早いものでもう12月、今年も残りわずかになりました。
わが身の1年を振り返ってみると、何事も中途半端のままで、情けなくなってしまいます。
つい最近も、やってみたいと思っていたパンの酵母作りを、
年末に入り慌ただしいからという理由で先送りしてしまいました。
パンが好きで朝食はおいしいコーヒーとおいしいパンがあればOKという私、
朝起きるとまず手動ミルで豆を挽きコーヒーメーカーにセット。
さすがにハンドドリップで淹れる心の余裕はありません。
そして前の晩にホームベーカリーにセットしておいたパンが焼けて朝食というパターンを
もう5~6年続けています。
コーヒーも試行錯誤したのですが、パンは度々マンネリ化に陥り苦労しました。
さつまいもやゴマ、ナッツ、ココアなどを入れたアレンジパンを作ったり、
ご飯を入れたご飯パンにしてみたりと適度に変化はつけていたのですが、
やはりあきてくるのです。
そんな時、あるお店で食べた天然酵母のパンがとてもおいしくて、
我が家でもぜひ作ってみたいと思うようになりました。
天然酵母の生種も売っているので、それを使用してみるべきだったのでしょうが、
ちょっとハードルが高かったので、天然酵母のドライタイプと国産強力粉でやってみたところ、
そこのパンには及びませんでしたが、それなりにおいしくできました。
でも、これも続けていると味に慣れてしまうのかなんとなく物足りなくなってくるのです。
こうなるともう生種しかないかなと思っていた時に、
『ポリ袋でかんたん!甘酒&酒粕でつくる天然酵母パン』という本を見つけました。
( 梶 晶子著 河出書房新社 596.6/カ )
天然酵母は色々なものから作れるようです。
練馬区のパン屋さんでは練馬大根から作った酵母で焼いたパンを販売していたし、
レーズンやヨーグルト、果物からも酵母が作れるのだそうです。
でも甘酒や酒粕はもともと発酵食品だし(ヨーグルトもですが)、
なにより香りがよさそうです。
本によると甘酒は麹から作らなくてはならず、温度管理がちょっと難しそうでしたが、
酒粕は純米酒のなら板状のものでよいそうなのですぐに準備しました。
が、結局手付かずのまま来年に持ち越しとなってしまいました。
自家製酵母への道は険しそうですが、おいしいパンのために来年は
ぜひチャレンジしてみようと思っています!
もし本を見て作った方、また他の材料で簡単にできたという方がいらっしゃいましたら、
コツなど教えていただけると嬉しいです。