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2015/04/17

お猪口を求めて栃木へ

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
日本酒の品揃えがとても充実している酒屋さんが、我が家の近所にあります。

先日は、万葉集の時代の古い地名を酒銘に冠した、和歌山の純米酒を買いました。
常温でも、お燗でも、冷やしても美味しいとのこと。

日頃の晩酌ではあまり器にこだわらない方で、スーパーでたまたま買った冷酒の
おまけについてきたグラスとか、100円ショップのもので全然構わないのですが、
せっかくなので、素敵なお猪口を探してみようという気分になりました。

都合のいいことに、青春18きっぷが2回分残っていたので、関東の陶器の名産地
栃木県は益子町に行ってみることにしました。小学生の頃に父親に連れて行って
もらって以来なので、約30年(35年?)ぶりの訪問ということになります。

JR宇都宮線の小山からJR水戸線で下館まで行き、そこからは真岡鐵道という
いわゆる第三セクターの鉄道会社に乗り換えます。休日にはSLが運行するなど、
魅力のいっぱいある路線のようです。
緑のチェック柄が可愛らしい一両編成の列車に乗り込み、ディーゼル車特有の
エンジン音に耳を傾けます。線路沿いに植樹された満開の桜並木を堪能しつつ、
列車に揺られること50分弱で益子駅に着きました。

駅の観光案内所で入手した町の地図によると、陶器店の多く集まるエリアと
反対の方角に、地酒の酒蔵があるようなのですが、今回は涙をのんで訪問を
我慢。お楽しみは、次回にとっておきましょう。

早速、陶器店巡りに出発です。
地図を片手に、お店が多く集まっている城内坂・道祖土(さやど)地区周辺を
散策します。いくつも器を見るうちに、素朴な感じとか、温かみのある風合とか、
益子焼に共通する特徴がぼんやりと見えた気がしました。しかしその一方で、
お店によって実に様々な絵柄や形の器があり、器の表面の肌触りも一つとして
同じものがないこともわかってきて、軽々しく「益子焼といえば~だ」などと
片づけられない奥深さにも、ちょっとだけ気付かされました。

あれもいいな、これもいいな、と目移りしながら一日かけて町を歩き、
そろそろ駅に戻る時間となりました。数多くの候補の中から選んだのは、
この日一番最初に入った陶器店にあった、アメリカから来日されて修業し、
益子に窯を建てて陶芸活動を行っている、という作家の方のお猪口でした。

JR水戸線の沿線には、同じく陶器の名産地である笠間もありますので、次の
青春18きっぷシーズンにぜひ再度訪問し、お店巡りをしてみたいと思います。
20:21