2月26日に開催された東京マラソンに参加してきました。
もちろん、ランナーとしてではなく応援要員としてですが・・・
ロンドンオリンピックの選考会も兼ねた大会は、メディアの注目度も高く、まさに大イベント。参加者は約3万6000人!沿道に集まった人の数は、なんと130万2000人!!走る人も応援する人も想像以上に多く、“(応援対象者を見つけて)応援する”のも一苦労でした。
当日ネット配信された“位置情報サービス”を頼りに、応援ポイントへ先回りして、ランナーを待って、声援を送って、また次のポイントへ先回りして、ランナーを待って・・・繰り返すこと5回。
この日ばかりは地下鉄も私たちのような応援隊だらけ。地上でランナーが力走をみせる裏側では、応援隊も地下鉄を乗り継いで大移動といった感じでした。
結局、5ヶ所のポイントのうち2ヶ所で声援を送ることに成功!マラソン観戦初心者としては、まずまずの成績でしょうか?“とにかく5戦全敗でなくてよかった”と初心者同士検討をたたえ合いました。しかし、走っている姿を発見できたときは、テンションがあがるものですね。「いたーっ!!」「あそこ!あそこ!」「ガンバレー!!あと少し」という感じ。待っている時間と移動の時間を考えたら、ほんの一瞬ですが、それでも十分に楽しむことができました。また次回、応援する機会があったら、その時は5戦全勝を目指します。
オリンピック選考をかけた熱い戦いも、完走を目指して走った芸能人ランナーとも無縁の観戦となりましたが、ユニークな格好で走るランナーに楽しませていただきました。復興への強い思いを胸に走っている方も多くみられました。それぞれの目標や思いをもって挑んだ42.195Km。完走した皆さんの頑張りに心から拍手を送りたいです。お疲れさまでした。
マラソンを観戦した数日後、偶然にも、三浦しをん、あさのあつこ、近藤史恵ら人気作家が、マラソンを題材にして書いた『シティ・マラソンズ』を読みました。やはり小説の中の主人公たちは、さまざまな思いを抱えて、マラソンと向き合っていました。
想像するに・・・マラソンには、完走した充実感や記録の達成感とは違う、もっと大きな得難い何かがあるのかもしれません。
それでも、やっぱり私は応援する側で満足ですけど(笑)