木香バラが枝いっぱいに黄色い花を咲かせ始めました。黄色が咲き終わるころには白の木香バラが・・・さあ、今年もバラの季節の始まりです!
冬を除くと一年中楽しめるバラですが、なんといってもミニバラ・一季咲き(春だけ咲くバラ)・四季咲き(繰り返し咲くバラ)、これらすべてのバラが伸びた新芽にいっせいに花をつける5月は一番見ごたえのある季節。早朝からそわそわと庭に出て、ふくらみ始めたつぼみの香りをかぎ、花がらをとり、虫がきていないか、病気は大丈夫かなど入念にチェック。たっぷりと水をやり、支柱を立て直し・・・
あっという間に時間が過ぎてゆきます。
パパッと家事をすませ、バラ探索がてらお散歩に。稲城でも長峰地区はエンゲイ係数の高いお宅が多いのか、一回りするだけでたくさんのバラたちに会うことができます。つるアイスバーグ、ピエール・ド・ロンサール、アンジェラ、グラハム・トーマス、ストロベリーアイスなどなど、今年はどんな花を付けたかとわくわくしながらの散策は、怪しすぎないよう注意が必要なくらいです。
図書館でバラの本を借りまくり、バラ愛好家の発信するブログもチェック。クレマチスなどほかの草花との組み合わせ、肥料や病気対策なども参考になります。
「出た、今年もバラ中毒症」―家族のそしりもものともせず、5月中旬に西武ドーム球場で開かれる「国際バラとガーデニングショー」に出かけ、バラ談義に熱中するお姉さま方の姿に、“私なんてまだまだかわいいほう”などと胸をなでおろすのもつかの間。
中央図書館で蔵書点検が終わるころ、「一番花」も咲き終える時期になりました。「2番花」がぽつぽつと咲き始めるのは7月。
かくしてバラ・薔薇で明け暮れた熱狂のときは静かに終わるのでした。