| 2012/11/01 | “朝うどん”しています。 | | by 図書館スタッフ |
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ここ数カ月、“朝うどん”をしています。
そう朝食に、うどんを食べています。少なくても週2回は朝うどんです。
きっかけはある日、無性に田舎のうどん屋のうどんが食べたくなったことからです。
私の田舎は九州で、釜揚げうどんが有名なところです。子供の頃よく土曜日のお昼は父と妹と
うどん屋に行っていました。お店では、釜揚げうどんとおでんの玉子とこんにゃくを注文し、うどん
が出来上がるまでテレビを見ながらおでんを食べて・・・。本当に懐かしい思い出です。その頃、
お店で見ていたテレビ番組まで覚えています。
釜揚げうどんの麺は、細麺で平、柔らかくつるっとした喉ごしです。つゆはつけ麺のため濃い味
ですが、黄金色で透きとおっており、たっぷりの揚げ玉とねぎが入っていて、本当に美味しかった。
このなつかしい思い出のうどんが食べたくなったのです。
勿論、うどんの為だけに田舎には帰れず、自分で何とかあのつゆだけでも作ることは出来ないか
と、だしを取って作ってみたのですが、まったく別物が出来上がりました。
それから数日、挑戦しましたが、やはり無理、当たり前ですよね。水も調味料も田舎とは違う、
ましてや私にお店の味が出せるわけありません。
子供の頃のなつかしい思い出の味は、田舎のあのお店で味わうことに価値があると思い、
つゆ作りを諦める事にしました。
そして、このつゆ作りをしていた数日、食卓にほぼ毎日うどんが上がっていたので、私の中で
次第にうどんが白米と同じような位置付けになり、朝からうどんを食卓に上げるようになったの
です。朝食は、ごはんかパンという観念しかなかったため、朝うどんは、大袈裟ですが重宝な
ものでした。なぜなら、朝食作りに掛る時間が短縮でき、そして早食いも出来る。最も良かった
事は、朝は食が細い娘も、うどんだと良く食べるのです。娘曰く授業中にお腹が鳴らなくなった
そうです。
朝うどんは、お鍋一つで出来るので忙しい主婦にはお勧めです。
お肉や野菜を入れて栄養のバランスも考えて作っています。
もしかしたら、朝うどんをされている方は多いかもしれませんが、
これからの寒い冬の朝に、皆さんも“朝うどん”はいかがでしょうか。