図書館の本がどういう順番で並んでいるか、図書館通の人ならご存知でしょう。
公共図書館ではだいたい、日本十進分類法(NDC)に基づき主題の体系順に配列されています。
主題というのは、本の内容を極限まで圧縮したものをいって、
それを3桁の数字で表した分類記号順に配列しています。
だから、図書館では、同じ書架に同じような内容の本がずらっと並んでいるわけ。
この並べ方が考え出されたときって、すんごい革命的だったらしいんだけど、
でもこれって、ときどき変なことになっちゃうんですよ。本の内容で分けちゃっているから、
いろんな分野の本を書いている人の本がひとところに集まらない。
一例をあげると、「ダーリンは外国人」で有名な小栗左多里さん。
この人の本って、全部マンガなんだけど、図書館の本の並べ方では、
本の内容の方が優先だから(マンガという分類もあるけど)、
図書館の中では、「ダーリンは外国人」、
「ダーリンは外国人2」は、分類記号367.4(婚姻・離婚問題)、
「英語ができない私をせめないで!」は、830.7(英語-読本・文体・作文)、
「精神道入門 こんな私も修行したい!」は、186(仏教)、
って具合にいろいろな場所に本がある状態になっちゃいます。
なんだか「納得いかない!!」気分になりますが、
内容でならんでいる便利さもありますしね…。
そんなわけでみなさんすきな作家さんは、是非検索してみて下さいね!