これまでの自分自身の人生を振り返ってみると、仕事中もプライベートの時間も、落とし物を見つけてお届けすることが多いな、と思います。
今までに見つけた落とし物は、小さな物は、鍵、キャッシュカード、補聴器、ハンドタオル、お財布、化粧ポーチなど。
大きな物になると、カーディガン、ヘアアイロン、トートバックにリュックまで。
ここ最近見つけた落とし物は、出勤途中の駅の階段にあった、スマートフォンです。
乗り換えまでの時間にゆとりもあり、無事改札口の駅員さんにお届け出来ました。
思い返してみると、行き帰りの電車内で同じキャラクターが描かれた落とし物を見つけたり、駅構内の行く先々で落とし物を見つけて、何度も同じ駅員さんにお届けしたり…(最後には顔を覚えていただきました(汗))
母にこのことを話したところ、「きっと持ち主の元に戻りたくて、あなたに拾って欲しいんだよ。」とのこと。
正直なところ、急いでいる時や何度も落とし物を見つけると「また見つけてしまった…」という気持ちになることもありました。
「私は落とし物に選んでもらっている?」と思うと何だか悪い気もせず、今まで以上に、無事に持ち主の元へ戻って欲しいという気持ちで、警察や駅、お店にお届けするようになりました。
そういう私も、過去に大学で使う教科書やノート、教材一式が入ったケースを網棚に乗せて、うっかりそのまま電車を下りてしまったり、友人と映画の後にショッピングを楽しんでいたら、定期券を落としてしまったことに気が付いたり…。
どちらも問い合わせたところ、届けて下さった方がいて、無事に私の手元に戻ってきました。
届けて下さった親切な方に感謝、手元に戻ってきてくれた、大切な持ち物にも感謝の気持ちで、これからも自分が落とし物を見つけたら、今度は私の番!と少しずつ恩返し出来たらと思っています。
(終点駅まで受取に行く為に、車で連れて行ってくれた父も、定期券が落ちていないか一緒に探して、落とし物センターに付き添ってくれた友人も、そして前向きな言葉をくれた母も、どうもありがとう。)
図書館にも、日々様々な落とし物が届きます。
落とし物をしてしまったら、諦めずに是非一度、カウンターやお電話にてお問い合わせ下さい。
大切な持ち物が、あなたの元に戻れることを心待ちにしているかも知れません。