突然ですが、私は何につけても凝り性の気質があります。
数年前、着用したままスマホが使える手袋を探すも
市販のものでは機能性やデザインに納得できるものが無く、
「無ければ作ればいいじゃない!」と思い立ちました。
「ハンドウォーマー」「指なし手袋」などの本を何冊も借りては読み、
探し当てた自分好みのデザインの作品を自らの手で編み上げるべく、
編み物が得意な友人に習って棒針編みにチャレンジしました。
当時コロナが流行する前でしたので友人と共に手芸店へ直接足を運び、
まずは輪針をはじめとした友人おすすめの編み物道具を買い揃えました。
次に毛糸。手芸店の壁や棚を埋め尽くす沢山の毛糸に圧倒されました。
大手メーカーの定番糸からニッチなブランドの高級毛糸まで
シリーズ各色ズラリとグラデーションに並んだ棚は壮観で、
新品の百科事典全巻が整然と並ぶ様に似た感動を覚えたものです。
本に載っていた指定糸は廃盤になってしまっていたため
素材や糸の太さが合う代替毛糸を見繕ってもらい、好きな色を購入。
早速その日から編み始めました。
綺麗さが気に入って選んだ編み込み模様は初心者には難しく、
糸の張り具合や編み目を揃えて模様を整える作業に四苦八苦しながら
最後はその友人の家で泊まり込み合宿をして何とか編み上げました。
その指なし手袋は毛玉だらけになりながら今でも愛用しています。
さて、この記事がなぜこのようなタイトルになったかと申しますと、
友人が「編んだものをその冬に身に着けたいと思ったら夏~秋のうちに
編んでおかないと完成が間に合わないから、夏頃から編み始めるのがよい」
と話していたのが記憶にあり、このフレーズと内容を思い立ちました。
現在、私の手元には数年単位で眠り続ける編みかけのマフラーが2本…。
多忙さを理由にして制作をサボって…もとい休止してしまっていたので、
今年こそはどちらかを完成させたいと思っております。
『裏も楽しい手編みのマフラー』掲載の両面アランのマフラー。

毛糸に合う編み図を自分で書き起こした赤い毛糸のマフラー。

さて、どちらに手を付けましょう?
[私が実際に使用した本はこちら]
・『
裏も楽しい手編みのマフラー』
嶋田俊之・著 文化出版局
(第四図書館所蔵 請求記号:594.3/シ)
[眺めるだけでも楽しめる、伝統文様が美しいオススメ本はこちら]
・『
ラトビアの手編みミトン』
中田早苗・編 誠文堂新光社
(中央図書館所蔵 請求記号:D594.2/ナ)
・『
スコットランドの伝統てぶくろ』
miro press・編 誠文堂新光社
(中央図書館所蔵 請求記号:D594.2/ミ)