著者: 新藤 悦子 /文, 牡丹 靖佳 /絵
出版社:福音館書店
資料コード:61234974-0
請求記号:167/シ
ゼーラおばあさんは、トルコのヤヌック村に住んでいます。
ヤヌック村ってどこにあるのでしょう?どんな場所なのでしょう?
さあ、本のページをめくってみましょう。
ゼーラおばあさんの家の庭でお茶やトルコのお料理をご馳走になりながら、
いろいろな話をききます。
イスラーム教では豚肉を食べないとか、女の人は髪や肌を見せないとか…
ゼーラおばあさんは一日5回の礼拝を欠かしません。
神と向かいあうひとときなのです。断食についても聞きました。
断食では夜明けから日没までなにも口にしてはいけません。
「そんなことしていて、ふらふらにならないの?」ときくと
夜はちゃんと食べているからだいじょうぶですって。
「ゼーラおばあさんがメッカに巡礼に行ったのよ」
そう聞かされてびっくり。
おばあさんは64歳、村からもめったに出ないのに巡礼に出かけたとは!
聖地メッカがあるのはサウジアラビア。トルコから遠くはなれています。
ゼーラおばあさんはどうやって行ったのでしょう。
メッカってどんなところでしょう?巡礼って何をするの?
答えはどうぞこの本を読んでみてください。
巡礼の季節、メッカには世界中から
二百万人ものイスラーム教徒が集まります。
ことばも食べるものも違う、ヤヌック村では
会うことのない人たちです。
おばあさんは外国のイスラーム教徒とも知りあいになったんですって。
マレーシアやインドネシアからきた人もいたそうです。
おばあさんの話はまだまだ続きます。
世界には知らないこと、ふしぎなことがいっぱいあります。
それらを知ると自分の世界が広がります。
あなたの知らないことに出会ってみませんか?