蔵書検索


 
詳細検索
新着資料検索

利用方法
 

休館日

開館カレンダー


 中央 第四月曜日
 年末年始・特別整理期間
 第一
 第二
 第三
 第四
 月曜日
 祝日・年末年始
 特別整理期間
 iプラザ
 第二・第四月曜日
 (祝日の場合は翌日)
 年末年始・特別整理期間
 

開館時間

中央・iプラザ 9:00-20:00
第一~第四 10:00-17:00
*7月21日~8月31日 
 火~土曜日:9:00-18:00
 日曜日:9:00-17:00
 

iブラリブログ

おすすめ資料 >> 記事詳細

2008/09/12

スタッフのおすすめ本! (9月)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
タイトル:秒速10センチの越冬
著者:岡崎 祥久
請求記号:913.6/オ 
  
私は小説を読むのが好きで、書くのも好きだったりします。
 
書店でアルバイトをしていた時のことなのですが、
「せっかくなのだからこの経験を小説にしてみよう」と考えて、小説にしてみたことがあります。
私は主に商品の返本・検品作業を担当していて、たくさんの本を箱に入れる、
もしくは箱から出すという日々を送っていました。
その同じことの繰り返しの中にも、慣れてきて見方が変わったりすることが新鮮で、
そのような繰り返しの中にも何か見つけようとすれば見つけることができる
ということを文章にしたかったのです。
 
しかし、試行錯誤を繰り返しても、自分の言いたいことをうまく文にすることができず、
ある出版社の新人賞に応募してみても、
それまで大体通過していた一次選考すら通過しませんでした。
がっかりして友人にその小説を見てもらうと、「似たような話で読んだことあるよ!」と言われ、
「しかも似ているのにそっちのほうが君のよりずっと良い!」と付け加えてくれました。
それで教えてもらって読んだのがこの『秒速10センチの越冬』だったのです。
 
この物語の舞台は書店ではないのですが、
本を仕分けして箱に詰めることの繰り返しが書かれていて、
確かに私の書いたものと似ているように感じられました。
しかし、私のものと異なる点として、何も考えていなかった主人公が、いつの間にか目標を持ち、
その目標のために作業の繰り返しに意味を見つけるというテーマがあるところです。
 
勿論、書き方や話の流れ方なども明らかに私より素晴らしいのですが、
目標を持つことで繰り返しに意味を見つけるのと、
繰り返しによってその繰り返しに意味を見つけるのとでは、だいぶ異なります。
前者が(特に目標の具体例などがあれば)読み手に伝わりやすく、
自分がつらいことに対して最後まで頑張れた出来事の答えにもなっているのに対し、
後者は具体例があげづらいために漠然としていて共感がしづらいのではないでしょうか。
目標ができるということを付け加えるだけで、とても共感できるようになるのです。
 
上記のように、本書には伝える力があり、読んだとき私はそれに驚きました。
そして、読み手に伝わる本というものは、とても素晴らしいことだと感じるのです。 
 


タイトル:「丸かじり」シリーズ
著者:東海林さだお
請求記号:596.0/シ       
 
今年の夏も暑い日が続きました。
9月になっても夏バテで、
食欲が落ちている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時にオススメなのが、
東海林さだおさんの「丸かじり」シリーズです。
 
東海林氏は漫画家でもあり、食通のグルメでもあります。
立体的な視点で食べ物を観察し、
面倒とも思わずに、米粒一つ一つ数えるほど暇な時間をつぶし、
自らの限界に挑み、
日本ではこと足りないとなれば、短期集中型で海外にも行き、
しっかり体を張って、お店を取材したり、自宅で研究した食べ物を
漫画と独特の文章で紹介しています。
 
作品は「タコの丸かじり」から始まって、
「おにぎりの丸かじり」までのシリーズがあります。
全作品読み切りですので、どの「丸かじり」を手に取っていただいても
すぐに読み始められます。
 
デパートで販売する駅弁大会、生卵かけご飯、トマトのおでん、
激安ラーメン、今時の杏仁豆腐、カレー丼、せんべい実演、
立ち食いステーキ、食べ放題の真相、果物の丸かじりなどなど・・
氏の細かく鋭い観察には、頭が下がります。
 
また、氏は食べ物紹介だけでなく、料理方法も紹介しています。
簡単に出来るチャーシューの作り方も
そのうちの一つです。(「ブタの丸かじり」より)
豚の固まり肉を使いますが、私にも簡単にできて、しかもおいしい。
家族にも好評で、うちのメニューの一品になりました。
15:57