最近、我家の外壁を塗り替えました。
既存色でお願いします、と依頼したので、外観は大して変化しないと思い込んでいました。
ところが、長年の風雨と日焼けにより、すっかり変色していたらしく、
目に鮮やかな色に塗り替えられて少し驚きました。
家の外壁は白で庇周りは焦げ茶色なのですが、
色を決める段になって、白といってもいろいろな白があるのだと説明されました。
色見本から選んで下さいと言われても、
小さな色片から全体を想像するのはなかなか困難なので、
結局プロのセンスにお任せすることにしました。
いよいよ始まってみると、予想外なことに気づかされました。
足場を組んだ窓に養生シートが張られると、家の中はすっかり薄暗くなり、
天候の具合はまるでわからなくなるのです。
出勤時に玄関を出てはじめて強い日差しに気づき、半袖に着替えてから出直すこともありました。
また、留守の多い我家では、帰宅後に窓を開放するのですが、
塗装中の揮発臭があまりに強くて閉口しました。
風の心地よい季節に、窓を閉め切りにする閉塞感はかなりのものですが、
目はチカチカするし、食欲は無くなるし、これが相当に厄介でした。
家も古くなると塗装に限らず、風呂釜の交換やキッチンのリフォーム等、
何かとメンテナンスが必要になります。
長く住むとそれなりに愛着もあるので、
手を入れながらも何とかなるうちは快適に住み続けたいと、
あらためて実感させられる出来事でした。