最近「0」について調べています。
数字の「0」…「ゼロ」の事です。
数式大嫌い!数学苦手!数学アレルギー!!!
という私でも読めそうな本を、と思い、まず読んだのが
『数のひみつ』(瀬山士郎/著、さ・え・ら書房、2010年)という本でした。
「数」についてのさまざまな事がわかりやすく書いてありました。
「数」は無限にある、という事や、一番大きな「数」はない!
(どんなに大きな数でも1を足せばもっと大きな数になるため)という事など。
言われてみれば確かにそうですが、意識することがなかったのでハッとしました。
そして次に、
『異端の数ゼロ~数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念』
(チャールズ・サイフェ/著、林大/訳、早川書房、2009年)という本を読んでいます。
まだ3分の1ぐらいまでしか読めていません。
ですが、カレンダーにゼロがないのはなぜか、数字や数学の起こりなど、
興味深い事が書かれています。
古代に「0」はなかったのです。確かに物の数を数えるのに
「1匹のいぬ」「2匹のねこ」とは数えても「0匹の魚」とは数えません。
「0」は書かれている数字の位を表すために生まれたとされています。
今年、2015年も「0」がなければ、215年になってしまって、
本当の215年と見分けが付かなくなってしまいます。
「0」は何もない事を表すためにあります。
数字を書き表す際の必要上から生まれた「0」ですが、
そこから哲学的な世界が広がっていきます。
本の続きを読むのが楽しみです。
ところで、「0」といえば図書館にもある事に気が付きました。
本の背、分類記号です。日本十進分類法は「0門」から始まっているのです。
ちょっと嬉しくなりました。
ちなみに数学は「4門」です。
最近は楽しくわかりやすい数学の本も出ていますので、是非棚を見てみてください。