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スタッフコラム
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2019/09/12

防災

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

9月1日は防災の日でしたね。

うちでは、非常時持ち出し用の大きなリュックを玄関に置いています。

防災の日に合わせて点検してみました。

 

定期的に点検しているつもりでしたが、賞味期限切れの非常食が出てきました。

以前の点検の際、まだいける、とリュックに戻したのでしょう。

期限切れの近い物は試食し、新しい食料を追加しなければいけなかった、

と反省です。

 

今回思い切って、食べたい食料を非常食にしようと決め、
ネットで探してみたところ、あまりにもたくさんの保存食があり、
驚きました。


缶入りのパンや缶詰、乾パン、レトルト食品から、

いろいろな種類のアルファ米や長期保存のできるお肉、

おいしそうなおかずまで、普段の食事にも良さそうです。


まさに、食べ慣れた食事、またはそれに近い食事が災害時に用意できたら、

少しは安心できるのではないでしょうか。

 

探した結果、五目ご飯などのアルファ米のセットと、
甘い物をポチッと購入。

他にいつも食べている缶詰をリュックに詰めました。


水、軍手、ライト、マスク、ティッシュ、タオル、トイレットペーパー、
充電器、ラジオ、などなど詰め込んだら、リュックがパンパンに。

とりあえず、別のリュックにも詰め分け、玄関と枕元に用意しました。

玄関には、地震の怖い私用のヘルメットがあるので、

避難するときが来たらヘルメットを被り、リュックを背負って逃げます。

 

ん?しかし、家族がいればそれぞれリュックを背負えるが、

私一人のときは2つのリュックを背負うのか?


あれ?いつも使っている小さなリュックに貴重品や薬と
大事な物が入っているが、それら3つを背負って逃げられるのか?
肩2つしかないのに…無理か。

 

今一度リュックの中身、見直したいと思います。

 

 

◆防災に役に立つ資料

・『何が起きても命を守る 防災減災BOOK』 ゆうゆう編集部/編 

(資料コード61180324-3)

・『台所防災術』 坂本廣子・坂本佳奈/著

 (資料コード61151901-3)

・『地震イツモマニュアル』 地震イツモプロジェクト/編

 (資料コード61187104-7)

・『くらしの防災』 坂本廣子・坂本佳奈/著

 (資料コード61192836-4)

・『大地震あなたのまちの東京危険度マップ』 中林一樹/監修

 (資料コード61151276-5)

 ほかにもありますので、手に取ってみてください。


06:30
2019/09/11

お稽古

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昨日は仕事の後、お花のお稽古でした。


自宅近くにお教室があり、仕事が終わってからでもお稽古してくださるので、
かれこれ10年以上続いています。


恥ずかしながら、子どものころからお稽古ごとで10年以上続いたものは
このお花だけです。

お教室が自宅至近というのが大きいですが、お花を生ける時間は
無心になれるところがいいなと思っています。

10年たっても生け終わるまでに1時間くらいはかかってしまうのですが、
この小1時間は何も考えずお花と向き合っています。

生きているお花をさわり、無心になる時間。気持が落ち着きます。


なんとか自分で生け終わり、先生に見ていただくのですが、
はじめの頃は全部抜いて初めから生け直されておりました。

最近はそれはなくなりましたが、先生に手直しいただくと、
あぁ…とため息が出るほど凛とした姿にかわります。


先生は今でも京都までお勉強に行かれています。
「道」とつくお稽古に終わりはないようです。
私も細く長くお稽古を続けていこうと思っています。


昨日は初めての“小さい花器を使った自由花”のお稽古でした。
花材は、フトイ・デンファレ・リンドウ・タマシダです。


06:30
2019/09/10

遠野物語の舞台で

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

8月のお盆は母方の祖母の家で過ごしました。


祖母の家は柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県遠野市にあります。

駅前にコンビニもなく、駅の売店も近くの(ショッピングモールとは
名ばかりの)スーパーも夜8時より前に閉まってしまう田舎町ですが、
幼少期から昔話や妖怪が好きな私はあちこちに河童のモチーフがある
この町が大好きでした。


子どもの頃には、駅前の可愛くもない酒盛りをする河童のモニュメント?
の盃に水や草を入れたり、川の横を通る時には河童を探しながら歩いたり、
駅近くの道に書かれた河童の足跡を通るたびにたどっていたのを
覚えています。いつぞやに「河童捕獲許可証」が登場した時には、
親にねだって買ってもらいましたが、今ではどこにいったのやら…。


小学校の頃には、ほんとはそんなのいないんだよな…と思いながらも、
母を含め遠野の人たちは馬鹿にした態度をとることもなく
当たり前のように「河童」や「座敷童」などの存在を話題にあげるので、
「あれ?もしかしたらいてもおかしくないのか?」なんて思って、
河童探しなんかは結構本気でやっていました。

昔祖母の知り合いが奉公先の醤油屋で座敷童にあった話などを
聞いた時には、夜中寝たふりをしながら声や足音が聞こえないかと
ワクワクしていました。(元々ギシギシと家鳴りがするので
よくわからない音はいくらでも聞こえたのだが。)
自由研究で遠野の昔話を調べたこともあります。


そんな感じなので、もちろん『遠野物語』も読んでみることに。
文庫を買って読んだのは高校生の頃でした。

文章が古めかしくてうまく理解できない部分も多かったのですが、
ちょうどその頃「遠野物語100周年」だとかで水木しげるさんの
漫画版遠野物語が出ていて、理解するのに大変役立ちました。

物語の中に水木しげるが入り込んでいるような様子で
解説してくれたりする形式になっており、おすすめです。


『遠野物語』は、遠野に住む佐々木喜善から聞いた遠野に関する民話や
伝承を民俗学者の柳田国男が書きまとめたものですので、
遠野で祖母や親族の方と接していると実際にそこに出てくる風習や
信仰に触れる機会があったりします。

数年前の夏、大叔父がなくなった際に母と二人で寝ずの番をした時には、
物語の中に「寝ずの番をしていた時に狐が操ったことで
死体が突然動き出す」といったような話があったのを思い出し、
曲がり家の面影が残る古くてだだっ広い家で、何かもわからない
動物の鳴き声や家鳴りを聞きながらドキドキしたのを覚えています。


近年はこの町も昔以上に町おこしに力をいれているようです。
その町おこしの主軸はやはり民話の里であり『遠野物語』の舞台であること。

昔の建築や風景も大切に残しているので、興味のある方は昔に比べて
断然行きやすくなってはいますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。



参考資料:『遠野物語』柳田国男(資料コード:550025100 他)


06:30
2019/08/30

写真整理

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姉と休みが一緒になったある日。
小さい頃の写真を整理することになりました。

段ボールやお菓子の空き缶にしまってある写真の束を出してきて、
いつの写真なのかを確認しながら、仕分けをしました。

ただ、写真が多いこともあり、確認していく作業がなかなか大変で…。

写真を見るなり、まず姉なのか私なのかの確認から始まり、
これは何歳の時の写真だの、どこに行った時の写真だのと両親に聞いたり、
眺めたりしているので、そりゃ進むわけもなく…大変でした!


だけど、写真を見ていると小さい頃の私は、笑顔で楽しそうに
写っている写真はあまりありませんでした。

姉と遊んでいる写真は比較的笑っているのですが、
その他はだいだい、泣いているか、ぼーっとしているか、
睨んでいるかの3種類に分けられるぐらいで、我ながら不思議でした。


なので、母にその理由を尋ねてみました。
私「ねぇ、なんで私、こんなに写真写り悪いの!?」
母「あぁ…あんた小さい頃、写真嫌いだったから!笑」

…あぁ、納得。そりゃ、笑顔の写真が少ないわけだ(笑)

今回、久しぶりに小さい頃の写真を見返して、
どの写真も見ていて面白かったです!

仕分けは終わったので、今度はそれをアルバムにまとめていく作業が
待っています。まだまだ写真整理は終わりそうにありません…頑張ります!


06:30
2019/08/28

夏の舞台

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夏。

高校生が活躍する大きな舞台といえば、多くの人が甲子園を
思い浮かべると思います。

しかし、熱い戦いが繰り広げられている『舞台』は、他にもあるのです。

全国高等学校総合文化祭。
いわゆる文化部の全国大会です。

開催県は毎年変わります。その県内のいくつかの会場に、
全国から来た文化部の高校生たちが集い、日頃の活動の成果を
発揮するのです。

『舞台』といえば、演劇!
高校演劇の全国大会も、ここで行われています。

地区予選から勝ち抜いてきた代表校が公演を行い、
優秀校3校と、最優秀校1校が決められます。
上位4校は、夏の終わりに国立劇場で公演することができるのです。

その様子は、テレビで全国放映され、私は毎年この時期を
楽しみにしておりました。

私が高校生だった時、地元の高校が全国大会で優秀校となり、
テレビで放送されました。

初めてその舞台を観て、衝撃を受けました。
同じ年くらいの子達が、こんなにも堂々と演技をしている!
すっかり圧倒されてしまい、以来、高校演劇に夢中です。

私自身は、演劇部ではなかったのですが、文化祭や
地区予選を観に行ったり、近場であれば全国大会へも足を運んだり、
国立劇場公演へ行ったこともありました。

近年では、公演部分は最優秀校のみの放送となっているようで、
ちょっと残念です。

とにかく、高校によって芝居への挑み方が違うのが面白いです。

公立、私立、男子だけの舞台、女子だけの舞台、
大勢の部員がいるところ、たったひとりで演じきる高校……。

脚本も、既成のもの、顧問の先生が作ったもの、
部員たちが作り上げたものと、高校ごとに違いがあります。

題材も、学校生活を含む日常、社会問題、戦争、文学作品、海外ものなど、
挙げればきりがありません。

私は個人的に、オリジナルの脚本、特に生徒のものが好きです。
練習を繰り返していく中で、形を変えていったのだろうなーという様子も
伺えますし、当て書きに近いのか、役者さんたちも生き生きして見えます。

時事ネタや、地方ネタ、特に方言でのセリフなどが盛り込まれ、
大きな笑いが起きるのも、こういった作品に多いように思います。

当たり前ですが、高校演劇は高校生にしか出来ません。

地区予選は秋頃から始まり、全国大会は夏なので、年度をまたぎます。
3年生の引退があります。予選メンバーのまま、
全国大会へ臨めない場合もあるのです。

上演作品は変更できません。
そこで起こる変化もまた、面白みの一つなのですが、なんとも切ないです。

こういった諸々が、60分以内という決められた時間の中に
凝縮されているのです。

一瞬で消えてゆくものに、自分たちの今を、
詰め込めるだけ詰め込んでいる姿は、とても眩しいです。

その限られた輝きを、生で観られるのが高校演劇です。

プロの舞台とも、劇団の公演とも違う魅力がたくさんあります。

実は身近なところにあるお芝居、目を向けてみてはいかがでしょうか。



【資料紹介】 
『幕が上がる』平田オリザ 講談社 (請求記号913.6/ヒ)


06:30
2019/08/25

ラベンダーの香り

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

ラベンダーといえば、皆さまは何を思い浮かべられますか?
北海道の満開のラベンダーのお花畑でしょうか。

私は何と言っても、『時をかける少女』です。

映画やテレビドラマにもなっていて知ってらっしゃる方も
多いことでしょう。この物語の中ではラベンダーの香りが
主人公の少女をタイムトラベルにいざなうという大きな役割を
持っています。


私が小学生のころ『タイム・トラベラー』というタイトルで
NHKの「少年ドラマシリーズ」で放映されたのですが、
毎週土曜日を楽しみに待ち、ラベンダーの香りってどんなだろうと
想像したものです。


ラベンダーの苗が簡単に手にはいるこの頃とはちがって、
当時、ラベンダーにふれる機会もなかったのですが、
大人になってハーブ全般の講座に通うようになって
ラベンダーの精油の使い方を教えてもらい、今では親しみのある
香りとなりました。


ラベンダーの効能は鎮静、抗菌・殺菌、消炎作用など。

鎮静作用はストレス、緊張、不安、イライラなどをやわらげ、
リラックスさせてくれますし、抗菌・殺菌作用のおかげで
風邪などの感染症にも効果があります。消炎作用は
やけどやかゆみを改善してくれます。まさしく万能。
お家にラベンダー精油を1本備えれば憂なし。


というわけで、私はお風呂のときにお湯に数滴、寝る時は枕に1滴、
洗濯のときの最後のすすぎの時に1滴、やけどや虫さされの時は
オイルで薄めて患部に塗ったりして、日々ラベンダー精油の
お世話になっています。

筋肉痛のときはマッサージオイルに混ぜて塗ると、
痛みがすーっとおさまりますし、風邪のときにはマスクに1滴たらしたり、
アロマランプ等で家に香らせると不快感がやわらぎます。


今や日常の香りとなったラベンダーの香りは甘やかで
爽やかさを感じる私の大好きな香りです。


≪図書館にある関連資料のご案内≫

・『時をかける少女』筒井康隆/著
    (資料コード:410327696 など)

・『時をかける少女』(DVD)大林宣彦/監督
    (資料コード:630057299)


06:30
2019/08/18

ひんやりと♪

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8月になると、やっぱりつめた~い物が食べたくなりますね。

子どものころ、盆踊りの帰りにかき氷(イチゴ味が好きでした!)を
祖父に買ってもらうのを毎年楽しみにしていました。

子どものころ食べたかき氷は、ピンクのシロップが透明な氷にかかっていて…
という感じだったと思うのですが、最近のかき氷は本当に
多種多様で、驚くほど進化を遂げているような気がします。

全国の氷屋さんを紹介している『かきごおりすと』という本を
読んでみたところ、オシャレでゴージャスなかき氷がたくさん!

動物の形になっていたり、マンゴーやプリン、白玉がのっていたり…
どうしても食べてみたくなり、掲載されていたかき氷屋さんに行ってみた
ところ、大変おいしく見た目も華やかで大満足でした。

氷好きが高じてか、何かしら凍らせてみたい…シャリシャリ食べたい…
という気持ちになり、冷凍がマイブームとなっております。
(世の中も冷凍ブームでしょうか?冷凍の料理の本、検索すると
たくさん出てきてビックリです)

毎日のようにヨーグルトやプリンを凍らせて、シャリシャリと
シャーベットのように食べているのですが、全く飽きる気配がありません。

クリームパンとかの菓子パン系やトマトやフルーツもいける!
と、試行錯誤して楽しんでいます。

食材を買ってくるたびに、これは冷凍したらさらにおいしいのでは?!
と考えこんでしまう夏の日々をすごしています。

●参考資料
『かきごおりすと かき氷食べ歩きガイド決定版』
VOL.3~Vol.7 FISH RECORD
図書館資料コード 650103497、650103460、650103450、
650103479、612085446 他
06:30
2019/07/20

冷蔵庫

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

我が家に新しい冷蔵庫がやってきました。

今まで使っていたのは、初めて一人暮らしをする時母に買ってもらった、
100リットルちょっとしか入らない小さくて白い冷蔵庫。

時々調子がよくないのと、サイズが不便になってきたので、
買い替えることにしました。


電気屋さんで新しいものを選ぶ時は楽しくて、早く配送日が来ないかなと
わくわくしましたが、その日が近づいてくると、少し寂しくなってきます。

よく知らないメーカーのオシャレでも何でもない冷蔵庫でも、
長年使えば愛着も湧くものです。

一人暮らしを始める時、入居日と家電諸々の配送日が合わず、
冷蔵庫も洗濯機もテレビも無い一週間を過ごしたこと
(炊飯器はあったので食事はふりかけごはんでした)。

実家から送られてきた食材で冷蔵庫がパンパンになったこと。
料理スキルを身につけず家を出たけれど、探り探り作る料理が
楽しかったこと。

自炊に飽きた頃、久しぶりに冷蔵庫を開けたらものすごい臭いがして、
ビニール袋の中でニラが水に変わっていたこと
(ニラを買ったらすぐ使い切ろうと決めました)。

旅行に行く度、自分用のお土産にご当地マグネットを買い、
冷蔵庫に貼り付けて増やしていくのが楽しかったこと。


当日、中の食材を出し、掃除をして、新しい冷蔵庫が届くのを待ちながら、
学生時代を思い出しました。


あの時買ってもらった家電も、引っ越しをする度に少しずつ減っていき、
冷蔵庫が世代交代した今、残るは炊飯器と電子レンジだけになりました。

少しずつガタがきてはいますが、もう少し頑張ってもらおうと思います。


17:30
2019/07/08

梅しごと

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

 

6月にスーパーの店頭に青梅が並ぶと
「梅しごとの季節になったなぁ」と思います。

我が家で梅しごとを始めて3年目。
タイミングが合えば夫も娘も一緒にやります。

以前から梅干し作りに興味はありましたが、梅を漬ける容器や重石等、
色々と買い揃えなければならず、大変そうなイメージがありました。

が、容器は密閉できるフリーザーバッグで代用でき、
思ったよりも簡単に出来ることがわかりました。

1年目より2年目と、漬ける梅の量は増えていき、
昨年は夫と私の両親や、友達にもお裾分け。

3年目の今年は、娘の希望で梅干しに加え、初めて梅シロップも
作ることにしました。

梅シロップ用には青梅を1kg購入。
梅干し用には完熟梅を昨年よりも多い10kg購入。

個人的には、梅のヘタを取る作業が、すごく好きです。

このブログがアップされる頃には、梅シロップも梅干しも
美味しく出来てるでしょうか?

日々、変化していく梅を眺めながら、心待ちにしています。


06:30
2019/06/21

好男子!

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

5月某日、つい先ごろまで上野の国立博物館で開催されていた
「東寺展」に行ってきました。

お目当ては日本一イケメンな帝釈天、「帝釈天騎象像」です。

会期も終盤に近いせいか、大嫌いな入り口前の行列はなし。
中に入ればそれなりに人は多いですが、入場してすぐのゾーンというのは
どの展覧会でも混み合っているものです。

幸いと言ってはなんですが、その辺は見てもよくわからない
お経などが展示されている場所だったので、弘法大師さまには失礼ながら、
さらっと眺めてそそくさと通り過ぎました。

しかし前から聞きたかったんだけど、弘法筆を選ばずというのは
本当なんでしょうかね?


第二会場の入り口には、二番目にお目当ての兜跋毘沙門天が立っていました。
もともとは王城鎮護のために平安京の入口の羅城門楼上に
祀られていたそうですが、確かにこんなのが門の上でがんばっていたら、
邪な心持ちの人はくぐりづらいですわなあ。

等身大ですがスラリとした八頭身で、日本人の体形じゃない。
顔だちも着ている鎧も異国的です。唐から招来したという
このエキゾチックな毘沙門天さまを、当時の人たちはどんなにか驚いて
見上げたことでしょうね。


にまにましながら進んで行くと、そら出た!
お目当ての帝釈天騎象像は今回の目玉であり、別格でもあり、
こちらのみ撮影可。9割ぐらいの人が頭の上でデジカメやスマホを
構えておりました。ただしフラッシュは禁止なのに、ひっきりなしに
ぴかぴか光っています。

係りのおねえさんが
「フラッシュはご遠慮ください。スマホ、カメラの設定をいま一度
ご確認くださぁい!」とエンドレスに繰り返しているのを気の毒に思いつつ、
「ちょっとそこのおっさん!腕伸ばし過ぎ!スマホ邪魔じゃま‼」と
心の中で罵りつつ、しかし写真撮りたくなるのわかるな~。
どの角度から見てもばっちり決まってるんですもん。

金剛杵という武器を持ち、騎乗の象の背の上で右ひざを曲げ
左足を垂らす半跏踏み下げと云われるポーズもカッコいい。
ど素人でもスゴい写真をものにできそうな気にさせてくれる被写体です。

帝釈天部門イケメン日本一は間違いないな~、と、ぼーっと眺めていると
(もしかしたら口が半開きになってたかもしれない)、すぐ後ろで
「まあ…本当に好男子ねえ……」という年配の御婦人の呟きが聞こえました。

好男子!なんと由緒正しい響きであることでしょう。
「イケメン♡」なぞ言って喜んでいる自分がいかにも軽薄で、
恥ずかしくなりました。

振り返ってお顔を見るのはさすがにはばかられましたが、
上品な着物を着こなして背筋をしゃんと伸ばした、銀髪の美しい方に
違いありません。何の根拠もありませんが、きっと。

だって好男子の帝釈天と上品な老婦人、なんともお似合いじゃありませんか。

いい気分になって、みうらじゅん氏によれば“仏像のデパート”のような
会場内をうろうろしました。

仏像というのは、お祀りされているお寺に行って、
手を合わせたりしてから真摯な気持ちで拝見するのが本来なのでしょうが、
こういう展覧会の良いところは、普段は見えない背面なども含めて360度、
ごく間近で見られることです。

見上げる角度やこちらの気分の変化で、お顔の表情も変わって見える。
薄暗い中をぐるぐる廻っていたら、なんだか夢見心地になりました。


残念だったのは、不動明王座像がパネル写真のみだったこと。
絶対に上野にいらっしゃるだろうと思い込み、お目当ての三番目に
していたのですが。

初期の不動明王像の特徴だそうですが、
パンチパーマのようなアレではなく、髪を左側でまとめて編んで
耳の前に長く垂らす独特の髪形をしています。

以前、これをどなただったか「緊張感のない髪形」と評していたのを読んで
ブッと吹き出し、「うまいこと言うなあ」とたいそう感心したものです。

今回も、デカい写真の前で、国宝と言われようが“静かな憤怒の表情”と
説明されようが、「…でも髪形に緊張感がないんだよね……」
と思ってしまう、不届き極まる私なのでした。


日常から離れて少しだけ心豊かに、とても楽しいひとときでございました。


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