ここ数カ月間悩まされていた花粉症もついに終局を迎え、
世間様より遅ればせながら、やっとこさ春がきた感があります。
緑が綺麗なこの時期、山が「おいでよ!」と呼んでいますが、
いかんせん花粉飛散シーズンは極力引きこもる生活を送っていたため、
わたくし、完全なる運動不足です。
この鈍った体で、山を登りきれるとは思えず、
悶々としていた時に見つけたのが、『東京周辺ヒルトップ散歩』です。
この本には、東京周辺の気軽に行ける丘陵が素敵な写真とともに紹介されています。
ぱらぱらめくってみると、近所の丘陵も紹介されていたので、
丘くらいならどうにかなるかもと、さっそく本を携えて丘陵散歩に出発です!
きらきらとした木漏れ日のなか、ゆっくりと登っていきます。
道中は、2組の家族連れとすれ違っただけで、本当に静か。
野生のツツジなどを見ながら、森林浴を楽しみます。
ただ、思いのほか体力が落ちていたようで、
頂上まで30分程度の道のりですが、すぐに息が上がってしまい、
足の疲労感と戦いながら、汗だくになって登りました。
やっと着いた頂上は、都心の方まで見渡すことができ、
座り心地の良さそうな木のベンチも整備されています。
しばらくぼんやり風を感じながら、次はおにぎりでも持って来ようと決意し、
帰路につきました。
稲城市は多摩丘陵に含まれる丘の多い土地です。
天気の良い日には、ぶらり丘陵散歩はいかがでしょうか。
参考文献『東京周辺ヒルトップ散歩』
著者:若菜 晃子
発行:河出書房新社
出版年:2010年3月