4月になりました。
新しい年を、あるいは新しい年度を迎える度に抱くのが、
今年(今年度)こそは本の管理をしっかりするぞ、という大志です。
司書なのに何を今さら志すほどのことなのか、と思われるかも知れませんが、
恥ずかしながら本の管理(あくまで個人の蔵書です!)
については長年無秩序の秩序方式をとっており、
どちらかと言えば身体の感覚で本の場所を把握しています。
もっと美しくロジカルに管理をしたいと事あるごとに思い、
購入の記録や読んだ本の記録をまとめようとこれまで何度も試みていますが、
以下の理由でいずれも長続きしていません。
・専用のノートやカードに記録する
ノートや筆記用具を選ぶところまでは非常に楽しいが、
書式に凝ろうとして書き方が定まらないままに書くのをやめる。
PCに記録するのもほぼ同じ理由で挫折する。
・手帳に記録する
手帳を新しくしたばかりの時期はまめに書くが、徐々にフェイドアウトしていく。
・家計簿に記録する
購入金額が大きくなりすぎたうしろめたさに、家計簿をつけるのをやめてしまう。
・本棚の場所分けなどで物理的に整理する
物理的に整理できなくなる。
要するに記録に関する甲斐性が無いということなのかもしれません。
そこでこの4月からは、「MediaMarker(メディアマーカー)」(http://mediamarker.net/)
というウェブサービスを使い始めました。
単純かつ今さらながら、アナログがだめならウェブに頼ろうという発想です。
個人での本の購入金額や読書記録の管理のほか、
記録を公開することで様々な機能が使えるサービスですが、
今のところ購入した本と、これから購入したい本のウィッシュリスト(欲しいものリスト)として便利に使っています。
シンプルに使うことで、こんどこそは飽くことなく記録を継続したいと思います。
記録が物理的な本の配置に反映されるのはまだまだ先になりそうですが、
千里の道も一歩から…
みなさんのとっておきの本の記録・管理方法がありましたらぜひご教示ください。
※中央図書館展示コーナーでは、今月と来月、国民読書年にちなんだ展示を行います。
4月は「読書の楽しみ」をテーマとした展示です。
中央図書館へご来館の際はぜひご覧ください。