季節があるということがとても素晴らしいことだと、
最近になってあらためて実感するようになりました。
寒がりの私は冬がとても苦手で、家ではジャケット、ジャンパーを着込み、
足には布団を丸めて机に向かっています。
エアコンのリモコンを無くした私自身が悪いわけですが、
思えば昨年も一昨年も、エアコンをつけながらも
同じような格好で机に向かっていた記憶があります。
しかも、冬は、なんとなくではありますが、活気がない気がしてなりません。
木々が枯れ、虫の姿が見られなくなるからでしょうか、寂しい感じがして、
それも大変気に入りません。
逆に夏ときたら、暑いことは暑いですが、生き物が多いためか、活気があるように見えます。
まあ、それは「夏までには見つかるだろう」という、
消えたリモコンに対しての安易な考えがあるからこそ
書けることなのかもしれませんが、夏はとても好きです。
では、冬には良い点がないかというと、そんなことはありません。
私は中央図書館の裏山(城山)を散歩するのが好きなのですが、
一年通して日課のように散歩していますと、それがとてもよく見えてきます。
少し前ならどんぐりと落ち葉が多かったです。
膝下までもぐるくらい積もった落ち葉の上を歩くのは、フワフワしていてとても楽しいものです。
足の踏み場もないくらいのどんぐりを選別して、Best of DONGURIを選ぶのも楽しいのです。
ちなみに、昨年選んだベストどんぐりは家で黒くなりました。
(これ腐っているのでしょうか?そうであれば、いち早く捨てたいところですが、
腐っていない可能性を頭の隅で信じていて、捨てられないでいます。
そろそろ芽が出るかもしれません)
今年は昨年よりどんぐりが少なかったため、
ついにベストらしいベストを見つけられないまま今に到ってしまいましたが、
ツルツルとつやの良いどんぐりを探すのもまた、楽しいものです。
もう少し経てば、雪が降るかもしれません。
いつも茶色い山の中が、一面白くなるのはとても新鮮で、
雪を踏む足元からの音しかしない静けさは、
不思議な世界に足を踏み入れたような心持になります。
その中に寝転がるのもまた一興です。
ただ、雪の下に木や石があって背をいためるのが常なので、今年も心配ではありますが。
このように、時期ごとに見方を変えて外を歩くと、新しい発見などもあって楽しいかもしれませんよ。