| 2016/05/24 | スタッフのおすすめ本(2016年5月その2) | | by 図書館スタッフ |
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題名:「月刊 たくさんのふしぎ 家をせおって歩く 」2016年 3月号(第372号)
著者:村上 慧
出版社:福音館書店
紹介するのは、雑誌「たくさんのふしぎ」になります。
福音館書店のサイトによりますと「自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、
数学・哲学の分野まで、あらゆる“ふしぎ”を毎号一つのテーマについて考える小学生向き月刊誌。
1985年4月、これから21世紀を生きていく子どもたちに向けて創刊された児童用の雑誌で、
創刊30周年を迎えている」そうです。
毎月いろいろなふしぎが出ている中で、今回の本を紹介するのは、
人から紹介され、ビックリした記事です。
題名にもありますが、家をせおって歩く…
今回の内容は、手に取って読んでもらうと一番わかります。
横になると一人分が寝られるくらいの大きさの発砲スチロールで作った家を背負い、
いろいろな場所に出かけている様子を知ることが出来ます。
こういう人がいるのかとびっくりしました。
雑誌には、2014年4月7日から2015年3月9日、
東京から青森、またフェリーに乗って大分まで、
夜寝るときに家を置いた土地が掲載されています。
今も背負って歩いていますが、以前よりもペースはゆっくりになっているそうなので、
もしかしたらどこかで見かけるかもしれないですよ。
書名:優しい死神の飼い方
著者:知念実希人
出版社:光文社
請求記号:913.6/チ
「優しい死神」? 「死神」を飼う?
と、頭にハテナマークが飛び交うような書名が気になり、手に取った一冊です。
著者の知念実希人氏は、沖縄県ご出身の現役医師とのこと。
ゴールデンレトリーバー(雄)の体をかりて、地上に降りたった死神の「私」。
その役目は、死を目前とした人物の未練を解消し、その魂を「我が主さま」
(神様?)のもとへと送ること。
レオという名前をもらった「私」は、古い洋館を改装したホスピスで、
女性患者の協力を得ながら、早速仕事を開始します。レオが、どうやって
患者たちの未練を探りだすかも興味深いですが、そこにホスピスにまつわる
7年前の未解決事件の謎がからんできます。
続編の『黒猫の小夜曲(セレナーデ)』(913.6/チ) 2015
とあわせて、おすすめします。
書名:だるまのしゅぎょう
著者:ませぎりえこ
出版社:偕成社
請求記号:E/マ
調布市の深大寺で、毎年3月3日・4日に開催される「だるま市」。
今年は、時間が無くて行けなかったので、
せめて、だるまが出てくる楽しい本を読んでみようと思い、
絵本を探していたら、この一冊に出会いました。
今日はまちにまった、「だるままつり」の日。
でも、お友だちのるりちゃんとけんかしてしまった
さくらちゃんは一人ぼっち。
自分からあやまりたくない二人は、おまつりで出会っても
お互い知らんぷり。その時、だるまのお店のおばちゃんが
話かけてきました。
おばちゃんがおまけしてくれたので、だるまを買った二人。
するとだるまが、さくらちゃんとるりちゃんを、
不思議なだるまのくにへと導きます。
そこで何が起こるのでしょう。
それは読んでからのお楽しみ。
書名:開運だるま大百科 新装版
著者:中村浩
出版社:日貿出版社
請求記号:759.9/ナ
おすすめ紹介でペアを組む方が
「だるま」に関する本を選ばれたいうことで、
ぜひ私も同じテーマに乗っかりたいと思います。
皆さんのご家族やお友だちに、「縁起物のだるまが好き」
という方は、どの位いらっしゃるものでしょう。
実は私は、何年か周期で「だるま大好き」になります。
先日は、だるま型のマグカップを食器店でみつけて、
買うかどうか散々迷いました(今回は買わず)。
そもそもの起源や、民俗学的な位置付けなどの
難しいことはさておき、あの形状や、産地によって
少しずつ違っているデザインなど、見ていて飽きないものが
あると思うのですが、いかがでしょうか。
だるまについて書かれた本を探して読むのも好きで、
かこさとしさんの『だるまちゃん』シリーズをはじめ、
お気に入りの本に、これまで何冊か出会ってきました。
ちなみに、現在まで読んだ本の中で私が一番好きな本は、
ちょっと昔の学生時代、神保町で出会った一冊です。
『だるま』徳力富吉郎 三彩社 1966 ※稲城市未所蔵
掲載されている様々なだるまの写真が魅力的で、素晴らしい。
ただ、古い本なので、ほぼモノクロなのが「残念」と、
ずっと思ってきました。
しかし、今回ご紹介する本は、その不満を解消してくれます。
なんといってもうれしいのが、収録されているだるまの写真が
全てカラーであること。
また、だるまに関して集められた各種情報や、
全国のだるまコレクションの紹介など、
読み物としても充実しています。
本書で紹介されている、日本各地のいろいろなだるまを訪ねて、
今度の休日は旅に出かけてみようかな、と思っています。
書名:「空の名前」
著者:高橋 健司
出版社:角川書店
請求記号:451/タ
是非一度行ってみたい場所に竹田城があります。目の前に広がる雲海を
いつかこの目で見てみたいと思います。
「天空の城」、「日本のマチュピチュ」とも呼ばれている竹田城。
雲海はいつでも見ることができるという訳ではなく、
竹田城のある朝来市のホームページによると、
①時期は9月~11月
②明け方から午前8時まで
③湿度が高く十分な放射冷却がある
④よく晴れている
⑤朝方と日中の気温差が大きい
⑥風が弱い等の条件が揃う
ことが必要なようです。
関東に住んでいる私にとっては雲海を見るには運も必要なようです。
「空の名前」は雲だけでなく、雨、雪、日の光、風、季節など
空にまつわる自然について美しい写真と簡潔な説明文で紹介しています。
空を見上げた時、雲の名前が分るとうれしいですし、
ちょっと憂鬱な雨の日に雨の種類を考えながら歩けば、
雨なんて気にならないでしょう。外に持って出て図鑑のように
使ってもいいですし、家で写真集を見るように眺めても楽しい本だと思います。
書名:小袖日記
著者:柴田よしき
出版社:文藝春秋
請求記号:913.6/シ
失恋の絶望感から自暴自棄となった「あたし」に、
真夜中の公園で雷が直撃(したらしい)。
気がつくと、なんと平安時代にタイムスリップ。
「あたし」の意識はそのままに、女官 小袖の体に入り込んでいる。
これは一体どういうこと?
小袖は、香子さま【中宮(帝の妻)彰子の教育係 『源氏物語』を執筆中】
のもとに仕え、その片腕として、『源氏物語』のネタ探しを手伝っている女性。
「あたし」も香子さまの仕事を手伝うべく、小袖の体をかりて取材を開始!
「あたし」の見た『源氏物語』の真実とは?
そして「あたし」は元の時代に戻れるのか?
一風変わったミステリ風味のSF小説をご賞味あれ。
書名:サツマイモと日本人
著者:伊藤章治
出版社:PHP研究所
請求記号:616.8/イ
先日、畑で野菜を収穫する機会があり、私はカブ・小松菜・サツマイモを収穫しました。
秋の紅葉を見ながら、ウォーキングを兼ねたツアーであり、大収穫で帰ってきました。
私はサツマイモが特に好きで、天ぷらにして食べようか、スイートポテトを作ろうかと、
色々な食べ方を思いめぐらせながら、帰ってきました。
『サツマイモと日本人』によると、サツマイモは痩せた土地でも育てやすく、
ミネラルや炭水化物、食物繊維が豊富で、享保の大飢饉や戦時中・戦後の
食糧難を救った野菜であることがわかりました。そして現代ではなんと、
宇宙食の最有力候補となっているようです。
葉も茎も食用となり、廃棄物をほとんど出さず、水耕栽培ができる点が
大きな長所のようです。
現在では、ベニアズマ、ベニコマチ、ベニオトメ、コガネセンガンなど
多くの品種がありますが、それぞれの品種の食べ比べをしても、
面白そうですよね!
食べ過ぎには注意をしながら、これからもますます、
食欲の秋を謳歌していきたいと思います!
書名:それは甘くないかなあ、森くん。
著者:小野寺史宜
出版社:ポプラ社
請求記号:913.6/オ
週末や祝日になると大忙しになる、図書館の返却カウンター。
絵本、ビジネス書、旅行のガイドブックなど、さまざまな本が
戻ってくる中で、時々「ん、これは?」と気になるタイトルに
出会うことがあります。
今回ご紹介するこの小説も、そんな本の中の一冊でした。
表紙には、居酒屋で焼き鳥を片手に、隣の若者に説教している
男性のイラスト。背表紙に「Hey,Mori. You are so green!」と
あることから、この怒られている若者が「森くん」のようです。
とある事情から、仕事無し、宿無しとなった主人公の森くん。
彼が、旧友や知人を頼って泊り歩く7日間を通して、様々な出会いや、
登場人物それぞれの人生のターニングポイントが描かれます。
未来への希望は見えてくるでしょうか。
そもそも、森くんのどこが甘いのでしょう。
気になった方は、ぜひどうぞ。