2010/09/25 | 稲城市版事業仕分け体験記 | | by 図書館スタッフ |
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平成22年7月24日(土)稲城市で初めての事業仕分けが行われました。
国の事業仕分けと同様に、稲城市として、事業の必要性や実施主体のあり方など、
公共の面前で、外部の視点による議論が交わされた一日でした。
事業仕分けの対象となった事業は、市の実施する21事業が3つの会場に分かれて行われ、
図書館も「中央図書館・iプラザ図書館を除く図書館運営事業」が対象となりました。
仕分けの所要時間は40分間で、市職員による事業概要の説明に約10分、
仕分け人による質疑応答・議論が約25分ののち、評価結果の講評が5分の配分で、
仕分け結果について、1、廃止 2、民間実施 3、国・都が実施
4、民間活用・市民との協働化推進 5、要改善 6、現行どおりの6つに区分されることになります。
城市版事業仕分けは、構想日本から派遣されたコーディネーター+仕分け人3名と
市の行政改革監理委員会から1名が、各事業の仕分け・質問を行い、
図書館運営事業の説明者として、図書館長と係長職の4名が出席して行われました。
仕分け結果については、稲城市のホームページを参照いただければわかりますが、
対象の21事業のうち、「廃止」が5事業、「現行どおり」が1事業、
「民間活用・市民との協働化推進」が6事業、
「要改善」が図書館運営事業を含む9事業となりました。
なんとか、「現行どおり」に次ぐ「要改善」のレベルですみましたが、
指摘事項としては、中央図書館・iプラザ図書館・分館の役割について方針を明確にし、
市民サービスの公平性をまず確保する必要性があること、
及び、図書館予算全体の比率について縮小をすべきではないかとの厳しい総括もありました。
今回の仕分け結果が、即次年度予算に反映されるわけではありませんが、
今後役所内で検討を重ね、必要に応じ、
次年度からの第四次長期総合計画にも反映されると思われます。
さて、稲城市にお住まいの皆様は、図書館をどのようにご利用されておりますでしょうか?
もしかして賢い利用者なら、予約の本を借りに行くとか、
夕方までの時間に間に合う時などはお近くの分館を利用していて、
たまに難しい調べものがあるときとか、
祝日とか17時以降に利用する場合は中央やiプラザ図書館を利用するなど、
うまく使い分けをして利用されたりしませんか?
当日は総来場者208名を前にしてうまく説明ができない部分もありましたが、
今後も市民サービスのレベルを落とさず、
いつでも・どこでも・だれでも、利用できる市民の図書館を目指してまいりますので、
今後もご支援よろしくお願いいたします。