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開館時間

中央・iプラザ 9:00-20:00
第一~第四 10:00-17:00
*7月21日~8月31日 
 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

すてきな絵本・たのしい絵本5・6歳

5・6歳になると個性もはっきりし、自分の好み、得意分野なども明確になってきます。好奇心旺盛で、本選びの幅もぐんと広がります。

科学絵本や言葉遊び絵本など、子どもたちの興味や発見などその場に応じて選んであげて下さい。 

もう一人前の読書家で、物語を深く心で受けとめるようにもなります。毎日一章ずつ読み進み、親子で続きを心待ちにするのも楽しいものです。
 
また、この時期に文字を覚える子どももいます。でも、絵本を読むことと、字を読めることは別です。 「一人で読みなさい」と本だけ与えないでください。
 

5・6歳のお子さんにおすすめの本(1冊~20冊)

 絵本表紙
 題名・作者・出版社・内容
 赤ずきん
グリム/作  バーナディット・ワッツ/絵
岩波書店
(内容)ある日、赤ずきんはお母さんにいいつかって、森に住むおばあさんの所に出かけますが、途中道草をくったためにオオカミに食べられてしまいます。数あるグリム童話の中で最もなじみの深いお話。こまやかな配慮のなされた絵がより一層ストーリーを盛り上げます。
 いっすんぼうし
いしいももこ/ぶん  あきのふく/え
福音館書店
(内容)おじいさんとおばあさんの念願がかなって生まれたのは、親指ほどの大きさの一寸法師。王朝風の優雅な絵が、昔話の世界へ引き込みます。
 おなら
長新太/さく
福音館書店
(内容)どうして、おならはでるんだろう?くさいおならとくさくないおならがあるって、ほんとかな?おならのしくみをユーモラスに描いています。
 おやすみなさいフランシス
ラッセル・ホーバン/ぶん  ガース・ウィリアムズ/え
福音館書店
(内容)あなぐまのフランシスは、寝る時間になってもちっとも眠れません。ひとりで寝室にいると、こわいものが次々と思い浮かび、そのたびに両親に訴えにいきます。フランシスシリーズの1作目です。
 オリバーくん
ロバート・クラウス/ぶん  ホセ・アルエゴ/絵
ほるぷ出版
(内容) オリバーくんは、おしばいをするのが大好きなふくろうです。両親は、彼の才能に大きな期待をかけ、いろいろ勉強をさせます。オリバーくんも一生懸命がんばります。さて、大きくなったオリバーくんは、一体何になったのでしょうか。色彩豊かな美しさの中に、皮肉のピリッときいた絵本です。
 

かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック/さく
冨山房
(内容)おおかみのぬいぐるみを着て、大あばれをしたマックス。夕飯抜きで寝室に放り込まれたマックスは、舟に乗ってかいじゅうたちのいる所へ乗り込みます。センダック特有の細かいタッチの絵で、空想の世界が繰り広げられています。

 

かにむかし
木下順二/文  清水  崑/絵
岩波書店
(内容)昔話「さるかに合戦」を絵本化したもの。繰り返し言葉や擬音的な言葉が、リズミカルで耳に心地よい。ほんのり朱をほどこした水墨画と独特の語り口が、味わい深い世界を作っている。数ある「さるかに絵本」の中でも人気のある一冊。

 からすのパンやさん
かこさとし/さく
偕成社
(内容)からすのパンやさんに四羽の赤ちゃんがうまれました。パンやさんは子育てで大忙し、お店どころではなくなり、貧乏になってしまうのですが…。いろいろな種類のパンが描かれた場面は、子どもたちの人気です。
 げんきなマドレーヌ
ルドヴィッヒ・ベーメルマンス/作・画
福音館書店
(内容)パリの寄宿舎に12人の女の子が暮らしていました。ある晩、先生はふと目を覚ましました。「ようすが  どうも  へんですね」。フランスらしいしゃれた挿絵が魅力的。元気な女の子マドレーヌがいきいきと描かれています。
 こいぬが  うまれるよ
ジョアンナ・コール/文  ジェローム・ウェクスラー/写真
福音館書店
(内容)子犬が産まれる瞬間から、乳離れするまでを白黒の写真でつづった写真絵本です。子犬の成長を通して、命のすばらしさが伝わってきます。


 絵本表紙
題名・作者・出版社・内容
 ことばあそびうた
谷川俊太郎/詩  瀬川康男/絵
福音館書店
(内容) 「かっぱかっぱらった  かっぱらっぱかっぱらった  とってちってた」など、ゆかいでリズミカルなことばあそびうたを集めた絵本です。親子でおもわず口ずさみたくなる楽しい絵本。
 こんとあき
林明子/さく
福音館書店
(内容)こんは、きつねのぬいぐるみ。あきが、赤ちゃんの時からいっしょでした。腕がほころんでしまったこんを直してもらいに、二人でおばあちゃんの家へ出かけますが…。幼い子の心をとりこにするたのしさとあたたかさをもった絵本です。
 三だいの機関車
ウィルバート・オードリー/作  レジナルド・ドールビー/絵
ポプラ社
(内容)ちびの機関車エドワード。大きくていばりんぼうのゴードン。雨が大きらいでトンネルから出てこないヘンリー。三台の機関車がくりひろげるお話が3編入っています。1冊読むのに時間がかかり、お母さん泣かせの絵本ですが、子どもたちは大好きです。26冊シリーズの1作目です。
 しずくのぼうけん
マリア・テルリコフスカ/さく  ボフダン・ブテンコ/え
福音館書店
(内容)村のおばさんのバケツから、ぴしゃんとしずくは旅にでました。水‐水蒸気‐氷とさまざまに変態する水の性質を楽しい冒険ものにしたてたポーランドの絵本です。
 しっぽのはたらき
川田健/ぶん  薮内正幸/え
福音館書店
(内容)ページを開くとまず「しっぽ」が出てき、次のページで何の動物かが明かされます。11種類の動物が、写実的に描かれ、しっぽがいかに役だっているかを気づかせてくれる絵本です。
 11ぴきのねこ
馬場のぼる/さく
こぐま社
(内容) いつもお腹をすかしている11ぴきのねこは、大きな魚を捕まえに出かけます。せっかく捕まえた魚なのに、一夜明けると骨ばかり。ユーモアいっぱいの絵は子どもたちに大人気です。11ぴきのねこが活躍する本は他にもたくさんあります。
 スイミー
レオ・レオニ/さく
好学社
(内容)赤い小さな魚の中に、たった一ぴきまっ黒な魚がいた。誰よりも泳ぐのが速いスイミー。ある日、大きなまぐろに赤い魚たちは全員飲み込まれてしまいました。スイミーは仲間たちと力を合わせ、みごと大きな魚を追い出すことに成功します。
 すてきな  三にんぐみ
トミー・アンゲラー/さく
偕成社
(内容)黒いマントに黒い帽子。こわーい泥棒三人組。夜になったら山をおり、泥棒家業に精を出す。ある日、三人がつかまえたのは、みなし子のステファニーちゃん…。テンポのよい話の運びと黒をきかせたすっきりした絵が魅力の絵本。
 せんたくかあちゃん
さとうさきこ/さく・え
福音館書店
(内容)せんたくの、だいのだいのだいすきなかあちゃんがいました。家の中から外まで、何でも洗ってしまいます。そこへ、まっ黒なかみなりさまが落ちてきて…。とにかく元気でたくましいかあちゃんが、魅力的です。子どもといっしょに、大いに笑ってください。
 たべられるしょくぶつ
森谷憲/ぶん  寺島龍一/え
佼成出版社
(内容)キャベツ・ネギ・なすなど、身近な野菜をあげて、種から葉を出し、立派な野菜になるまでを解説しています。色えんぴつで描かれた正確で美しい絵が子どもたちをひきつけます。

  

 

5・6歳のお子さんにおすすめの本(20冊~36冊)

 絵本表紙
 題名・作者・出版社・内容
 ちいさいおうち
バージニア・リー・バートン/ぶん・え
岩波書店
(内容)田舎の静かな所に小さいおうちが建てられました。しっかりと丈夫できれいな家です。小さいおうちは、リンゴの木や畑にかこまれて、幸せでした。しかし、まわりはどんどん変わって、にぎやかな町になっていきました…。自然がどんなに大切かを静かに語りかけています。
 ちからたろう
いまえよしとも/ぶん  たしませいぞう/え
ポプラ社
(内容)貧しくて風呂に入る暇のない、じいさまとばあさまは、垢で人形を作った。人形は「ちからたろう」となって、化け物を倒しに行く。奔放な力強い絵は、主人公のたくましさを映し、迫力あるストーリーを盛り上げている。
 ちびゴリラのちびちび
ルース・ボーンスタイン/さく
ほるぷ出版
(内容)森のみんなにあいされているちびゴリラのちびちび。誰もが何かをしてやりたくなる幼いちびちびの小ささと、成長した時の大きさの対比が予想を超えてたのしい。
 ひとまねこざる
エッチ・エイ・レイ/文・絵
岩波書店
(内容)おさるのショージは好奇心いっぱい。大好きな黄色い帽子のおじさんに会いたくて、動物園の檻から脱走し、大騒ぎや失敗を繰り広げます。いい子とは程遠いジョージは子どもたちのアイドル。ユーモアあふれた陽気な絵が楽しい。シリーズで読めます。
 100まんびきのねこ
ワンダ・ガアグ/ぶん・え
福音館書店
(内容)「うちに  ねこがいっぴき  いたらねえ」というおばあさんのために、おじいさんはねこを探しに出かけました。ついたのは、どこもかしこもねこでいっぱいの丘。どれもきれいで、ついひろっていくうちに…。ガアグの絵が物語を印象づけます。
 

ぶたたぬききつねねこ
馬場のぼる/さく
こぐま社
(内容)おひさま・まど・どあ・あほうどり…。さあ、何の本かわかりますか。りんごの中からごりらが出てきて、ごりらの吹いたらっぱからは、ぱいなっぷるが飛び出します。そう、しりとりの絵本です。しりとりをしながら、一つのお話としても楽しめます。

 

ブレーメンのおんがくたい
グリム童話  ハンス・フィッシャー/え
福音館書店
(内容)年をとり、仕事ができなくなったロバは音楽隊にやとってもらおうとブレーメンへ向かいます。その途中、犬・猫・おんどりが仲間に加わり町をめざします。フィッシャー独特の線の美しい絵でグリムの昔話を盛り上げています。

 ほね
堀内誠一/さく
福音館書店
(内容)魚を食べると骨が残る。でもタコには骨がない。もし、あなたのからだに骨がなかったら…。動物の骨のしくみや役目をユーモラスな絵とわかりやすい言葉で描いた科学絵本。
 モチモチの木
斉藤隆介/作  滝平二郎/絵
岩崎書店
(内容)豆太は夜中にひとりでおしっこにも行けない弱虫。勇気のある子どもだけ見えるというモチモチの木にともる灯もとてもみられそうにない。ところが、じいさまが腹痛で苦しみだした時…。本当の勇気や優しさとは何かを教えてくれる絵本。
 ももたろう
松居直/文  赤羽末吉/画
福音館書店
(内容)日本を代表する昔話。桃から生まれたももたろうが、お供の動物を連れ、鬼ケ島へ鬼退治に出かけます。繰り返される動物とのやりとりもリズミカル。ももたろうの活躍する姿が力強いタッチで描かれています。

  

 絵本表紙
題名・作者・出版社・内容
 いやいやえん
中川季枝子/さく  大村百合子/え
福音館書店
(内容)しげるは4歳。ちゅーりっぷ保育園のばら組です。積木の船でくじらをとりに出かけたり、子ぐまが入園してきたり、元気なしげると保育園の子どもたちの楽しいお話が7編入っています。
 エルマーのぼうけん
ルース・スタイルス・ガネット/さく  ルース・クリスマン・ガネット/え
福音館書店
(内容)エルマーは、りゅうの子が恐ろしい動物に捕らえられているという話をきき、助けに行きます。持ち物はチューインガム、歯ブラシ、キャンディ…。次々にふりかかる危険をこれらを使って、切り抜けます。
おしいれのぼうけん
古田足日・田畑精一/作
童心社
(内容)あきらとさとしは、保育園の昼寝時間にあばれて、おしいれに入れられてしまいました。すると、ねずみばあさんが、たくさんのねずみを引き連れて登場。戦いがくり広げられます。おしいれの中のファンタジーの世界が、子どもたちをひきつけます。

金のがちょうのほん
レズリー・ブルック/文・画
福音館書店
(内容) イギリスの有名な昔話「金のがちょう」「三びきのくま」「三ひきのこぶた」「親ゆびトム」が一冊におさめられた絵本です。ブルックのクラシカルなさし絵が、昔話の楽しさを見事にひきだしています。
 はじめてのキャンプ
林明子/さく・え
福音館書店
(内容) ちっちゃいなおちゃんは「大きい子と同じようにやる!」という約束で、キャンプに行けることになりました。「ちっちゃいからダメ」と言いながらも温かく見守る年上の子たち。「大きな子のようにできた!」という自信と満足感がストレートに伝わってきます。
 もりのへなそうる
わたなべしげお/さく  やまわきゆりこ/え
福音館書店
(内容)5歳のてつたくん、3歳のみつやくんの兄弟は、森で「へなそうる」と出会います。へなそうるは、赤と黄色のしましま模様。おにぎりが大好きなくいしん坊で、とてもこわがり。子どもたちは、生き生きした「へなそうる」に夢中になるでしょう。