梅雨がやってまいりました♪
服はじめじめ、布団は干せない、猫までしっとり手触りの季節です。
もちろん被害は私生活だけに及ばず。
湿気や水濡れで傷んでしまう本の増加で、図書館にとっては大敵の到来です。
けれども私がこんな季節に楽しみにしていることがひとつ。
それはおやすみの日の散歩です♪
昔から自然の緑を見るのが好きで、今でも時間が空けばよく散歩をしています。
公園やちょっとした森などを歩くと、空気が澄んでいるし目も癒されて、
結構落ち着いた、いい気持ちになれます。
朝早くの出勤や近所を散歩するだけでも、
途中に緑があったりするとなんとなく気持ちも上向きになったりしますね。
そして雨に濡れた緑は、また格別です。
春にまってましたと芽吹いた淡い緑が、雨を浴びてしっとり落ち着いた雰囲気になるこの時期は、
一年中で一番綺麗なときだな、と思います。
まるで緑が空に「おつかれさま。まぁ一服したまえ」と言われているみたいに思えますね。
余談ですが、日本伝統の色名のうち主に緑系統は、
梅雨時期に名をつけられたものが多いそうです。
春が鶯、鶸、柳、鶸萌葱といった淡い緑で定められたならば、
夏との間のこの時期は、柳煤竹、青丹、松葉、青竹、虫襖といったところでしょうか。
ここで、緑と公園と雨に関係したオススメ本を1つ♪
『街の中に四季をつくる/ポール・スミザーのパブリックガーデン』 ポール・スミザー著
中央館に所蔵がございます♪
この「第二章 四季のある庭」の中に『雨の季節』というページがあるのですが、
しっとり湿った英国風庭の写真が、思わず歩きたくなるほど綺麗ですよ。
じめじめでイライラしたときには、時にはこんな本を手にとってみたらいかがでしょうか。
きっとそのまま、「・・・雨の散歩もいいかな」と歩き出せることでしょう。
(K.H)