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 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

iブラリブログ

スタッフコラム
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2025/05/27

我が家のマヨネーズ物語

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世の中にマヨネーズ愛好者は多いと思いますが、
我が家にはなぜかそのマヨネーズが苦手な子がいました。
おかげで味付けにとっても便利なマヨネーズがほとんど使えない日々。
ポテトサラダやマカロニサラダの味付けはまず、オリーブオイルと塩、
酢(時々レモン汁)で味を整えておいて、我々大人のために
マヨネーズを風味づけにほんの少し加えるのみ。

私はマヨラーというほどのマヨネーズ愛好者ではありませんが、
それなりにマヨネーズは好き!でも、そこは大人なのだから
譲ってあげなくてはという気持ちで長年過ごしてきました。

が、しかし、その長い忍耐にも終わる時が来ました。
そう!子どもは大きくてなって巣立つもの。
うちの子も一人ぐらしを初め、とうとう独立したのです!

心の中で思わず喝采をあげる私。
これでマヨネーズの消費が極めて少ない生活とはおさらばです。
心ゆくまでマヨネーズを使える時代の到来です!

ゆで野菜をマヨネーズとお醤油少しで和えたり、
炒め物の仕上げはマヨネーズで決めたり、
玉子焼きやオムレツにマヨネーズを入れたり(しっとり焼き上がります)、
マヨネーズたっぷりのコールスローサラダを作ったり、などなどなど!

そのうち我が身の健康状態をかえりみて、
節制する日が到来するかもしれませんが、
ずっと切望していたマヨネーズ、今は遠慮なく使いたいと思います。


09:00
2025/05/15

落とし物が持ち主に戻りますように。

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これまでの自分自身の人生を振り返ってみると、仕事中もプライベートの時間も、落とし物を見つけてお届けすることが多いな、と思います。

今までに見つけた落とし物は、小さな物は、鍵、キャッシュカード、補聴器、ハンドタオル、お財布、化粧ポーチなど。
大きな物になると、カーディガン、ヘアアイロン、トートバックにリュックまで。

ここ最近見つけた落とし物は、出勤途中の駅の階段にあった、スマートフォンです。
乗り換えまでの時間にゆとりもあり、無事改札口の駅員さんにお届け出来ました。

思い返してみると、行き帰りの電車内で同じキャラクターが描かれた落とし物を見つけたり、駅構内の行く先々で落とし物を見つけて、何度も同じ駅員さんにお届けしたり…(最後には顔を覚えていただきました(汗))

母にこのことを話したところ、「きっと持ち主の元に戻りたくて、あなたに拾って欲しいんだよ。」とのこと。
正直なところ、急いでいる時や何度も落とし物を見つけると「また見つけてしまった…」という気持ちになることもありました。
「私は落とし物に選んでもらっている?」と思うと何だか悪い気もせず、今まで以上に、無事に持ち主の元へ戻って欲しいという気持ちで、警察や駅、お店にお届けするようになりました。

そういう私も、過去に大学で使う教科書やノート、教材一式が入ったケースを網棚に乗せて、うっかりそのまま電車を下りてしまったり、友人と映画の後にショッピングを楽しんでいたら、定期券を落としてしまったことに気が付いたり…。

どちらも問い合わせたところ、届けて下さった方がいて、無事に私の手元に戻ってきました。
届けて下さった親切な方に感謝、手元に戻ってきてくれた、大切な持ち物にも感謝の気持ちで、これからも自分が落とし物を見つけたら、今度は私の番!と少しずつ恩返し出来たらと思っています。
(終点駅まで受取に行く為に、車で連れて行ってくれた父も、定期券が落ちていないか一緒に探して、落とし物センターに付き添ってくれた友人も、そして前向きな言葉をくれた母も、どうもありがとう。)

図書館にも、日々様々な落とし物が届きます。
落とし物をしてしまったら、諦めずに是非一度、カウンターやお電話にてお問い合わせ下さい。
大切な持ち物が、あなたの元に戻れることを心待ちにしているかも知れません。


09:00
2025/05/01

奄美でザトウクジラに会いに行く

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 去年から3月上旬になると、奄美大島に行きます。ホエールスイムでザトウクジラを見るためです。今年は2回目。無事に見ることができました。
 3月の海はまだ寒く、水面でブルブル震えながら、クジラがいるはずの海の底に目を凝らします。息を吸うために上がってきたクジラの姿がはっきり見えるその瞬間、寒かったことなんて忘れて、「今年もいろいろな事があるだろうけど、大丈夫。だってクジラ見たし。」と思います。たぶんその「大丈夫」が欲しくて見に行っているのでしょう。

 ザトウクジラは12月~3月にかけて子育てをするために、日本の暖かい海に滞在します。3月は親子が見られるベストシーズンです。
 奄美の海ではじめて見たクジラの個体はまだ赤ちゃんで、それを知らなかった私は「やっぱり大きいですね」とニコニコで周りの人たちに話かけたら、「あれはまだ赤ちゃんね。下にお母さんがいるよ。」と指さした方へ視線を落とすと、今見ていた赤ちゃんクジラの何倍も大きなお母さんクジラが下から上がってきた衝撃は未だに忘れられません。たぶんちょっと叫びました。
 写真でしか見たことがなかったクジラが今、目の前にいる。体中についたフジツボが光に反射してどこか発光しているように見えて、泳ぎは優雅で美しく、尾びれを少し動かしただけで、瞬く間に見えなくなっていく。一回でもジャンプをすれば、人間の身体なんて押し戻されてしまうあの波の衝撃。どんなにたくさんの本を読んだって、実際に行って自分の体で体験することにはかなわないと実感したできごとでした。

 奄美大島は周りの自然も豊か。樹齢400年のガジュマルの木があり、江戸時代からそこにいるのかと思うと、その生命力と幸運に驚きます。ジャングルみたいにうっそうと茂る山には大量のハブが潜んでいますが、ナイトツアーで小さい耳が可愛らしいアマミノクロウサギに出会えるらしいので、次の機会には参加してみたいなと考えています。そして、お刺身や島豆腐、鶏飯にシュークリーム……どれも「ちゃんとおいしい」と思えるご飯も、何度でも行きたい理由の一つ。花より団子みたいな話しでまとまってしまいそうなのですが、機会があれば、これを読まれた皆さんもぜひ一度は足を運んでみてください。


09:00
2025/04/25

ギンギラギンに、さりげなく

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子どもの頃から、なぜか相反するものを兼ね備えている人によく憧れていた。

小学生の頃、おませでクールなべっぴんの優等生がいた。そんな外見に反し、クラスの男子としょっちゅうふざけたことをやったり言ったりして遊んでいた。クラスの他の女子たちがどう思っていたかは知らないが、私にはそんな彼女がとてもかっこよく見えていた。小学生の頃は、男子に近づく女子は、ぶりっ子だと断罪され、女子達から妬みの対象になっていたが、その子は他の女子と違い、媚びる感じもなく自然と男子と戯れていた。それも、さりげなく。

彼女は結局中学受験をし、私とは別の道を進んだが、しばらくたって地元で偶然会った時も、たいそうべっぴんさんであったが、相変わらずふざけていた。女子校に進学した彼女の三枚目さは、さらに磨きがかかっているようにみえた。そして話に聞けば、男子校の友達とつるんでいるらしかった。曰く、男子の方が馬が合うらしい。きっと彼女のことだから、さらりと、さりげなく、なのだろう。

 

また高校生の頃には、私とは別の学校ではあったが、部活動を通じて知り合いになった女子がいた。1年間の語学留学経験があり、アメリカで生活していた為か、どこをどう見ても私たちとは違うオーラを纏っていた。高校生でファッションに目覚めはじめた時期と相まって、アメリカ帰りの彼女は、すこぶるおしゃれに見えたし、実際おしゃれだった。地方の高校生の私には、当時読み漁っていたティーン誌に載っている東京の高校生と彼女が重なって見えていた。

彼女と話していると、ごくまれにであるが、彼女の口から英語が出てくることがあった。さながら、ルー大柴である。そんなこと、万が一にも他の女子がしようものなら、早速ウザいと断罪され、女子達から総スカンの対象になるが、彼女は違った。非の打ち所がないほどに、ナチュラルにルー大柴をやってのけるのだ。欧米か!、と突っ込みを入れたくなる、そんな彼女だったが、意外にも、いつも必ずアイロンのかかったハンカチとポケットティッシュ(さらにはソーイングセットまで!)を持ち歩いていた。彼女は、私達の誰よりもやまとなでしこであった。平気で制服で手を拭く女子がざらにいた中、そっと自分のハンカチを貸してくれることもあった。もちろん、さりげなく。

 

他にも、学生時代から今に至るまで、私の心に強烈な印象を残していった人たちがいる。彼ら彼女らの、ギンギラギンにさりげない様は、人と違うことはしない、はみ出さない、みんなとおんなじ、が安心だった時代に、だからこそ、キラキラと輝いて見えていた。そこにはたしかに「個性」が存在していたのだ。ありがたいことに、そんな人たちと身近に接し、時に吸収しながらここまで生きてきた。そうして何十年と歳を重ねてきた今、自分が目指す姿がある。それは...

ちょっと変で素敵なおばさん、である。幸か不幸か、ギンギラギン(ちょっと変)はもうすでに備わっているので...汗、相当時間はかかるが、さりげなく(素敵)磨きに邁進する日々である。

 

参考資料

タイトル:おなじところちがうところ

請求記号:E/

資料コード:612432963

 

タイトル:マッチ★ベスト

請求記号:C7CA/

資料コード:630113638

 


09:00
2025/04/05

夏嫌い克服

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
新年度が始まりました。
新たな門出を迎える春ですが、生活の変化に加え寒暖差が大きく、体調を崩しやすいこの季節。毎日を元気に過ごすための健康法はありますか。

昨今の健康ブームもあって、自宅近くの公園では週末になるとウォーキングやランニングをしている人がたくさんいます。運動に限らず、今どきの「推し活」も健康につながるものかもしれないですね。

私の健康法はというとホットヨガです。ホットヨガは室温40℃、湿度60%前後の室内で行うヨガです。始めたころはサウナのような暑さと湿気にげんなりしましたが、今では高温多湿最高!と時間があればヨガに通っています。

始めたきっかけは数年前、ママ友の「ホットヨガってタオルしぼれるくらい汗かくよ」という一言。しぼれる汗って?と思いましたが、自分の体力の急降下に焦っていた時期。危機感はあっても運動神経ゼロで人見知りの私には、テニスやバレーボールといったスポーツは憧れつつもハードルが高く…。たまたま最寄り駅近くのビルにホットヨガスタジオが新しくできたので、挑戦してみることにしました。しばらくは筋肉痛になりつらかったのですが、それを乗り越えてからは、じわじわとヨガ沼にはまっていきました。

私にとってホットヨガのよい点は個人プレーであるところ。途中きつかったら休んでもいいし、簡単なポーズにしてもいい。周りに合わせるのではなく、マイペースで自分と向き合えるのがとても心地よいのです。
若い頃から夏の暑さが大の苦手で、一年中秋冬の国に暮らしたいと思っていました。あれほど夏がくるのが嫌だったのに、ヨガを始めてからは暑さがそれほど苦ではなくなりました。これもホットヨガをやってよかったことの一つです。

ヨガの先生はレッスン中に、何も考えず頭を空っぽにするとよく言っているのですが、私の頭の中は、帰ったら掃除と片付けして…、夕飯何にしよう…と雑念ばかり。つい色々と考えてしまい、いつも集中しきれないままレッスンは終わってしまいます。

無の境地には程遠いですが、楽しむことをモットーに汗を流し、これからも美味しいものを美味しくたくさん食べられるように元気でいたいと思っています。



「参考図書」
理由がわかれば心身が整う!ヨガを楽しむ教科書』 綿本 彰/著 ナツメ社 2022.7 請求記号:ケア/M498.3/ワ 資料コード:612284548

効かせるヨガの教科書』中村 尚人/著 主婦の友社 2021.7 請求記号:498.3/ナ 資料コード:211182650


09:00
2025/03/30

卒業式の歌から

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
3月といえば卒業シーズンですね。
ご卒業される皆様、おめでとうございます。

唐突ですが昭和世代の卒業式の歌といえば「蛍の光」と「仰げば尊し」が一般的だったように思います。
では最近は何でしょうか、とインターネットで調べてみると、そこには多様な曲が並んでいました。
学校あるいは世代や年代などの事柄が卒業式で使われる曲に反映されるようです。
また、その時の流行によっても変わるらしく数年前は定番だった曲が、数年経つとまた別の曲に代わっている、というパターンもある模様です。
そして、歌だけではなく卒業式そのものの雰囲気も学校によって多様化しているそうです。

個人的には、卒業式といえば厳かな雰囲気の中で粛々と進んでいたイメージがありますが、世代が進むにつれて和やかであったり賑やかな雰囲気が多い傾向となっているとのこと。
もしかしたら卒業式の雰囲気作りは、練習に使う時間数が限られているという事情も関係しているのかもしれません。

ところで卒業式の練習をすることで少しずつ卒業への気持ちを実感するようになり、実際に卒業式の日を迎えることで感傷的な気持ちを抱く方も多いことと思われます。
たとえどのような雰囲気であったとしても、お世話になった先生方や学校生活を共にしたクラスメイトと別れて各々の道を歩き出す気持ちは、卒業式ならではの独特なものではないでしょうか。

そして別れには新たな出会いの可能性が含まれています。
特に春は出会いと別れの季節と言われるほどです。
近年は学校や職場だけではなく、より多くの出会いの機会が待っていることでしょう。
どうぞ良い出会いにあふれますように。


参考資料
請求記号:C7CF/サ/
資料コード:630312954


09:39
2025/02/15

涙の数だけ

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 先日、スイミングクラブに通っている子どもの進級テストを見に行きました。

 

 100mメドレーのタイムトライアルなので、基準タイム内に泳ぎきらないと合格になりません。春から何度もチャレンジしてきて、最初は100メートル泳ぎきるのも一苦労だったのが、少しずつ速く泳げるようになってきていました。前回のテストでは10秒も縮まって、とうとうゴールが見えそうなタイムまで近づき、喜んでいた子ども。

「次は絶対受かるよ!見ててね!」と自信満々に言うので、一緒についていきテストを見守ることにしました。

 

 結果は。。

 

 プールから帰ってきて、何かずっとこらえている様子の子ども。そのうちに、すーっと涙が頬を伝いました。まだこらえて、何も言いません。私も黙ってしばらく頭を撫でていました。

 

 「2秒しか、縮まらなかった。。」ぽつりと話し始めました。

結果、合格タイムまであと数秒だったのですが、受からなかったことよりもタイムが少ししか縮まらなかったことが悔しかったようです。子どもの中では、全力で取り組んで前回くらいタイムを縮めよう、そうすれば合格できる、という作戦だったのでしょう。

ただ、ただ、静かに流す、その悔し涙が私はとても美しいと思いました。

 

 赤ちゃんや幼児の時のような、「出来ないー、もうやだー。」の涙とちがい、自分の目標に向かって試行錯誤し、悔し涙を流す子どもを見てとても成長を感じ、見守っている私自身もじわりと暖かいものが目に溜まりました。

 

 大人になりただ日々の忙しさに翻弄されているうちに、こういう美しい悔し涙を流す事もなくなってしまいました。これからどんどん成長していく子どもたち、まだこの先こういう涙を流す機会がたくさんあるでしょう。羨ましい限りです。親としては、その成長の断片を少し垣間見て、暖かく見守っていきたいと思いました。




09:00
2025/01/20

矢継ぎ早に広がる世界

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 ここ一年ほどを振り返ってみると、いろいろな場所に足を運んでいました。

 舞台を観に行ったり、謎解きのイベントに赴いたり、公開収録、ライブ、ミュージアム等々。

 小さい頃見ていたアニメの記念展示というのもありまして、百貨店で催事場の一角がその場にあてがわれていました。
設定資料や当時のアニメの映像が公開されており、懐かしさに大興奮でした。とりわけ印象に残っているのが、会場出口に設置されていた来場者が一言書き込めるコーナーです。わー、こんなに熱い思いを持った人たちがいたんだ、と驚かされました。

 当時、田舎の片隅でひっそりとその作品に夢中になっていた私は、周りに共有できる人もあまりいなくて、情熱を持て余しているくらいでした。
が、同志はたくさんいたのです!

 今では、インターネットにより、世の中の反響というものが見えやすくなってきました。SNSを介せば、個人の意見を知ることも出来ますし、面識がなくともやり取りが可能になりました。逆に、様々な意見に振り回されることも多くなってきたように思います。

 小さかった頃の私は、自分なりのやり方で、好きだという気持ちを膨らませていました。手に入れられた情報やグッズも、どれほど大切にしていたことか。

 それが、今やどうでしょう。コンテンツの多さに対して、自分の余白が狭すぎる!読みたいものも、観たいものも、聴きたいものも絶えず流れ込んできます。旧作だろうと、新作だろうと!

 他の人の動向も気になり、行ける限りは行き、手が届くものは手に入れねば損なのではないかという、よくわからない焦燥に駆られたりもします。
 そのためここ最近、足を運ぶ場所も増えていたのです。ライブに行ったり、イベントに行ったりと、応援している方々もいます。配信は連日のようにされ、グッズは増え続け、無料の部分だけでこんなにも!と、供給は止みません。

 日々の糧です。
 ありがたい。ありがたいのですが、なにぶん、おのれの財力と時間と体力と気力が追いつきません。

 確かに、今好きなものは、インターネットという恩恵がなければ好きになっていなかった部分も大きいのですが……。
 消化しきれないものは溜まる一方です。あのアニメ作品が好きだった頃の自分から見てみると、随分遠くまで来てしまいました。今一度、現実世界で手の届くものを大切にしてみようかしら。あの頃を思い出して。
 
 しかし、働いている場所が場所なので、読みたい本は際限なく増えてゆきます。
日々、業務をこなしていく中で目に入るそばから、読みたくなります。
積読は厚さを増し、読みたい本のリストは長くなるばかり。

 止めどなき欲。如何せん。

【資料紹介】
・タイトル:『きいろいばけつ』 
 責任表示:もりやま みやこ 
 請求記号:91Y/モ 
 資料コード:610217368

・タイトル:『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』 
 責任表示:高野 史緒 
 請求記号:913.6/タ 
 資料コード:612402427

コラムを書く中で思い浮かんだ本です。


09:00
2025/01/10

イチオシグッズ

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新しい年がスタートしましたね。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

先日、『今年イチオシの読書グッズ』って何かありましたか?という記事が目にとまりました。

みなさんはどんな読書グッズをお使いですか?

私が使用しているのは、読書クリップ、ステンドグラス風しおり、読書記録ノート、そしてイチオシが文庫袋です。

この文庫袋は、京都を訪れた際に一目惚れして購入しました。
生地がしっかりしているので、かばんの中で表紙やページが折れたりすることもなく、またなんといっても袋に描かれている絵がかわいい❢
京都に工房があると知り、次回はそちらに足を運んでみたいと思っています。

そして、今、探しているのが読書記録ノート。

現在は、お気に入りの柄のノートに、完読した日付、書名、著者名、出版社名、あらすじや簡単な感想を羅列しているのですが、あとから読み返したり記憶をたどりたい時にちょっぴり、いや、かなり不便なのです。

工夫して読書記録をつければよいのですが、いい方法がみつからず⋯。
最初から振り返りやすい体裁が整っているノートだと見返しやすく、書くのもより楽しみかなと。

今年はお気に入りグッズを手に、ブックカフェで思う存分読書にふけるのが夢です。

ネットで検索すればさまざまなグッズがありますが、実際に使われている方の声を参考にするのが一番❢

みなさん、おすすめのイチオシ読書グッズがありましたら、ぜひ教えてくださいね。



09:00
2024/12/30

最前列マジック

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某日。初めて2.5次元の舞台を観に行きました。

某男子アイドル育成ゲームの推しのキャラクターの「彼」が主役の舞台で、同じ「彼」を推している友人と行きました。(いろいろ勘案して全て某です。)
1回目は自分でチケットを取った最後列端っこ。
2回目は友人が取った最前列ど真ん中。
3回目は配信。

観に行く前。私はあの麗しいキャラクターを人間が再現できると思っていませんでした。美しいイラストや、アニメ、2Dモデル、立体になっても3Dモデルでしか見た事がなく、そういう「もの」だったので、それを人間がやるってどうなのよ…と思っていました。ポスターを見てもあまりピンときませんでしたし、遠くから見ればそれらしく見えるのかなぁ…などと考えておりました。

私が浅はかでした。
最前列で観た時が一番リアルに「彼」でした。動いている姿が圧倒的に「彼」でした。というか、「彼」以上に「彼」でした。動揺するほど「彼」そのままでした。下瞼のキラキラが瞳をキラキラ輝かせ、それが「彼」全体をも輝かせ、指先からつま先の動きまで「彼」そのもの。顔のしかめ方も眉の動かし方も目線の動かし方も「彼」そのもの。とても嬉しいくせに全く嬉しくないという表情をするのも「彼」そのもの。その上「彼」はキャラクターなので声優さんがいるのですが、演じてくださった方はその声優さんではないのに、同じ声で同じ歌い方…
食べ物を食べるシーンでは本当に食べていると思い込み(配信でよく見たら食べていなかった…)、苦悩するシーンでは一緒に苦悩し、喜びあふれるシーンでは一緒に喜び…

こんなにも世界に引き込まれたのは初めてでした。
役者さんって…本当にすごいなぁ…と思いました。

極端な性格のキャラクター設定を観客以上に理解し、それを表現できるだけの技量があるという事…この役者さんはどんなに「彼」を研究してくださったのかと思うと、とても嬉しかった。私の推しの「彼」を私以上に研究してくださって、その持てる技量の全てをつぎ込んでくださった事が本当に嬉しかったのです。
という事で、すっかり最前列のマジックにかかって帰ってきました。
楽しい観劇でした。


文章を書くのに参考にした本
私(わたし)を伝える文章作法』 森下育彦/著 筑摩書房
「好き」を言語化する技術』 三宅香帆/著 ディスカヴァー・トゥエンティワン



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