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2023/10/03

『よむよむ島NO.56』(2023.7)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者

稲城市立図書館では、年に3回小学生向けにお勧めする本をよむよむ島として選書している。低学年向けと高学年向けにそれぞれ10冊ずつ合計20冊。

選書方法は、市内6館(中央図書館、iプラザ図書館、第一~第四図書館)の担当者が各館で、「日本のよみもの」「外国のよみもの」「知識の本」の各テーマ2冊ずつ12冊を低学年向けと高学年向けに選書する。自分の図書館内で児童会議を開き、推薦する本を発表する。各々の推薦本を比較・検討後、自館の推薦本を決定する。私のイチ押し『にわか魔女のタマユラさん』も無事に第一関門(自館の選書会議)を突破。(高学年向けの「日本のよみもの」の中では読みやすいし、ほんわかとした雰囲気がおすすめ。)

その後、各館に自館推薦本を回覧する。1週間の期限内で各館の推薦本に目を通す。この時期は、回覧本を次から次へと読む必要があり、かなりの読書量となる。

すべての館の推薦本を読み終わったら、全体の推薦本の中から、自館の推薦本を選択する。ここが第二関門。残念ながら『タマユラさん』はこの第二関門で脱落。(あーあ。がっかり。インパクトのある他の本に負けてしまった、、、。確かに『タマユラさん』優しい雰囲気だから印象が弱かったかなぁ。)

無念な気持ちを抱えながら、私は最終関門である全体児童会議に臨んだ。5月某日。運命を決める日。

最終関門(全体児童会議)では、各館の推薦本の順位を基準に分野毎に決定していく。ある程度、決定方法は幹事館に委ねられる。今回の会議(よむよむ島NO.56)では、各テーマ上位の本を推薦する館の代表が行う形になった。私は、『タマユラさん』を推したかったけれど、その気持ちを抑えつつ、自館の別の推薦本をプレゼンした。緊張した自分のプレゼンも終わり、ぼんやりと(いやしっかりと)他館の推薦本のプレゼンを聞いていると、ナント!!他館の担当者が『タマユラさん』を熱く推してくれていた。(そうそうこのほんわかさがいいのよね。)そのプレゼンに連動して、各館の票も動いた。なんと逆転大勝利。『にわか魔女のタマユラさん』が高学年向け「日本のよみもの」として選定されたのだ。私は、会議終了後同僚に「私のイチ押しの『タマユラさん』が選ばれたの。嬉しい!!」と話しながら帰路についた。

稲城市立図書館の児童担当者一同の熱いバトルが繰り広げられ、様々な紆余曲折を経て選ばれし、よむよむ島。どうか大人の皆様にも目を通していただきたい。


タイトル:『にわか魔女のタマユラさん』

著者:伊藤充子 作 ながしまひろみ 絵

出版社:偕成社

請求記号:913

資料コード:311391910


〈あらすじ〉

喫茶店たまゆらの店主タマユラさんは、お店のお客さんと仲良し。旅行のお土産を頂いたり、手芸を教わったり、、、。ある日、黒い服を着たおばあさんから旅行鞄を預かることに。そのかばんの中身は、魔女の道具である黒ネコ・おなべ・観葉植物・ほうき。タマユラさんは、にわか魔女として、ちょっとしたお困り事を魔法で解決していく。

少し肌寒くなるこの秋に、タマユラさんのほんわかした温かい雰囲気を感じてみてはいかがですか?


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