準備は今年度に入ってから着々と進んでいました。
図書館全館のスタッフが、テーマにふさわしい資料を集めました。
今回は普段閲覧スペースに置いていない、書庫にある本も展示します。
貴重な資料の中には司馬遼太郎の小説の初版本もあります。
本の宿命ですが、紙は茶色に変色し、シミが浮き、背が傷んでいますが、
多くの人が読んだ貴重な資料であることに間違いはありません。
先日、市内の中学生2人が職場体験にきました。
職場体験は3日間あったので、図書館のサービス業務の他、
一枚ずつ巡回資料展示会の看板を描いてもらうことにしました。
2人は、幕末・維新という時代を家で下調べをして、
構想を練ってくれました。
一枚は日本の夜明けにふさわしい色のコントラストに仕上がりました。
デザイン・色・目的すべてにおいて満点ではないでしょうか?
中学生でここまで描けるとは驚きです。
もう一枚は、考えぬいて『維新の三傑』を書いてくれました。
『維新の三傑』とは誰か?
私は、当然、坂本龍馬が入っていると思いましたが違いました(ガ~ン)。
幕末・維新に詳しいと自負していたのに、まったく、お恥ずかしいかぎりです。
私が「これ、クイズ形式の看板にしたら面白いよ!」などとアドバイス。
最終日は、バスの時間ギリギリまで一生懸命描いてくれました。
二人とも本当に素直で真面目な良い子たちでした。
ご近所の図書館に巡回するときは、ぜひ見学に来て下さいね!