足をプルプルさせながら力強く自転車のペダルを
踏み込んで、生ぬるい強風に立ち向かう。
すっかり春になったなぁと思う。
そういえば....今年の春一番は、もう吹いたのだろうか?
早速、気象庁のホームページを調べると
2月14日に吹いていたことがわかった。
(気象庁のホームページより 2016.4.9現在)
春一番。
元々は壱岐の漁師言葉だったそう。
1859年に、この春に吹く強い風を受け、大勢の地元漁師が
遭難する、という悲しい出来事の教訓として、
漁師仲間で語り継がれた言葉。
自然の怖さを忘れないようにと「春一番の塔」も建立されている。
(ながさき旅ネットのホームページより 2016.4.9現在)
テクノロジーの進化で、気象情報がすぐに 手に入る現在。
国土交通省が整備を進めるXRAINは、
(http://www.river.go.jp/kawabou/ipTopGaikyo.do)
局所的な雨量も観測可能で、そのデータはホームページから
ほぼリアルタイムに閲覧できる。
洪水やゲリラ豪雨対策などで活用される。
子供の頃、黒電話で177を回して天気を確認していたことを思い出し、
すごい時代になったなぁと、心底思う。
でも‥‥しっかりと恩恵にあやかりながらも、
空を見て、自分で天気を予想してみたくなる。
図書館で知識を授けてくれそうな本を探す。
気象学周辺の図書を見ると…ありました。
『雲のすべてがわかる本』(451.6/タ)武田康男 成美堂出版 2014.6
-天気の変化を教えてくれる雲の基礎知識や季節ごとの読み解き方がわかる。
『楽しい気象観察図鑑』(451/タ) 村井昭夫・鵜山義晃 草思社 2011.5
-雲観察に役立つ基本的な知識や技がわかる。
指を使って雲の大きさが測れるなんて知らなかった。
見上げると平たいわた雲がぽっかり浮かんでいる。
サイズは10°くらいかな?しばらく晴れが続きそうだ。
さあ、小さな楽しみを胸に、上を向いて歩こう。