってしまうくらい。

写真には様々な世代の方が登場するのですが、特に子どもとお年寄りの写真がなんとも素敵です。

この生き生きとした瞬間の切り取りがたまりません。

出版されたのが20年近くも前なので、懐かしみもあり、人への愛おしさも込み上げてきます。

動物もまたいいんです!

私は特に『暮らす』『凝り性』『座席』『分からず屋』が好きです。

 

とにかく手にとって見ていただきたい。

笑ったり、しみじみしたり、この言葉にこの写真を持ってくるのか~と、その切り込み方に感心したり。

これは辞書を活かした、本という形でこそ味わえるものだと思います。

ひたすら楽しい一冊です。

 

 

併せて、楽しめる資料もご紹介いたします。

 

【資料紹介】

・『新明解国語辞典 第六版

 著者:山田 忠雄 ほか・編

 出版社:三省堂

 請求記号:R813.1/

 資料コード:610413673

 

・『新解さんの謎

著者:赤瀬川 原平

出版社:文芸春秋

請求記号:V914.6/ア 

資料コード:610360177

 

・『目でみることば

 著者:おかべ たかし・文 山出 高士・写真

 出版社:東京書籍 

請求記号:Y812/

 資料コード:611873060

 

・『舟を編む

 著者:三浦 しをん

 出版社:光文社

 請求記号:Y913.6/

 資料コード:611503040

 

 


09:00
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