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 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

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2016/12/17

浮世女房洒落日記

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

書名:『浮世女房洒落日記』
著者名:木内昇
出版社:ソニー・マガジンズ
請求記号:913.6/キ
iプラザ図書館所蔵コード:510352261

古い洋館の天井裏で見つけた1冊の日記。

中身は江戸時代の、ある女が書いたものらしい。それは、別の者によって大正時代に現代訳されたようで、誰かに発表してほしいとある。よし、今の世に出してみようか、と物語が始まります。

その日記は、小間物屋の女房の言葉が連なる、ある年の1月から12月までの手記。「いきな深川、いなせな神田、人の悪いのが麹町」の神田が舞台。

女房お葛の目に映るは、神田生まれの喧嘩っ早い亭主。この亭主は商売もせずに酒と祭りに精を出す。手習い所に通うやんちゃな子供たち、長屋に住むお気楽連中、まじめな大家さん、体格のいい火消しの面々など、お葛はせっせと世話を焼く。

働かない亭主の尻を叩き、長屋の行事に率先して参加し、商売の売り上げに頭を悩ませたり新しい品を考え出したり、はたまた鳶職のいい男にうっとりし、と、休まる暇もない。四季折々の江戸庶民の暮らしが、めいっぱい記されています。


また註釈として、それぞれ月の最後に江戸言葉の説明が載っています。江戸の歳時記を知る良いきっかけにもなるでしょう。

粋な江戸っ子に会ってみませんか。


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