2011/02/19 | しかけ絵本て、本当に素晴らしいですね(笑) | | by 図書館スタッフ |
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先日、iプラザ図書館主催の親子イベント「しかけ絵本(カード)をつくろう」を開催しました。
鎌倉のしかけ絵本専門店“メッゲンドルファー”の嵐田康平さんを講師に迎えてのイベントは、
好評のうちに終了。
改めて、しかけ絵本に魅了された1日となりました。
イベント準備中のこと。
私たちスタッフは、嵐田先生が見本にと持ってきて下さったしかけ絵本に興味津々。
思わずすべての作品を手にとってみたのでした。
ロバート・サブタ作の「不思議の国のアリス」
しかけ絵本の中でもかなり有名な作品です。私も何度か見たことがありましたが、
やはりポップアップの迫力と美しさに感激!トランプが宙を舞うシーンは圧巻です。
デビッド・A・カーター作の「あかまるちゃん」「くろまるちゃん」
しかけの中に隠されている“あかまるちゃん”と“くろまるちゃん”を探すという
シンプルな内容ですが、その精巧さは抜群!
ページをめくるたびに立ちあがるしかけは、もはや芸術作品というほかありません。
19世紀の代表的なしかけ絵本作家のルーター・メッゲンドルファーの作品の復刻版は、
舞台のように横に広がるだけのシンプルなしかけながら、広げたときの迫力は満点!
オブジェとしても楽しめる作品です。
そのほかにも、視覚障害者が触れて楽しめるしかけが盛りだくさんの作品、
リアルな動物のポップアップと鳴き声が同時に楽しめる作品などなど、
本当にどれもよくできていて、イベント直前にもかかわらず夢中で楽しんでしまいました。
こんな素敵なしかけ絵本を図書館にも置けたなら、
きっと子どもたちの喜ぶ顔がみられるだろうなと想いを馳せつつ、
壊れたときの修理はさぞかし難しいだろうなと現実的な世界に引き戻されてしまうのですが…
さてさて、話はしかけ絵本づくりに戻しまして、
みなさんも親子で楽しめるしかけ絵本づくりにチャレンジしてみませんか?
図書館にも参考になる本があります!ぜひご利用ください。
754/ア「しかけ絵本をつくろう!」 青津優子/著 大日本絵画
754/キ「ポップアップ グリーティングカード」 菊池清/著 大日本絵画
754/キ「ちょっとオシャレなグリーティングカード」 菊池清/著 大日本絵画