著書:ディック・ブルーナ/ぶん・え まつおか きょうこ/やく
請求記号:E1/ブ
資料番号:610992709 他
口元がばってんの白いうさぎといえば…ミッフィーです。
ミッフィーは、1955年に出版されたオランダのディック・ブルーナさんの絵本『ちいさなうさこちゃん』『うさこちゃんとどうぶつえん』から生まれ、今年で70周年だそうです。
ミッフィーは英訳で、ブルーナさんが名付けたのは「ナインチェ」、日本では「うさこちゃん」として多くの絵本が翻訳され、親しまれています。
雑誌『モエ』の2025年5月号では巻頭特集になったので、目にした方もいるのではないでしょうか。
中学生の娘は、まだ「ミッフィー」「うさこちゃん」と言えない頃から私が持っていた50周年記念のミッフィーのぬいぐるみを「ちゃーちゃん」と言ってかわいがり、今も変わらず絵本もキャラクターとしても大好きです。
今でもうさこちゃんの絵本が出版されると購入し、娘と楽しんでいます。
その中でも「うさこちゃんの絵本で、こんなに大笑いするなんて!」と驚いたのが、『おかしのくにのうさこちゃん』です。
ある日、うさこちゃんはおかゆを食べたくなくて、「ここがおかしのくにならいいのに」と考えます。
おかしのくにではアイスクリームをいくつも食べられて、いつでもケーキを食べられます。
そして娘が大笑いしたのは「おみずなんかのみません。」の一文。
さらに、チョコレートのついた手を服でぬぐったり、夜ふかししたり、みんななまけものだったり…。
絵に描いたように「げらげら」と笑う娘を見て驚くと共に、当時、電車やバスで出かける際には絵本を持って行っていたので、「この絵本を持って行くのはやめよう…。」と心の中で固く誓いました。
でも最後は、本当にそんなくにがいいの?と考え直すうさこちゃん。
ですが幼い娘は、おかしのくにのうさこちゃんを真似て悪ノリしようとして、私に止められ、怒られる…。
娘は覚えているかはわかりませんが、この絵本を見ると、そんなやりとりを思い出します。
ちなみに10年前の60周年展には、写真の50周年記念のぬいぐるみを持って家族で行きました。
会場でぬいぐるみをなくしてしまい無事にフォトスポットで見つかったのも、今では笑い話です。(当時は冷や汗ものでした…。)
参考資料:
『モエ』2025年5月号 資料番号:620773985 他