今年の夏の高校野球は、西東京代表の日大三高が優勝しましたね。
稲城市ではなく、町田市の高校ですが、同じ西東京なのでずっと応援していました。
高校野球は、トーナメント形式なので、一発勝負ですよね。負けたらそこで終わり、
勝っても負けても爽やかな感動があります。
まさにスポーツマンシップそのものだといつも思っています。
スポーツマンシップと言えば、今年の6月下旬に群馬県前橋市で図書館の研修があり、
群馬県立図書館に立ち寄った際、「郷土にかがやくひとびと」として
「清水善造―テニス国際化のパイオニア」と題して関連資料の展示をやっていました。
「清水善造」は、国別対抗戦のデビスカップで、対戦相手が転んでしまった時に、
緩いボールを返球したと言う「美談」で、スポーツマンシップに輝く人として、
当時世界中で尊敬されました。
ノンフィクション作家の上前淳一郎氏が『やわらなかボール』と題して出版し、
このエピソードを紹介しています。
わざと緩いボールを返球したのか、清水自身は肯定も否定もしていません。
その態度こそ、まさにスポーツマンシップそのものだと私は感動しました。
下手の横好きで、今も地元のテニスクラブに所属して長くテニスをやっているので、
「清水善造」については以前から知っていました。
群馬県立図書館の展示を見て、あらためて『やわらかなボール』を読み返して見ようと思いました。
なでしこ女子サッカーのワールドカップ優勝、来年のロンドンオリンピックも楽しみです。
テレビで見るのもいいですが、テレビでは知る事が出来ないスポーツの感動エピソードを、本で知るのも面白いですよ。
感動のスポーツ関連図書
『スローカーブを、もう一球』 山際淳司著 角川書店 1981 913/ヤ
『やわらかなボール』 上前淳一郎著 文芸春秋 1982 783/ウ
『28年目のハーフタイム』 金子達仁著 文芸春秋 1999 783.4/カ(文庫)
『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』中村計著 新潮社 2007 783.7/マ
『チーム朝原の挑戦 バトンは夢をつなぐ』 折山淑美・文 学習研究社 2009 782/オ
*5冊目は児童図書です。