ここ数年、夏の暑さは尋常ではありませんね。
夏といえば、夏休み。各地では賑やかにイベントが開催されたり、博物館やデパートの催事場で特別展があったりします。
我が家もいくつかの展覧会に足を運んだのですが、正直に申しますと、疲れたという記憶が強く残っております。
事前にチケットを購入していても、熱い中行列に一時間以上並んで、やっと会場に入れるということがあったりしました。
そうなってくると、いざ展示会場に入った時にはもう疲弊していて、じっくり展示物を見る余力もありません。
ここに来るまでに交通費もかかったし、入場料も払ったのだから!という考えもあり、堪能はしたいのです。
新しい知識も得たいのです。
が、とにかく人が多い!
会場内も混雑していて、ゆっくり立ち止まって観るのがためらわれるくらいです。
キャプションを読むのもままならなかったりします。
家族に気を配りつつ、周りの人にも配慮し、現物を味わうことに神経を使い、それにこの暑さ!
もっと時間と体力があったなら、という気持ちのところへ現れるは、会場出口の物販コーナーですよ。
それはもう、なにか買いたくなってしまいます。
ああ、なのに図録が予算オーバーで買えない!
などなど重なり、自分はうまく展覧会を楽しめていないなぁと残念に感じたりしました。
しかし、実物はやはり素晴らしい!
観に行った甲斐があったと思わせてくれます。
百聞は一見に如かずです。
なんとかもっと上手に楽しめないもんかな、と考えたところで、図書館をふと思い浮かべました。
比較的家の近くにあり、しかも無料で利用できます。
これって実は相当すごいことなのではないかしら。
展覧会へ行く前に、図書館へ行ってみるのはどうでしょう。予備知識をつけて挑めば、いざ現地へ行った時に、躍起にならずに済むかもしれません。
現地に行くことで知識は補完され、理解は深まり、いわゆる「ご本人登場」をもっとありがたく思えたはず……。
図書館の資料は、印刷物であったり、録音されたものであったりするけれど、自分のペースで楽しめます。
館内には休憩スペースだってありますし、利用カードがあれば、貸出期限の間は自宅に持ち帰ることすら出来る!
お得ではありませんか。
それぞれのいいところを見つけて利用していきたいと思えた夏でした。
これからも、好きなものの展示会、イベントには是非とも馳せ参じたい!
それにはまず、体力をつけることが課題です。