少し早いのですが、先日休憩室でおせち料理の話がでて、
子どもの頃を懐かしく思い出しました。
現在は伊達巻、栗きんとん、黒豆、田作りなどは作る年もあれば買う年も
あり、特に思い入れはないのですが、我が家で毎年欠かさずに作るのは
「ピーナッツなます」です。
小学生の頃、窓を開け放しての寒くてつらい大掃除が終わり、家の中がほっと暖かくなると、
わたしたち子どもが落花生の殻をむき、祖父が大きなすり鉢でピーナッツをあたります。
ゴリゴリゴリ・・・
わたしたちが殻をむきながらつまみ食い
ポリポリポリ・・・
石油ストーブは赤く、大鍋では煮物が
グツグツグツ・・・
祖父が祖母に
「もういいかい?」
「まだまだですよ。」
なんだか、日本昔話のようですね。
すり鉢を押さえる役にあきて、祖父のかわりにすりこぎを握ってみたり、
祖母と母が忙しく立ち働く台所を覗きに行ってしかられたり、
家は大晦日独特の興奮につつまれてワクワクしたことを思い出します。
今はあんなに大きなすり鉢ではないけれど、子どもがむいた落花生を主人が小さなすり鉢で
あたり、高知からとりよせたゆずのお酢を入れて、祖母の味を思い出しながら作っています。
おせち料理の本で見る紅白なますはその名の通り、京人参の紅と大根の白さのみで、きりりと
美しくおめでたい一品ですが、我が家のオレンジ色の普通の人参と大根そしてピーナッツでできた
なますの、ぽってりとやさしい色合いもなかなかのものだと思っています。
まだ1ケ月も先ですが、今年もゆっくり丁寧に作りたい一品です。