2012/01/10 | ファッション雑誌に思うこと | | by 図書館スタッフ |
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最近ファッション雑誌は種類が多く、担当でない私にはとても全誌を把握出来ませんが、
JJについては創刊当時に対象購読層(女子大生)だったために特別な思いがあります。
その頃のファッション雑誌といえば、せいぜいnon-noとan・an、ティーン向けのmc Sisterでした。
mcはMen’s Clubの略で、兄妹誌のためトラッドテイスト・ファッションが専門の雑誌です。
そこに女子大生向けファッション誌のJJが創刊され、mc Sisterを物足りなく感じ始めた世代に
ニュートラ・ファッション(ニュー・トラッドの略です)の流行を作りました。
JJはその後、ニュートラを発展させたハマトラ(横浜系トラッド)を提唱して、大ブームとなりました。
ハマトラの必須アイテムだったのが、ミハマの靴やキタムラのバッグやフクゾーのシャツ等で、
今では都内のデパートにもありますが、その頃は元町商店街に行かなければ手に入りませんでした。
横浜の同級生と私は、年に2回の元町チャーミング・セールには必ず一緒に出向いたものです
が、 その頃に購入したミハマのパンプスを、驚くことに今では私の長女が愛用しています。
いかに丁寧に保管したとはいえ、30年を経過しても何の劣化もなく使えるところに元町ミハマのプライドを感じます。
JJはその後、トラッドエレガンスを最後にファッションのトレンドを変えて行きましたが、
JJの創刊以降ファッション雑誌は急激に増加して、CanCam、ViViをはじめ対象年齢別ファッシ
ョン誌の展開へ と発展していきました。
今では多少低迷の感がありますが、私としては創刊当時のJJに愛着があるので、
廃刊にならない事を願っています。
ところでJJとは別冊女性自身の略だったという事をご存知でしょうか?