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2023/10/20

シダーローズ

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館管理者
つやつやして見える“まつぼっくり”をご存知でしょうか?
太陽の光を反射して、つやつやに見えているようなのですが…

先日、調布にある「神代植物園」に行った時のことです。
入園してすぐ、同行していた家族に
「木の上に何かある、なんだろう?」と言われ、
見あげてみると、つやつやと大きな卵型の物体が木の上に!
何か人工物の、例えばイースターの時に子供たちが探すために作られた、
カラフルな卵を枝の上に乗せているように見えました。
しかしイースターは4月、今は夏の終わり。
そんなはずもないので、
あーでもないこうでもないと木の下で考え込んでいた私たちに
救世主があらわれました。

「あれは、まつぼっくりよ」
そう声を掛けてくださったのは、
神代植物園でボランティアをされている方でした。
「あれが、まつぼっくり?」
私たちが不思議がっていると、くわしく説明をしてくださいました。

そのまつぼっくりは、「ヒマラヤ杉」のまつぼっくりで、
今はまだ若いのでしっかりと閉じている状態。
時期が来るとまず先端部分が開いて落ち、その下の部分の鱗片も
徐々に開いて1枚1枚が上から順に剥がれ落ち、風に運ばれていくそうです。

最初に落ちる先端部分がバラの形に見えることから
「シダーローズ」と呼ばれていて、
クリスマスリース作りなどで、とても人気があるのだそうです。

普通のまつぼっくりのようにそのままの形で落ちることはなく、
徐々に鱗片が剥がれていくので、まつぼっくりがあった場所には、
まつぼっくりの芯が残ったままになっているのも他とは違いました。
そして、私たちが見ていた、まつぼっくりの周りには、
たまたま他のまつぼっくりは無く、1つしかないように見えていたのですが、
ボランティアさんに言われるまま、さらにずっとずっと上の方を見上げると
かなり高い木であることに気づくとともに、たくさんのまつぼっくりがありました。

足元を見回すと、以前に剥がれ落ちた下の方の鱗片は発見できましたが、
シダーローズは見つけられなかったので、
ちょうど良い時期になったら、探してみたいと思います。


09:00