| 2014/09/15 | いつもと違う道を歩いてみると | | by 図書館スタッフ |
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足繁く通う、というほどではないものの、月に何回かは国立国会図書館の
東京本館へ調べものに行きます。圧倒的な所蔵資料の数に加えて、各種
オンラインデータベースも充実しているので、毎回結構な時間滞在して
しまいます。
東京本館へのアクセス方法はいろいろあると思いますが、私のお決まりの
ルートはJR四ツ谷駅から15分位歩くか、東京メトロ永田町駅から5分
ほど歩くかのどちらかを、その日の気分と時間的余裕の有無で決めています。
先日訪問した際も、行きはJR四ツ谷駅下車という定番ルートだったのですが、
帰りはなぜか、「いつもと違う方向に行ってみよう」という気分になりました。
地図で見ると、四ツ谷駅とさほど変わらない距離にいくつか駅があります。
その中から、新橋駅を目指すことにしました。
国会議事堂の正門前を通り、外務省、財務省、経済産業省、文部科学省など
官庁街の中心を抜けて、新橋駅までのちょうど中間地点、東京メトロ虎ノ門駅
付近を通過します。
その時、ふと「日本酒造会館」というビル名が目に飛び込んできました。
ビルの1階がなにやら展示スペースのようになっています。中に入ってみると
展示室内の壁面にずらりとならんだお酒のビンが壮観です。施設案内の小冊子に
目を通すと、ここは日本酒造組合中央会という団体の運営する、日本の酒情報館
「SAKE PLAZA」でした。全国各地のお酒のパンフレットがもらえたり、酒に
関連したイベントのチラシが置いてあったり、様々な酒器が展示販売されていたり、
なんとも楽しい空間です。同じ建物の4階には蔵書数が6千冊というライブラリー
(注:利用には事前予約が必要)もあるそうです。
せっかくの機会なので、有料のきき酒を体験させていただくことにしました。
この時期は秋の日本酒特集ということで、四国・九州のお酒が飲めるとのこと。
リストの中から5銘柄を選び、愛媛・高知・佐賀・大分・長崎のお酒を美味しく
いただきました。蔵元による試飲会や、さまざまなセミナーやスクールも開催
されているようなので、今度ぜひ参加してみたいと思います。