ある日地元の中学の同級生から、久しぶりに電話がありました。
その友だちは同じ中学の同級生同士で結婚し、男の子が一人います。
私たちが住んでいた地域はみんな同じ幼稚園に通い、
同じ小学校に入学、さらに同じ中学校へと進学していきます。
生徒数は一学年が100人ほどで、クラスが三つあるだけでした。
よって、クラス替えをしても新鮮味は全くありません。
しかし同級生100人の顔と名前をおぼえてしまうのが普通で、みんなが友だちという感じでした。
電話によると、その一人息子が私たちも通った小学校に今年入学することになったそうです。
当時の思い出話に花を咲かせながら、今の小学校の様子をきいてみました。
すると現在は生徒数が倍ほどになっており、7クラスもあるそうです。
私たちが通った校舎は建て直され、校庭の遊具に当時の面影が残るのみ、となっているようです。
時の流れのなんと残酷なことか。
しかし過去を振り返り、懐かしんでばかりではいけません。
わたしは今を生きているのです。
今この一瞬に全てをかけろ!!
私の決意を聞いた友だちは言いました。
「まずは結婚だな」
「…はい」