12月も半ばを過ぎ、2011年も残りわずかとなりました。
毎年、年末年始には群馬県の実家に戻り、家族と一緒に過ごしています。
群馬県というと関東でも影が薄いようで、
「群馬って関東なの??」などと言われたことも一度や二度ではありません。
はじめは強い憤りを持って訂正に躍起になっていましたが、
すっかり慣れてしまいました。
今では少し冷静に「群馬県」について考えられるようになりました。
上京してから10数年の今だからこそ思うこと。群馬県とはなんぞや。
たまたま図書館で見つけた『いなかもんの踏絵』という本には、各都道府県について、
ご当地の人間であれば誰もが「そうそう」とうなずける情報が載っています。
これを読むと「え!?それって群馬だけなの」と思うことも多くあります。
内容については是非みなさんの目でお確かめください。
群馬県から出てきたばかりの頃は、群馬のそういった部分を恥ずかしいと思っていました。
たまに地元に帰ると自分は田舎者じゃない。もう都会人になりました。
という気持ちが意識せずともどこかにあったように思います。
しかし今では恥ずかしく思っていた群馬県のなんと愛しいことか。
ほかと違うということは恥ずかしいことではなく、誇るべきことだと思えるようになりました。
群馬県は確かに「いなか」かもしれません。
しかし、それこそが郷土の誇り。「いなかもん」万歳!!
今年も私を迎えてくれる「群馬県」に心から感謝。
『いなかもんの踏絵』永浜敬子著 ぺんぎん書房 2004.4 361.4/ナ