タイトル:『あかり』
著者:林木林
請求記号:Eハ
資料番号:611725138
図書館で働いていると数多の本が目の前を通り過ぎていきます。
その中でも「家に置いておきたい本」に出会えた時、数多くのアイドルの中からイチオシを見つけた時のような高揚感を感じることがあります。
今回はそんな「家に置いておきたい本」を紹介したいと思います。(図書館なので、まずは借りてみていただけると嬉しいです)
『あかり』という絵本で、詩人でもあり童話作家でもある林木林(はやしきりん)さんの作品です。
この絵本は、赤ちゃんの幸せを願ってお母さんが作ったひとつのろうそくのおはなしです。
生まれて、成長し、老いるまでのいのちをテーマにした絵本となっています。
幸せを感じる時、
家族が増えた時、
好きな人ができた時、
ケンカした時、
一人暮らしを始めた時、
不安な時、
孤独を感じる時、
ろうそくにあかりを灯す。
ろうそくは優しくそっと隣に寄り添ってくれているよう。
あかりを灯しては短くなっていくろうそく。
心の奥が静かにオレンジ色で包みこまれ、子供、大人問わず、心に残る絵本です。
林木林さんの著作には他に、
『こもれび』や『ひだまり』があります。
『二番目の悪者』も現代社会において考えさせられる名著です。
参考資料
タイトル:『こもれび』
請求記号:Eハ
資料番号:612140074
タイトル:『ひだまり』
請求記号:Eハ
資料番号:411346874
資料番号:510710281
タイトル:『二番目の悪者』
請求記号:Y726.5ハ
資料番号:612444759