書名:『エメラルド・アトラス 最古の魔術書』
著者名:ジョン・スティーブンス
訳:片岡 しのぶ
出版社:あすなろ書房
請求番号:933 ス
中央図書館所蔵コード:611893400
「よむよむ島no.36」で紹介されている一冊です。
「よむよむ島」は、夏休み・冬休み・春休み前に小学校へ配布しているブックリストです。図書館が選んだ「小学生に読んで欲しい本」を10冊紹介しています。低学年向けと高学年向けの二種類あります。
今回ご紹介する『エメラルド・アトラス 最古の魔術書』は高学年の一冊になりますが、とても読み応えのある内容です。
あらすじを紹介します。
あるクリスマスイブの夜、4歳の女の子・ケイトはママに起こされ、
理由もわからぬまま、弟マイケル(2歳)・妹エマ(赤ん坊)を守ると約束させられます。そして、両親から引き離されて、修道院に預けられるのです。修道院や孤児院を転々としながら、“いつか必ず、両親が迎えに来てくれる”と信じて協力しあって生きてきました。そして10年後、行く場所がない3人は、山の上にあるお城のようなケンブリッジフォールズの孤児院へと向かいます。子どもは、自分達3人だけ。他には、メイドのおばあさんと使用人のおじいさん、院長のピム博士が暮らしています。広い城内を探検していると、地下室で1冊の不思議な緑色の本を見つけます。その本には、タイムスリップの力があったのです。
最初見た時は、厚い…と思いましたが、読み進めるうちに物語の世界にどんどん引き込まれていきますよ。続編として「ファイアー・クロニクル-最古の魔術書Ⅱ」・「ブラック・レコニング-最古の魔術書Ⅲ」があります。ハリーポッターやナルニア物語などファンタジーが好きな方に年齢を問わずオススメできる一冊です。