中央図書館の前には、見事な街路樹がつづいています。
先の台風で街路樹の枝や葉はずいぶん落ちましたが、
倒れたり傾いたりした木は一本もなかったそうで、一安心しています。
そういえば、初めてこの図書館に来たときから、
なんという名前の街路樹なのか疑問に思っていたことを思い出しました。
まっすぐな樹形がポプラに似ているな、とか、葉っぱはメイプルに似ているから
トウカエデの仲間なのかな?とか。
先日、ふと見た本棚で、この疑問に答えてくれる本を見つけました。
「TOKYO街路樹マップ」東京都建設局 1996年 T54/ト
図書館前の街路樹は、“ゆりのき”(モクレン科)でした。
北米東部原産で、原産地では樹高60mにもなる丈夫な木で、
葉が半纏(はんてん)に似ていることから、別名ハンテンボクというそうです。
あと一ヶ月もすれば葉が落ちて、歩道が落ち葉でいっぱいになることでしょう。
食欲の秋、芸術の秋、そして読書の秋がもうすぐ到来ですね。