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2016/01/08

酒は天の美禄なり(ただし少量に限る)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
年末年始に何かとお酒とのおつき合いが多かった人にとっては、
内臓の疲れを感じる頃でしょうか。
お酒をたしなむ程度(と自分では思っている)私も、
ご多分に漏れず少々疲労感が否めずにいます。
1年に1度、元旦だけ、と決めている日本酒で楽しく気持ちよく
新しい年を迎えたつもりなのに、調子に乗ってついつい…、
というスタートが幸先良いのか悪いのか、考えるところでもあります。

江戸時代の儒学者、貝原益軒は『養生訓』の中で
少のめば陽気を助け、血気をやはらげ、食気をめぐらし、
愁いを去り、興を発してはなはだ人に益あり
と、飲酒の効能を述べています。一方で、
多くのめば、またよく人を害すること、酒に過ぎたる物なし
と、飲み過ぎを諌めてもいます。

確かに、適量のお酒は動脈硬化を予防したり生活習慣病を防いだり、
と健康効果があることがわかっています。
また、脳から幸福感に関係するドパミンが分泌されるので、
気持ちよくなります。

お酒好きはこの気分の良さを忘れられなくてお酒を飲むのでしょうが、
飲み過ぎると、がんや肝臓病、脳血管疾患にアルコール中毒など、
重大な病気を引き起こすばかりか、理性がマヒして社会的地位を失ったり
人間関係に影響したり、時に犯罪に関わることもあります。

飲む機会の多かった正月を顧みて、1年の読書初めに
『酒飲みは酒をやめるとかえって早死にする』倉知美幸/著(主婦の友社発行 ※稲城市未所蔵)
を選んだのは、自分の飲酒を正当化する気持ちがあったのは正直なところ。
でも、かえって深酒の害に身がつまされました。

お酒は適量を楽しみながら長くつき合える友でありたい、
と昨夜の新年会で興に乗じて戒を忘れたことを振り返りつつ、
このコラムを書いている私です。
19:54