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iブラリブログ

スタッフコラム
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2026/04/12new

のらぼう菜

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 早春の我が家の食卓の定番は「のらぼう菜」だ。のらぼう菜、何と素朴な響きの野菜だろう。地元民は親しみを込めて「のらぼう」と呼ぶ、おなじみの地場野菜だ。


 稲城に越してからしばらくはその存在を知らないままだった。スーパーマーケットでも生協でも取り扱いがなかったからだ。あるいは、見てもよくわからないで見過ごしていたのかもしれない。


 初めていただいたときの感動は今も忘れない。

 あれはもう30年ほど前、娘たちがお世話になったコマクサ幼稚園でのこと。コマクサ幼稚園は園専用の農園を持ち、そこで収穫された野菜を子どもたちに食べさせてくれただけでなく、行事や親同士の会食でも農園のとれたて野菜を味わう機会がたくさんあった。


 3月、卒園の時期が近づくと、お母さんたちが劇をして子どもたちに楽しんでもらう会がクラスごとに行われたのだが、その後の食事会で大きな皿に盛られた葉物野菜が回ってきた。なばなに似ているが、それよりもずっと深みのある緑色の野菜。口にするとシャキシャキした歯ごたえあるものの程よく柔らかく、エグ味もなくすっきりとした甘さ。なんだろう、このおいしさは!箸が止まらない。


 確かに「農園でとれたのら・・です、どうぞお召し上がりください」とアナウンスがあったが、「のら・・」って???近くのお母さんに野菜の名前を尋ねると、「ああ、のらぼうね。おいしいよね。農協で売ってるよ」と教えてもらった。


 以来、早春になると足しげく農協に通う。旬は長くはなく、2月の終わりごろから一か月か一か月半くらいが販売期間のようだ。まさに野菜版「スプリングエフェメラル」(*春の儚き者たちの意味で、主に春の短い期間にだけ花を咲かせる植物のことをいう)といったところだ。


軽くゆで、ゴマと鰹節をふんだんにかけ、少し醤油を添えるのが私の好み。子どもたちはマヨネーズ醤油が定番だ。


矢野口のすぐお隣の川崎市菅地区で長年のらぼう菜を栽培されてきた髙橋孝次氏の著書『のらぼう菜 太茎多収のコツ』によると、のらぼう菜はアブラナ科アブラナ属の野菜だが、「なばな」が和種なのに対し、のらぼう菜は洋種なばなのセイヨウアブラナの系統。栽培のコツは2月下旬に草丈40㎝くらいになったところで、いちばん下の葉から5~10㎝上で収穫を兼ねた摘芯をし、生長点を下げることで太い脇芽を育て、さらにそれを繰り返すこと。この技が長期間のおいしいのらぼう菜の収穫につながるということだ。

 

9月に種まきした苗を定植するのは11月。11月といえば、ちょうど草花が花の盛りを終えプランターが空く頃。次の秋から早春にかけてはパンジー・ビオラに代わって、花より団子、「のらぼう菜」を育ててみるのが楽しそうだ。



【資料紹介】

『のらぼう菜 太茎多収のコツ』

著者:髙橋 孝次

出版社:農山漁村文化協会

請求記号:617.9/タ

資料コード:612176783 

      211172170 



09:00
2026/03/15

「がんばれ」って言っていますか

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先日、子どもの学校の保護者会がありました。

先生から学校での日々の様子を聞いたり、行事についての説明がありました。
その最後で、席の近い人たちでグループを作り、あるテーマについて話し合いをするという時間がありました。

今回のテーマは、"子どもに「がんばれ」って言いますか"でした。

家で、携帯をいじりながらゴロゴロしている子どもの姿が目に浮かびます。
そんな姿を見ていると、ついつい「もう少しがんばりなよ」って言いたくなるんですよね。
だけど「がんばれ」は、いつからか使い方に気を遣う言葉になったように感じます。


さて。
ジャンケンをして、勝った人からスタートです。

Aさんも、つい言ってしまいます、と。
そうすると、子どもからは「がんばってるの!」と反発が返ってくるそうです。
確かにがんばっているのも分かるけど、もう少しがんばれるよね?と思いを込めて言ってしまうんですよね、と。

Bさんは、子どもがあまりにも携帯を離さないので、つい最近、父親にガツンと言われたと、お家での出来事を話してくださいました。
言われた子どもは、がんばってるのになんで?と言う反応だったそうです。

Cさんは、時代ですかね、と。
昔よりも、今の子どもは忙しいと思います。
やらなきゃいけないことは多いし、何よりやりたいことが多い!
そんなあれこれに、疲れてしまった子に対して「がんばれ」はNGワードですよね、と。


保護者の方たちとお話をするのは、とても緊張しましたが、みなさん同じように悩まれていて、思った以上に話が弾んでしまいました。
その中で、「がんばれ」ではなくて、まずは「がんばってるね」と声をかけるのがいいのかもしれないと、意見がまとまりました。


この機会に、図書館で以下の本を借りてみました。

『子どもが伸びる「声かけ」の正体 』 沼田 晶弘/〔著〕 KADOKAWA
『がんばらない教育 』 笑い飯哲夫/著 扶桑社 

沼田晶弘さんの本は、教師の立場からの声かけの様子が書かれていました。
笑い飯哲夫さんの本では、関東と関西では声のかけ方も違うんだなぁと、新しい発見がありました。

こう言ったテーマの本は、たくさん出版されていて、図書館にも所蔵があります。
答えが見つかるわけではないですが、悩みや迷いはわりと自分だけのものではないので、何か新しい気付きがあるかもしれません。


以前、『朝起きるだけで誉めてあげたい』と言うTVCMがありました。
みんな、がんばってますよね。

朝、眠いけど、起き上がる時…。
仕事終わり、ソファに座り込みたいけど、ご飯の用意をする時…。
子どもの反抗期に立ち向かう時…。

そんな時、私は『がんばれ私〜♪』と脳内応援歌を歌っています。
他人には言わないけど、自分にはけっこう言っていることに気が付きました。


09:00
2026/03/08

元気に老いる

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 先日私の母と、母の姉、叔父、いとこと韓国料理を食べに行きました。
3人は2年後にそれぞれ喜寿、傘寿、卒寿を迎えるということで、現在は75歳、78歳、88歳となります。

 年齢だけ見るとすっかりおじいちゃん、おばあちゃんですが、一緒に食事をしたり話したりしていると年齢を忘れてしまうほどよく食べるし、パワフルです。

 韓国料理店でサムギョプサルやチヂミ、冷麺、キンパなどを注文し、それらが間髪入れずにどんどんテーブルに運ばれてきます。テーブルも大きくないためどんどん平らげてお皿を片づけてもらわないことにはお皿をテーブルに置ききれません。そのためどんどん取り分けてほぼ無言で口に放り込む状態です。私も味わいながらも必死に食べ、もう入らない!となり、テーブルを見渡すと全てのお皿が空っぽで、一気に5人で平らげたようです。5人とも口を揃えてお腹一杯だね、おいしかったね、と大満足でお店をあとにしました。
その後、話したりない我々の足は自然と当然のように近くのカフェに向かいます。お口直しにコーヒーだけかと思いきや、これまたみんな当然のようにスイーツも注文し、それもペロリと平らげてしまいました。(一番若いはずの私はコーヒーでじゅうぶんでした。)

 母も叔母も叔父もよくしゃべるし、よく食べる!

 お出かけも大好きで旅行の計画をいくつも同時並行して立てているようです。

 いつも前向きでよく食べて、よく動く、そして日々健康のために色々なことをする。これが長生きの秘訣なのだろうかと感じたひと時でした。
 
 そんな私も今年50歳になります。もう半世紀も生きてしまったのだと、改めて自分の年齢に驚くばかりです。毎日楽しくて怖いものが何もなかった10代、体力の限界まで仕事と遊びに明け暮れた20代、子育てに夢中でいつの間にか終わっていた30代、そして40歳になったときは歳を重ねていくことに少し後ろ向きな気持ちもありました。
しかし数年前にこの図書館で働き始めた時に、私よりも年上の方が元気にはつらつと仕事をされている姿を見て、これまで抱いていた50代、60代のイメージがいい意味で覆され、初めて私も早く50代になりたい!と感じたことを思い出しました。一緒に仕事をしていくうちに、むしろその年齢を前向きに受け入れたいという気持ちがふつふつと湧いてきていました。そしてその50代を目前に控えたいま、大きな人生の節目と考えて、色々なことを始めました。ここではそれを明かすことはできませんが、老いに抗っていこうと日々試行錯誤しています。

 身近にいる職場の先輩や母や叔父叔母の姿から日々学ぶことばかりです。

 50代では喜寿、傘寿、卒寿を元気に迎えるための準備をしていけたらいいな、と思う今日この頃です。


13:43
2026/02/10

グラニースクエアの魅力

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グラニースクエアとはかぎ針編みで作る四角いモチーフです。グラニー…おばあちゃんが編んでいる、スクエア…四角い編み物と言う事だそうです。私は冬ではなく、去年の夏、外が暑すぎるので空調の効いた部屋に引きこもって、ひたすらグラニースクエアを編んでいました。夏の暑さはとても苦手なので、現実逃避をしていたのです。冬に編み物をされる方もいるかと思いますので、私が思うグラニースクエアの楽しさを3つご紹介します。


・編み方の単純さ
空調が効いているとは言え、夏の暑さに意識が朦朧としたままひたすら編めたのは、編み方の簡単さ、単純さがあると思います。私が作っていたのは、「わ」から始めて長編み3つと鎖編み3つ又は2つで作るものです。あとはぐるぐるぐるぐる段数を増やしていくだけ。しかも、たった5段で1枚できあがります。とても手軽に完成までたどり着けるので、達成感があります。

・色合わせの無限さ
インターネットを見ていると、大変編み物の上手な方が、糸の色を変えて編むものを紹介しているのに出会いました。色を変えるなんてめんどくさい…とは思いつつ、その美しさに憧れて、色を変える方法を覚えました。どの部分にどの色を配するかで模様が無限大に作れます。それはパズルにも似ています。昔から規則的な模様が大好きだった私には向いていたようです。

・四角の可能性の無限さ
四角いものを二枚重ねると平たい袋になります。平たい袋に紐を通す部分を付けて紐をつけると、巾着になります。私はこれだけで満足!でしたが、本を見ると実に多彩な繋げ方があり、丸いカバンから服までできるようなのです。この辺りになると、気の短い私には眺める事しかできませんが、それもパズルのようでおもしろいなぁと思いました。今はとりあえず、四角を繋げて長四角にする事を目指しています。…が、最近、やっぱり真四角がいいかなぁと増えたモチーフを眺めながら考えています。


冬の編み物にグラニースクエア、いかがでしょうか?


参考文献
『グラニースクエアだけのモチーフ編み』 ザ・ハレーションズ/著 日本文芸社
『かぎ針で編む つながるモチーフパターン』 さかいはな/著 日本文芸社
(現在、稲城市の図書館には所蔵がないのでリクエストしてください。)



09:00
2026/02/01

『ラーゲリより愛を込めて』

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タイトル:『ラーゲリより愛を込めて』
監督:瀬々敬久
請求記号:D7AF
資料コード:630338861

世界史好きな息子から薦められた映画を見てみることにしました。私は、戦争を題材にした映画は、観たあとに辛くなるので苦手なのですが…。

この映画は、第二次世界大戦後、シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜・山本幡男さんとその家族の物語。辺見じゅんさんのノンフィクション『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』を原作とした実話に基づく作品です。

残虐な場面も多々登場するのですが、観終わった後、私はなぜかとても優しい気持ちになりました。この作品は、とにかく、たくさんの愛であふれています。
親への愛、子どもへの愛、仲間への愛、裏切り者への愛…。

私が最も印象に残っているのは、妻子を失い絶望の淵にいる仲間に、山本さんが心の底から叫ぶシーンです。
「それでも生きろ!」
「何もなくても、それでもそこには絶対希望があるんです!!」と…。
どんなに苦しくても決して希望を失わず、笑うことも諦めなかった山本さん。その姿は、やがて周りの兵士たちの心に伝わって、彼らの行動を変えていきます。

タイトルの『ラーゲリより愛を込めて』という意味…。観る前は、山本さんが奥さんや子どもたちに向けた言葉だと思っていたのですが、観終わってみると、もちろんそれもあるのですが、ラーゲリを生き抜いた兵士たちから、現代に生きる私たちへ向けられた愛も含まれているような気がしました。

戦争とは規模が違いますが、日々の生活の中で、争い続ける私たち…。
目の前の人へ、ほんの少しでも愛を注ぐことができれば、いがみ合ったり疑ったり、攻撃したりすることもなくなるのではないでしょうか。

ラーゲリより、私はたしかに愛を受け取りました。
そして、山本幡男という人物を心から尊敬します。

この作品は、2月7日に中央図書館で開催される一般映画会で上映されます。
ぜひ、大画面でご覧ください。大きめのタオルも忘れずに…。


【資料紹介】
・『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』
著者:辺見じゅん
出版社:文藝春秋
請求記号:V916/ヘ
資料コード:650101222

・『寒い国のラーゲリで父は死んだ』
著者:山本 顕一
出版社:バジリコ
請求記号:289.1/ヤ
資料コード:311395277

・『ANTENNA』
著者:Mrs. GREEN APPLE 
請求記号:C7CA/ミ
資料コード:630338208


09:00
2026/01/15

SUP(サップ)に挑戦!

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 以前、こちらのコラムでジップラインに初挑戦したエピソードをお話ししましたが、今回はその初めての挑戦シリーズ第二弾!

 昨年の夏休み、南伊豆に旅行に行った際に初挑戦したSUPのお話です。

 SUP‥Stand Up Paddleboard(スタンドアップ パドルボード)
ハワイ発祥のウォーターアクティビティで、サーフボードの様な形の、言わば巨大ビート板の上に立ってカヌーの様にパドルを漕ぎながら水面を進んで楽しみます。

 東京に住んでいる私には今まで余り馴染みのないものでしたが、沖縄の人に聞くと、一家に一枚は絶対持っているという話。向こうでは自転車感覚でその辺の海で気軽に楽しんでいるというのです。

 さて、夏休みに遊びに行った南伊豆は、少し入江になっていて波も穏やかな海岸で、子どもも大人も水中アスレチックやシュノーケルを楽しんでいました。我が家の子ども達も最初はアスレチックやシュノーケルに夢中でしたが、ふとその横でSUPをしている人達を発見!聞けば、無料で貸し出してくれるとのことで、新しい物好きの上の子どもと一緒に早速チャレンジしてみる事にしました。

 最初に係の人が簡単に乗り方と行ってはいけない場所などの注意事項を話すと、さあ、行ってらっしゃい!と、突然送り出され、戸惑いながらもスタート。最初はいわゆる『バンビ』状態で、おっかなびっくり立って恐る恐るゆっくり漕いでいました。

 そのうち慣れてくると、ボードのどこに重心を置いたら安定するか、だんだんわかってくるように。実はその昔、カナダにて本格カナディアンカヌーを漕ぎながらキャンプをした経験がある私。パドル操作などは割と体が覚えているようで、慣れてくるとスピードに乗ることもできるようになってきました。

 一方で上の子どもは、さすが体幹を鍛えているだけあって、あっという間に乗りこなし、私が心配になる程すぐに沖の方まで一人で行って、「すごく気持ちよかった~」と大満足のご帰還。

 その後、私たちが楽しんでいる様子を見つけた下の子ども達も、なんだか面白そうだと、ボードに乗り込んできました。これはSUPの魅力の一つで、ボードが大きくそれなりに浮力があるので、子どもやペット乗せて複数人でも、マルチに楽しめるのです。よく、釣りやヨガを楽しむ人もいると聞きます。私も最終的には子供を乗せ3人乗りでカヌーのように遊んでいました。

 立ってスピードに乗って楽しむもよし、みんなでわいわいカヌーのように漕ぐもよし、疲れたら、座ったり寝たりぼーっと海の景色を眺めるもよし、そんな風にして日暮れまでSUPを堪能した夏の日でした。



 さて、お話には続きがあります。
 すっかりSUPの魅力にハマってしまった子ども達と私。
 実は、先日とうとう自前のSUPをゲットしてしまいました。
 最近では、早くSUP乗りに行こうよ~と子供達にせがまれる毎日に。
 早く暖かくならないかな。春が待ち遠しいです。

12:00
2026/01/08

「欲張り婆さん考」

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新しい年を迎え、みなさんはどのような目標をたてられましたか?

私にはここ数年、変わらず立てている目標があります。
それは、「今年こそはゆとりのある生活を送る」というものです。
この目標を毎年心に誓い、家族や友人にも宣言しているのですが、1年が終わってみると、結局忙しく過ごしてしまい、余裕がなかったと反省をするのが常です。

たぶん私にはやりたいことがたくさんあり、それを我慢しない、いわゆる「欲張り」な性格なのだと思います。

「欲張り」とは、
[名・形動]欲張ること。また、その人や、そのさま。 

「欲張る」
[動ラ五(四)]なんでもかんでもほしがる。欲深く振る舞う。

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書 https://www.weblio.jp/
 『デジタル大辞泉』小学館)

また、「欲張り」という言葉は、「強欲」や「貪欲」という言葉で表されるように、ネガティブな要素が強いような気がします。

そこでふと、昔話に出てくる「欲張り婆さん」が頭に浮かびました。
昔話の中の「欲張り婆さん」は、正直なお爺さん・お婆さんと対照的に描かれており、欲張った行動の結果、痛い目にあうというものです。

ですが、私は「欲張り婆さん」は、「生きる欲」があるからこそ欲張る気持ちが生まれるのではないか、つまり、元気だからこそ欲もあるのではないか、と考えました。
かなり強引な考えではありますが、ネガティブな意味の「欲張り」だけではなく、ポジティブな意味の「欲張り」も存在するのではないか、と思ったのです。

そこで、ポジティブな意味での「欲張り」について調べてみました。

すると、
・やりたいことが多いのは、まだ生きる意欲がある証拠
・欲張りは悪いことではなく、「もっと人生を楽しみたい」という前向きなエネルギー源になり得る
との考え方があることがわかりました。

というわけで、今年も私は「欲張り婆さん」ならぬ「欲張りおばちゃん」でいこう!と思った次第です。
とはいえ、「欲張り」=忙しい、ではないはず。
余裕のある欲張りを目指していきたいと思います。

さて、1年後、私はどんな「欲張りおばちゃん」に成長しているでしょうか。


09:00
2025/12/20

本がつなげてくれた素敵な時間

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 気づけば師走、あとわずかで新しい年を迎えようとしている。


 いつからこんなに一年がたつのを早く感じるようになっただろう。子どものときは「あっという間に」

時間が過ぎるのは寝ている時間と遊んでいる時間だけで、一年はもっと長いものだったような気がするのだが・・・


 今年の年頭に当たり、ずっとやりたいと思っていたはずのことを思い出し、何か一つ始めようと決めた。いつの間にか過ぎていってしまう時間に抗いたいと思ったのだ。思いついたのが「白糸刺繍」。

10年以上も前、慌ただしくて自分の時間が持てないでいたころ、図書館で返却された資料の中に「白糸刺繍」の本があった。返却カウンター業務では、返却された資料の中に利用者の忘れ物が挟まっていないか、パラパラとぺージをめくってチェックすることを行っているのだが、その「白糸刺繍」の本をめくっているうち、紹介されている作品の美しさにすっかり魅了されてしまったのだ。

いつかこんな刺繍が刺してみたい・・・


白糸刺繍はイタリアが発祥でそれが貿易などを通じてヨーロッパ各地へ広まったとされているらしい。白の麻布に白糸で刺繍が施されており、織り糸を抜いて糸でかがることで様々な文様が生まれ、まるで白磁のような美しさがある。


「白糸刺繍」の本を見るたび、いつかは、いつかは、と憧れるだけだったのだが、刺繍が習いたいと考え始めた頃、何という偶然、付き合いのある公園ボランティアの中に白糸刺繍の先生がいると知り、とんとん拍子で教えていただけることになった。


刺繍針を持つのは高校の家庭科以来〇分の一世紀ぶり。何にせよ、針に糸を通すのだって一苦労。最初に取り組んだのは織り糸を4目ずつ数えながら刺していくカウントステッチ(こぎん刺しに似ているかも)、細かい織り糸を数える作業にさえ手こずる始末。


少しずつ慣れて、刺したものでブローチができたり袋ができたりする。一針進んで糸を整え、また次の一針。一針ずつしか進まない刺繍はもどかしくなるほど時間がかかる作業だが、無心になると同時に心が穏やかになっていくのを実感する。真っ白の布に白の糸が絡み合って新たな空間の世界が広がるのは何とも言えず心地よい。


日々時間を見つけてはチクチク。刺してみたい図案に出逢うとワクワクが止まらない。図書館の本がつなげてくれた刺繍との出会いは私に充実した時間を届けてくれている。


今日も誰かと本との素敵な出会いが図書館で行われているに違いない。


09:00
2025/12/20

地球の歩き方 調布市

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 稲城市内にある某大型書店の特設テーブルに山積みになったこの本を見た時、内心びっくりしました。『地球の歩き方』に調布版が出ている! 
 地球の歩き方といえば言わずと知れた旅行ガイドブック。旅行先として人気の外国や国内の有名観光地を取り上げるイメージがあったので、多摩川を渡ったすぐそこの町名が見慣れたフォントでどーんと印刷された表紙は何だか不思議なもののように見えました。

 本書は調布の市制施行70周年となる今年、都内では初となる市版として刊行されたものです。250ページを越える大ボリュームで市内の見どころを幅広く紹介していて、その中にはもちろん、最近若い人たちにも人気の深大寺も。個人的に、深大寺に遊びに行くとたくさんあるお蕎麦屋さんのどこに入ったものかいつも迷うので、グルメマップはとても参考になりました。その他にも市内で暮らした漫画家・水木しげるにちなんだ「ゲゲゲの鬼太郎」関連スポット、映画・ドラマの撮影地、おいしいランチのお店やおしゃれなカフェなど、調布の目と鼻の先に住むわれわれ稲城市民にとっても興味深い内容がもりだくさんです。

 また、お散歩・観光ガイドとしてだけでなく、読みものとしても充実しています。調布を愛する著名人のインタビュー、市民が語るあるあるネタ(高確率で田園調布に間違われるそうな……)、市の歴史とゆかりの偉人を紹介するページなどどれも面白い内容でした。
 ちなみに本書の表紙ですが、通常版は市民アンケートで一位になった深大寺の風景。そして初回限定版は「ゲゲゲの鬼太郎」の原画をカバーイラストに採用しています。お近くの稲城市立図書館に所蔵されているのはどちらのバージョンなのか、ぜひお手に取って確かめてみてください。

 さらにちなみに、ですが、稲城市を取り上げたガイドブックとしては2014年に刊行された『るるぶ 稲城』があります。と言ってもこちらは8ページほどのパンフレットなのですが……。
 稲城市は今年で市制施行54年。60周年の節目にはぜひ『地球の歩き方 稲城市』も出版されてほしいものです。

著作編集:地球の歩き方編集室
資料コード:612487700
請求記号:T20.39/チ

企画制作:JTBパブリッシング
資料コード:650086331
請求記号:K28/ジ
(資料コード、請求記号は中央図書館所蔵のものです)


09:00
2025/12/05

観る鉄

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 鉄道マニアには様々な種類がありますね。写真を撮りたい「撮り鉄」、音を楽しみたい「録り鉄」、旅を楽しみたい「乗り鉄」、電車が大好きな子どもは「子鉄」というそうですが、御茶ノ水駅そばの聖橋にも撮り鉄垂涎の撮影スポットがあります。JR総武線、JR中央線、地下鉄丸の内線の3車両が橋の下で立体交差する時間帯が何度かあって、最近はここを目指して集まってくる外国人観光客も多いそうです。

 私は撮り鉄ではなくて、どちらかというとローカル線のひとり旅を楽しむ乗り鉄なのですが、「聖橋」「総武線」「中央線」とワードを並べた時に浮かんでくる歌があります。さだまさしさんが1978年に発表した「檸檬」。食べかけの檸檬を聖橋から線路に放り投げる彼女と、それを見つめる彼。橋の下には赤い中央線と黄色い総武線。

 さださんは文学青年でいらっしゃいましたから、当然この歌は梶井基次郎の「檸檬」をモチーフにして、敢えて漢字のタイトルにしたのでしょう。酸っぱい檸檬に凝縮された若さゆえの焦燥と将来への漠然とした不安は、その頃学生だった私にも共感できるものがありました。50年近く経った今でも、御茶ノ水駅を降りるとあの頃の学生たちの姿がぼんやりと浮かんでくる気がします。

 ところで、電車が交差するスポットですが、恐らくは誰にも知られていない、私だけのお気に入りの場所が稲城市内にあります。長峰から鶴川街道へ向かう坂道を降りきったあたりの正面から、駒沢学園の道をまたぐように京王相模原線の高架が見えます。稲城駅と若葉台駅をそれぞれ7時45分に発車した上りと下りの電車が、ちょうど7時46分にこの上ですれ違うのです。電車の遅延もありますから、毎日この光景が観られるわけではありません。通勤の道すがら、このピッタリ交差が観られた日は「今日はラッキー!」とその日の仕事のモチベーションがあがる気がします。

 若き日の檸檬の酸っぱい感傷とはまったく違った、楽しいだけの電車の交差。観ているだけで満足できるのは、さしずめ「観る鉄」とでも言うのでしょうか。

 さださんの「檸檬」は「天晴(あっぱれ)~オールタイムベスト~さだまさし」(630195615)と「私たちの青春~フォーク&ニューミュージック・ベスト~」(630339976)に収録されていますが、大竹しのぶさんがさださんの曲を朗読された「吟詠~さだまさしの詩(うた)~」(630189968)という珍しいCDも中央図書館にあります。


09:00
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