何歳になっても、初めての体験はワクワクしませんか。
私の最近の初体験は冬休みに家族でキャンプにいった時のことでした。
アスレチックなど遊べる施設が併設されているキャンプ場で、
子供が目を輝かせてやりたい!と言い出したのが、ジップラインでした。
アウトドアが好きな人なら経験があるかもしれませんが、
小動物ムササビのように、山の上から架け渡されたワイヤーロープに
滑車をつけて向こう岸まで滑り降りていくアドベンチャーです。
もともと、ジェットコースターなどスリルとスピードが大好きな私は、
二つ返事で子供と一緒にジップラインを体験することにしました。
やると言ったらすぐに出来るのかと思いきや、想像以上に大変だったのが
滑るまでの装備です。係員が2人がかりで服の上から装備をどんどん
装着していくのですが、説明されてもよくわからない程色々と装着されました。
ヘルメットを被って終わりかな、と思ったら最後に滑車を付けて、
ずんっと体が重くなりました。
さあ、いよいよだ、と意気込んでいたところ、「ここから山の上まで
5分程歩いてスタート地点に向かっていただきます。」と言われ、
これがまた大変なのでした。滑車を付けた重い体で山の上まで
登っていく作業は予想以上に困難で、元気な子供はぐいぐい
上っていくのですが、普段運動不足の私は、はぁはぁと息が上がってしまい、
スタート地点についた時は既に疲れ切っていました。
さて、やっとたどり着いたスタート地点。高所は割と好きな私ですが、
高台の上に重い体で立つと少し足がすくみます。滑車をロープに取り付けて
足を離すと準備完了。先に滑っていった子供のわぁぁという楽しそうな
声を聞きながら、自分も思い切って空に体を預けました。
何という爽快感!!
空がいつもよりも広く、近くに感じ、木々や人々がはるか下に見えました。
鳥はいつもこんな景色を見ているんだなぁと考えていたら、
あっという間にゴールについてしまいました。そして癖になり、
ちゃっかり2回目もチャレンジ。久しぶりに童心にかえって楽しんだ
冬休みでした。
次は何に挑戦しよう。何歳になっても、初めての体験はワクワク
するものです。