蔵書検索


 
詳細検索
新着資料検索

利用方法
 

休館日

開館カレンダー


 中央 第四月曜日
 (祝日の場合は翌日)
 年末年始・特別整理期間
 第一
 第二
 第三
 第四
 月曜日
 祝日・年末年始
 特別整理期間
 iプラザ
 第二・第四月曜日
 (祝日の場合は翌日)
 年末年始・特別整理期間
 

開館時間

中央・iプラザ 9:00-20:00
第一~第四 10:00-17:00
*7月21日~8月31日 
 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

iブラリブログ

スタッフコラム
12345
2024/03/05

ふきのとう

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

先日、近所に住む知人から「フキノトウ」を頂きました。

春先になると自宅の庭からたくさん生えてくるそうで、毎年おすそ分けしてもらうのが恒例になっています。 


さっそく、季節を感じさせてくれる到来物をありがたく料理しました。

まずは定番のフキ味噌。細かく刻んだフキノトウを多めの油で炒め、みりんで溶いた味噌と砂糖を加えて煮詰めます。フキのほろ苦さと味噌のコクが一体になって、温かいご飯に乗せたりおにぎりの具にしたりするのはもちろんのこと、日本酒のおつまみにもよく合います。

次に、さっと茹でたフキノトウをよく絞り、保存容器に入れ、少しの塩とたっぷりのオリーブオイルを注いだオイル漬けも作っておきました。こちらはベーコンやホタルイカなどと一緒に、パスタやリゾットに加えると新鮮な香りと食感が楽しめます。と言いつつ、結局は白ワインのお供として、薄切りのバゲットの上に乗せただけでそのまま食べてしまうことの方が多いのですが。

最後に、まだ「薹(とう)が立つ」前の、形よく丸まったものを数個、天麩羅にしました。毎日の食事の支度だとおっくうに感じる揚げ物も、こんな旬の食材だと不思議とわくわくしてきます。薄い衣をつけて揚げたフキノトウは外側の葉がサクサク、中心の蕾がもっちりとして、塩を振って齧り付くといくらでもビールが飲めそうです。

我が家の晩酌メニューに春の気配を連れてきてくれたフキノトウ。調べてみるとフキは数少ない日本原産の野菜で、平安時代からすでに栽培が始まっていたそうです。中央図書館でも、フキノトウをテーマにした絵本や美味しく食べるためのレシピ本などを所蔵しています。

著者:甲斐信枝
発行:福音館書店
資料コード:610491802

著者:高野昭人
発行:世界文化社
資料コード:611582527

著者:篠原準八
発行:三五館 
資料コード:611697570

09:00
2024/02/28

上野で博物館を楽しむ

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

大学生の頃まあまあな頻度で上野の東京国立博物館に行っていました。おもしろそうな特別展を見に行ったり、有名な刀や仏像が展示されているらしいと見に行ったり。
同じように国立科学博物館には特別展だけでなく、常設展を目的に見に行ったりしていました。

 

東京国立博物館(トーハク)の常設展は、国宝などの目玉の所蔵品を一年間で少しずつ入れ替えながら展示しています。公式サイトなどを見ると一年間の展示予定品が掲載されているので、見てみると面白いと思います。また、特別展もポスターやグッズをポップなものにしたり、展示方法を工夫したりして親しみやすい雰囲気づくりをされています。

 個人的に印象に残っているのは、三年前の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」です。皆さんご存じ、うさぎとかえるが相撲を取っているアレです。そのシーンが載っているのは四巻の内の一巻目「甲の巻」だったのですが、なんと展示が動く歩道に乗りながら流れるように見ることができたのです。革新的な展示にとても感動したことを覚えています。鳥獣戯画は巻物なので、流れるように見れるという特徴を遺憾なく味わうことができました。コロナ禍だったこともあって、人がたまらないような工夫でもありました。グッズも図録も、ビビットカラーのデザインがかわいくて、色々買ってしまった記憶があります。

 

 国立科学博物館(カハク)では、興味深い最新科学の特別展が多く開催されますが、常設展もとても面白いです。恐竜の化石から動物のはく製、宇宙科学の展示まで幅広いジャンルの最新研究を分かりやすく楽しく展示してあります。

個人的に一番好きなのは恐竜の展示です。巨大な復元骨格の展示が並んでいるだけでなく、様々な工夫が施されています。たとえば、ティラノサウルスの標本がトリケラトプスの標本を待ち伏せするように展示されています。展示室の真ん中で、誰もが知っている恐竜が対峙していて、初めて見た時はとてもテンションが上がりました。そのような展示になっている理由も、研究によって判明した仮説から世界に先立って反映されているのです。詳しいことは最後に掲載する資料を図書館で借りてみてください。

 

博物館や美術館へ行くのはとても好きです。勉強になるからとかは関係なく、いつも「なんだかおもしろそうだなあ」とか、なんとなく興味があるからとか、その時の気分で行きます。気軽に行けるところにあるのがいいですよね。しばらく行けていないので、そろそろ行こうかなと思って書いています。

 

↓おすすめの鳥獣戯画の絵本↓

タイトル:かえるのごほうび 絵巻「鳥獣人物戯画」より 

著者:木島始/さく 梶山俊夫/レイアウト

資料コード:411378045


↓科博についてわかる資料↓

タイトル:国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

著者:成毛 眞

請求記号:406.9 資料コード:411325041



09:00
2024/01/25

ある日の図書館から

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
 夕方、児童書架の整頓をしていると、幼い女の子の弾んだ話し声が聞こえてきた。親御さんに話しかけているのだろうか、それとも仲良しのお友達に会ったのだろうか。

 「みかん、おいしいね」
 「おかあさんがそういうと・・・○○ちゃんは~」

 その声に近づいてみると、本をめくっては何やらぼそぼそとお話をしているのは、2歳半くらいの女の子だ。スツールの上に上がって大切そうに本を抱えている。背を丸めている姿はちょうど親御さんに抱っこされながら読み聞かせをしてもらっているかのよう。ところどころ声色が変わるのはもう何度も読んでもらっていて真似っこをしているからだろうか。

 私が立ち止まって見入っているのに気づいたのか、少し離れたところで座って本を読んでいる小学生くらいのお姉さんらしき子がしきりに
「しーっ。しーっ。ちいさい声で」
と心配そうに繰り返し声をかけている。きっと注意されると思ったのだろう。女の子も急にお話をやめて首をかしげて私の方を見た。

 「ご本好きなのね、いいね。すごく楽しいお話ね。聞かせてくれてありがとう」

そう私が話しかけると、ぱぁーっと明るい表情に変わり、こっくりとうなずいた。お姉さんもほっとしたように微笑んだ。

図書館ではこのようなほほえましい子どもたちとの出会いが珍しくない。すっかり絵本の世界に入り込んで楽しんでいる姿からは温かな家族の絆すら伺え、私の方まで幸せのおすそ分けをいただいた気持ちになる。

翻って、年明け早々の自然災害で日常が一変してしまった子どもたち、長引く戦火の中でおびえた毎日を送っている子どもたち。想像をはるかに超えるたくさんの子どもたちが今日、今、困難な状況に置かれていることを思うと言葉を失ってしまう。
一日の終わりに、抱っこされて本を読んでもらい安心して眠りにつける、そんな当たり前の日常がどうか一日も早く戻りますように、と祈らずにはいられない。


09:00
2024/01/05

おかしな2人

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

ある日「どこにも出していない話」というテーマの番組を見ていたとき、思い出した出来事があります。

学生時代に知ったあるバンドに関することです。

そのバンドの曲を聴くことになったきっかけは学生時代、部活動見学の日のことでした。

さまざまな部活動を見て歩いていた時、通りがかりの教室に人だかりが見えました。

何の部活だろうかと思いながら人と人の隙間から教室の中を覗くと、中で上級生たちが演奏をしていました。

 

先輩達の演奏が魅力的だったのでその部活動そのものにも興味を惹かれましたが、同時にその曲自体にも興味を持ちました。

当時バンドブーム全盛期の上級生たちが演奏していたその曲は、ユニコーンの「おかしな2人」だったということを後から知り、また偶然ですが同じクラスの友達がユニコーンのファンでした。

そしてその友達が持っていたユニコーンのCDを一緒に聴く機会があり、「ユニコーンは作詞作曲をバンドメンバーが各々行なっていること」や「時にはメインボーカルが変わる」ことなどを教えてもらいました。

もしかしたら、それらは多彩な曲調や実験的な曲が多かった理由のひとつなのかもしれません。

バンドという形態を維持しながらも個々の活動を尊重するかのような自由な雰囲気がとても印象に残ったことを覚えています。

 

テレビ番組のオープニングテーマだった「働く男」と「スターな男」、年末になると気になり始める「雪が降る街」、ほのぼのとした曲調の「自転車泥棒」や、大掛かりな演出の「大迷惑」など、数々の名曲を生み出し、バンドブームを席巻したユニコーンはその後、解散します。

 

ユニコーンの解散が発表された当時、ユニコーンを好きな友達はとてもショックを受けていました。

友達曰く、少し前から「もしかしたら…」という兆候は少しずつあったそうですが、それでもまだ実際に解散するということを受け入れることには時間が必要だと、そんな風に話していたことが記憶に残っています。

 

彼らは解散や各々の活動を経て現在は再結成しているそうなので、いつかユニコーンを好きな友達(今でもファンなのか分かりませんが)に逢うことがあったら彼らの話をできればと思います。

 

タイトル:『THE VERY BEST OF UNICORN』

請求記号 :C7CA//

資料コード :630085669
09:00
2023/12/20

大豆ラブ♡

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

私のお弁当は毎度お決まり、“高野豆腐丼”。 

 

レンジで煮た高野豆腐を冷凍ご飯にのせて(なんとも雑!)、

乾燥野菜と味噌をのせてお湯を注ぎ、具だくさんの味噌汁ご飯風で

食べるのがマイベストです。

火も包丁も使わずできて簡単!(湯戻し不要&一口大の製品だと究極に楽)

7年以上まったく飽きる気配がなく、これからも続けようと思っています。

 

思えばこの弁当をこんなに長~く続けているのは、

やはり“大豆ラブ♡”だからかもしれません。

 

~大豆ラブな人生ふり返り~
・朝は毎日納豆ごはん(10年以上)

・週一で麻婆豆腐&豆腐鍋(5年以上)

・副菜はピーマンと油揚げの和え物(3年以上)

・味付けは醤油&味噌一筋(一生涯続きそう)

・おやつには豆乳ココア etc

 

とっても大豆にお世話になっているなぁとしみじみ。

 

大豆はタンパク質豊富でヘルシー、お財布にも優しい、

食材として将来性もある、変幻自在で我々を飽きさせない…

すばらしすぎて語りつくせません。

 

図書館には大豆や豆腐の本がたくさんあるんです(キーワード検索でそれぞれ100件以上はヒット)。
大豆が主役の面白おかしい絵本もあって、老若男女楽しめちゃいます。

ぜひ借りて、大豆の魅力を味わってみてくださいね。

私もず~っと同じ食べ方ばかりなので、レシピ本でも借りて(特にスイーツ部門!)

大豆の新たなる楽しみ方を開拓しようかと思います。


★高野豆腐&豆腐おすすめ本

『たのしいおいしいとうふの本。』(211157700)ダンノ マリコ/著 朝日新聞出版

『ワタナベマキのいまどき乾物料理』(211198909)ワタナベ マキ/著 NHK出版

『真藤舞衣子のまいにちおいしい!豆腐と油揚げ』(510799911)真藤 舞衣子/著 高橋書店

★大豆活躍 おすすめ絵本

『ヘルシーせんたいダイズレンジャー』(211104902)やぎ たみこ/作 講談社

『だいずさんちはだいかぞく』(211162067) まつくら くみこ/え こくぶん まきえ/かんしゅう 少年写真新聞社
09:00
2023/12/10

「ウォーキング」

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

2020年春、コロナ渦で自粛生活を余儀なくされていた時、家でじっとしていられない私はウォーキングを始めることにしました。音楽を聴きながら無心になって歩く時間が日々のいろいろな煩わしいことを忘れられる、とても楽しい時間でした。そのウォーキングは今でも細々と続いており、少し時間ができた時には家族に「行ってくる!」と宣言して1時間ほど競歩並み(そこまでではないかも)のスピードで歩いています。


先日、厚生労働省が健康づくりのために推奨される身体活動・運動の目安となるガイド案をまとめたとのニュースを目にしました。それによると、成人は「1日60分(1日約8千歩)以上」、高齢者は「1日40分(1日約6千歩)以上」を推奨するとあり、歩行以外には、卓球やテニス、水泳などの様々なスポーツのほか、階段の昇降や風呂掃除といった日常生活の動きも例示されていました。

これを見た時に果たして自分はできているのだろうかと不安をおぼえました。

意識的に運動しているとはいえ、毎日はぜんぜんできません。最近は特に忙しくしており、週に一度もできない時もあります。

なかなかハードルの高い目標ではありますが、これを意識していれば健康が保てるのかもしれないと、少しモチベーションが上がった気がします。


私が数年ウォーキングをしてきて、体重は少しも減っていません。

しかし、それ以上にストレス解消など心が健康になっている気がします。

そして翌朝洗顔したときのお肌のツルツルスベスベ感がすごいのです!どんなに高い化粧品や美容液を使うよりも、運動して汗をかくことがお肌に良いのではないかと感じています。

また友人と高尾山に行った際に、同年代の友人は息を切らしていましたが、私は呼吸が乱れることも足が疲れることもなく、普段のウォーキングの成果を感じることができました。

しばらく歩いていないと身体が重いような気がしてムズムズします。意を決して歩きに行くとスッキリして心地よい疲れとともにぐっすり眠ることができます。


この先子育てが落ち着いて、自分の時間が増える日が来るのだと思います。

その時には色々なところに旅行するのが私と夫の夢です。

できれば娘や息子とも旅行に行ければ最高ですね。

それを実現させるためには健康な身体と足が必要です。

実際の貯金は後から考えますが、今できることはコツコツと健康貯金をすることだと思います。

忙しい日々の中でも、自分の健康のために一歩一歩歩きます!


09:00
2023/11/15

渦潮

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

 少し前の話になりますが、今年の夏は関西方面へ家族旅行に出かけました。

USJや姫路城に行きたいと言う子ども達の希望を聞きながら旅行計画を立てる中で、個人的にどうしても行ってみたかった場所がありました。

 

「鳴門の渦潮」です。

 

子どもにそんな話をすると、社会で日本地理を勉強した小5の子が、「明石海峡大橋を渡れば大阪方面からでも徳島に行けるよ~」と言うので、ちゃっかり旅行日初日の旅行ルートに入れてもらいました。

 

 さて、行くと決まったものの、本当にその日に渦潮がちゃんと見られるのか?

急に不安になりました。早速調べてみると、やはり渦潮はいつも見られる訳ではなく、発生には潮の満ち引きに大きな関係があるようです。

 

そもそもなぜ、鳴門海峡限定で渦潮が出来るのでしょう?

瀬戸内海から太平洋へ海流が流れる鳴門海峡は海峡の幅が狭く、強い潮流があるそうです。海峡の中央付近にある速い流れと海岸付近の遅い流れとの差に、さらに潮の満ち引きによる海面の高低差が加わることにより、渦潮が発生するようです。自然が生んだ奇跡的な現象ですね。

 

つまり、渦潮を見るチャンスは一日2回の干潮、満潮時しかないことが分かりました。

おそるおそる旅行予定日の潮の満ち引きをチェックすると…干潮午前10時半、しかもラッキーなことに大潮です!これであとは、てるてる坊主に晴天を願うのみとなりました。

 

 旅行当日、日の出前から東京を出発して関西を目指します。吊り橋の美しい明石海峡大橋を渡り、淡路島に入ると急に不安になってきました。天気は晴天、時間も干潮まであと2時間弱、コンディションはバッチリですが、そうはいっても自然現象。本当にうまく発生してくれるのか。鳴門海峡大橋にさしかかり、ひたすら左側の海を見つめていると…

 

「あ!渦潮あったよ!」

先に子どもが見つけました。そう、鳴門につく前に高速道路の上から渦潮を見つけてしまったのです。でもせっかくなので、鳴門に到着後は「渦の道」という高速道路の下を歩ける遊歩道で、真上から渦潮を観察することにします。

 

 高速道路下の遊歩道から見下ろして渦潮を観察するのはとても面白いものでした。気が付くと、あちらこちらで発生してぐるぐる巻いている渦潮。例えると、海の中に巨大洗濯機がたくさんある様な感じです。そして、遊歩道はところどころ地面がガラス張りになっており、自分の真下で渦潮が巻いている様子も見られます。誰も高所恐怖症でない我が家は、しばらくガラスに張り付つくように見ておりました。

 

 潮の流れがくると突然発生して、そのぐるぐる巻いている様子にしばらく見とれていると、いつの間にか巻きが消えてしまう。かと思えば、また斜め上の方で新しい渦が巻き始める。そんな不思議な渦潮の様子を小一時間堪能することが出来ました。

 

関西方面へお出かけの際は少し足をのばして鳴門方面への寄り道もおすすめします。

運が良ければ、海の中の巨大洗濯機が見られますよ。




10:05
2023/11/15

読書は孤独な作業か?ー読書会に参加してみたー

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

みなさんは「読書会」と聞くとどのようなイメージを抱きますか?

 

本をたくさん読んでいる人の集まり、本の知識が豊富な人の集まりを想像するのではないでしょうか。

また、面白そうだなと感じても実際に参加するとなるとハードルが高く感じられ、躊躇する人も多いかもしれません。

 

「読書会」とは、ざっくり言うと、本と人をつなぐおしゃべりの場と言ったところでしょうか。

 

「読書会」には大きく分けて、課題本型紹介型の二つの方法があります。

 

課題本型は、事前に設定された課題本を読んだ感想を語り合うもの、紹介型は参加者がオススメの本を持ち寄り、紹介しあうというものです。

 

私も人と本の話がしてみたくて、この「読書会」なるものに参加してみました。

 

ここで実際参加した「読書会」について少しご紹介したいと思います。

 

場所はいずれも公共施設の一室、時間は2時間程度。

 

課題本型

YA(ヤングアダルト。10代から若い大人に向けて書かれた)作品を読む人、YA作品を知りたい人のための読書会。参加者8名。

実際に課題本を書かれた作家さんも参加しての読書会でした。

自己紹介から始まり、それぞれの本を読んだ感想、作家さんへの質問や今自分が読んでいる本の紹介をしたりして盛り上がりました。

 

紹介型

事前に決められたテーマに沿った本を持ち寄る形式の読書会。参加者6名。

自己紹介、詩の朗読、それぞれが持参した本の紹介やオススメの理由を発表し、質問や感想を述べ合ったりして盛り上がりました。

 

個人的には、課題本の読了というしばりのない紹介型の方が気楽に感じましたが、どちらの「読書会」にも共通して言えることは、『本について人と話すことは楽しい!』ということです。また、読書会当日初めて出会ったにも関わらず、「本」という共通項から話が盛り上がるってすごくないですか?

 

次は、読んでいない本について語る読書会に参加したいなと思っています。

 

 


09:00
2023/10/20

シダーローズ

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
つやつやして見える“まつぼっくり”をご存知でしょうか?
太陽の光を反射して、つやつやに見えているようなのですが…

先日、調布にある「神代植物園」に行った時のことです。
入園してすぐ、同行していた家族に
「木の上に何かある、なんだろう?」と言われ、
見あげてみると、つやつやと大きな卵型の物体が木の上に!
何か人工物の、例えばイースターの時に子供たちが探すために作られた、
カラフルな卵を枝の上に乗せているように見えました。
しかしイースターは4月、今は夏の終わり。
そんなはずもないので、
あーでもないこうでもないと木の下で考え込んでいた私たちに
救世主があらわれました。

「あれは、まつぼっくりよ」
そう声を掛けてくださったのは、
神代植物園でボランティアをされている方でした。
「あれが、まつぼっくり?」
私たちが不思議がっていると、くわしく説明をしてくださいました。

そのまつぼっくりは、「ヒマラヤ杉」のまつぼっくりで、
今はまだ若いのでしっかりと閉じている状態。
時期が来るとまず先端部分が開いて落ち、その下の部分の鱗片も
徐々に開いて1枚1枚が上から順に剥がれ落ち、風に運ばれていくそうです。

最初に落ちる先端部分がバラの形に見えることから
「シダーローズ」と呼ばれていて、
クリスマスリース作りなどで、とても人気があるのだそうです。

普通のまつぼっくりのようにそのままの形で落ちることはなく、
徐々に鱗片が剥がれていくので、まつぼっくりがあった場所には、
まつぼっくりの芯が残ったままになっているのも他とは違いました。
そして、私たちが見ていた、まつぼっくりの周りには、
たまたま他のまつぼっくりは無く、1つしかないように見えていたのですが、
ボランティアさんに言われるまま、さらにずっとずっと上の方を見上げると
かなり高い木であることに気づくとともに、たくさんのまつぼっくりがありました。

足元を見回すと、以前に剥がれ落ちた下の方の鱗片は発見できましたが、
シダーローズは見つけられなかったので、
ちょうど良い時期になったら、探してみたいと思います。


09:00
2023/10/03

『よむよむ島NO.56』(2023.7)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

稲城市立図書館では、年に3回小学生向けにお勧めする本をよむよむ島として選書している。低学年向けと高学年向けにそれぞれ10冊ずつ合計20冊。

選書方法は、市内6館(中央図書館、iプラザ図書館、第一~第四図書館)の担当者が各館で、「日本のよみもの」「外国のよみもの」「知識の本」の各テーマ2冊ずつ12冊を低学年向けと高学年向けに選書する。自分の図書館内で児童会議を開き、推薦する本を発表する。各々の推薦本を比較・検討後、自館の推薦本を決定する。私のイチ押し『にわか魔女のタマユラさん』も無事に第一関門(自館の選書会議)を突破。(高学年向けの「日本のよみもの」の中では読みやすいし、ほんわかとした雰囲気がおすすめ。)

その後、各館に自館推薦本を回覧する。1週間の期限内で各館の推薦本に目を通す。この時期は、回覧本を次から次へと読む必要があり、かなりの読書量となる。

すべての館の推薦本を読み終わったら、全体の推薦本の中から、自館の推薦本を選択する。ここが第二関門。残念ながら『タマユラさん』はこの第二関門で脱落。(あーあ。がっかり。インパクトのある他の本に負けてしまった、、、。確かに『タマユラさん』優しい雰囲気だから印象が弱かったかなぁ。)

無念な気持ちを抱えながら、私は最終関門である全体児童会議に臨んだ。5月某日。運命を決める日。

最終関門(全体児童会議)では、各館の推薦本の順位を基準に分野毎に決定していく。ある程度、決定方法は幹事館に委ねられる。今回の会議(よむよむ島NO.56)では、各テーマ上位の本を推薦する館の代表が行う形になった。私は、『タマユラさん』を推したかったけれど、その気持ちを抑えつつ、自館の別の推薦本をプレゼンした。緊張した自分のプレゼンも終わり、ぼんやりと(いやしっかりと)他館の推薦本のプレゼンを聞いていると、ナント!!他館の担当者が『タマユラさん』を熱く推してくれていた。(そうそうこのほんわかさがいいのよね。)そのプレゼンに連動して、各館の票も動いた。なんと逆転大勝利。『にわか魔女のタマユラさん』が高学年向け「日本のよみもの」として選定されたのだ。私は、会議終了後同僚に「私のイチ押しの『タマユラさん』が選ばれたの。嬉しい!!」と話しながら帰路についた。

稲城市立図書館の児童担当者一同の熱いバトルが繰り広げられ、様々な紆余曲折を経て選ばれし、よむよむ島。どうか大人の皆様にも目を通していただきたい。


タイトル:『にわか魔女のタマユラさん』

著者:伊藤充子 作 ながしまひろみ 絵

出版社:偕成社

請求記号:913

資料コード:311391910


〈あらすじ〉

喫茶店たまゆらの店主タマユラさんは、お店のお客さんと仲良し。旅行のお土産を頂いたり、手芸を教わったり、、、。ある日、黒い服を着たおばあさんから旅行鞄を預かることに。そのかばんの中身は、魔女の道具である黒ネコ・おなべ・観葉植物・ほうき。タマユラさんは、にわか魔女として、ちょっとしたお困り事を魔法で解決していく。

少し肌寒くなるこの秋に、タマユラさんのほんわかした温かい雰囲気を感じてみてはいかがですか?


09:00
12345