我が家に愛犬ショーン(仮名)が来てから11年になります。
もうすぐ12歳、高齢の部類に入るミックス犬です。
臆病すぎるくらいの用心深いおとなしい犬です。
文句ひとつ言わず(当然ですね)我が家の流儀に付き合ってくれている忠実さに、
もっとこの子と分かりあえたら!との思いは日々強くなっています。
長くつきあう中で、何故ここで吠えるか?の理由は大方推測できるようになりました。
他にも、ショーンが餌を食べない時、震えている時、いつも使っている寝床を無残に引き裂く時、
何故なのか?と考えても答えはあくまでも想像の域を出ません。
かかりつけの獣医さんや、ペットショップの店員さんから色々とお話を伺うだけでは
足りないように思い、昨年ペットケア・アドバイザーの勉強をすることを思い立ちました。
そのような資格があることを新聞でたまたま知り、ちょっと前から興味をもっていました。
それに加えペットを持つ人の知識とマナーがもっと向上すれば、
ペットは社会の中でもっと受け入れられるようになるかもしれないと思っています。
資格試験に挑戦するのが好きということもあり、応募してみました。
名称は「愛玩動物飼養管理者」というものが正式なようで、簡易書留で書類を送るたびに
郵便局の職員の方にお手数をかけました。
送付されたテキストを見て、厚みのある二冊組みなのでちょっと手ごわいぞ、と思いつつ
新しいことにチャレンジする喜びが勝っていました。
スクーリングあり、課題報告の提出あり、
それをクリアしてようやく認定試験を受けることができました。
そしてこの1月にぶじ認定書を頂けたのでした。
勉強するなかで猫、うさぎ、ハムスター、フェレット、鳥類や爬虫類など、
犬以外のペットの生態も知ることができました。
また人と動物の関係を歴史から考察し、愛玩動物をとりまく法律なども興味深く学習できました。
そして個人的には、不満を口にしないショーンの内心にも、少しだけ近づけたと思いました。
愛犬仲間とは「うちの子ダメ犬だからね…」などと言い合いますが、
内心は「ダメな子ほど可愛い」の例にもれず各々に深い愛情を注いでいるのです。
犬は本当に忠実です。
税関や災害の現場で活躍する犬たちを目にすると、人間と犬の好ましい関係を思います。
頑張って!と応援しています。