| 2009/04/28 | 病気のある家族との食事に思う | | by 図書館スタッフ |
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4月初めはまだ冬のように寒かったのに、桜の花もすっかり散ってしまい、
あっという間に新緑が美しい季節になりました。
さて先日義母が誕生日を迎えました。
彼女は糖尿病なので普段は専用の宅配弁当を取っています。
きちんとカロリー計算され、メニューもバラエティがあるようです。
そうはいってもやはり飽きるだろうし、80歳も過ぎ
モノをあげるより一緒に過ごす時間のほうがよかろうと、外食に誘いました。
行先はネット検索で見つけた減糖食のあるレストランです。
食事はコースの中でそれぞれ数種類の中から選ぶプリフィクススタイルです。
メニューには減糖食のコースはありませんが、
実は選択肢の中に減糖のものが入っており、知らずに選ぶ人も多いとのこと。
減糖食の希望者に渡されるメニューには該当するものに印が付いているのでした。
結果は大満足!私も2つ減糖のものを選んでみたところ、
季節の野菜を添えたメインもケーキとアイスクリームの盛り合わせも
とてもおいしゅうございました!
また母にはお祝いのメッセージをデザートのお皿に書いてくれる心配りで、びっくり&感激でした。
メニューに印が付いているほかはメニューの表紙もお洒落な器や盛り付けも全く同じで、
一人だけ特別な病人食を食べているという感じはなく、楽しい時を過ごせました。
高齢化が進む中、持病があり外食はカロリーや塩分、糖分などが心配という人も多いでしょう。
工夫をしている病院レストランもあるようですし、
エアラインの機内食も特別食のリクエストができます。
糖尿病の人のための食事の作り方といった本もあります。
でも食事に気をつけねばならない人もその必要がない人も一緒に気軽に楽しめるお店は
まだまだ少ないのではないでしょうか。
これからこういうプラスアルファのサービスや
そういうサービスについての情報発信が広がるとうれしいと思います。