これは稲城の図書館で所蔵している児童図書のタイトルです。
内容は小学校6年生の女の子がクラスメートの男の子に恋をするという短編です。
その時の女の子の気持ちを“赤い実がはじける”と表現しています。
実はこの話は私が小学生だったときの教科書に載っていたものです。
あまりの懐かしさにイイ大人が児童書を借りてしまいました。
この本を読んでいると国語の授業で「赤い実はじけた」を勉強したときのことを思い出します。
あの時のなんとも気恥ずかしい教室の空気が今はとても懐かしく感じます。
当時は誰かを好きになったときに“赤い実がはじける”のかと思っていました。
ところが作者によるあとがきを読んでみると、そうでないことが分かったのです。
それは「心の底からなにかを感じたとき」に、はじけるものだということです。
何かを決心したとき
つらい出来事があったとき
このような時にも“赤い実がはじける”ことが今にして分かりました。
私にも小学生の時に好きだった女の子がいました。
当時の友人によると
最近結婚して赤ちゃんが生まれたそうです。
なんだか今、赤い実がはじけたような気がします…。