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2010/11/22

「センス オブ ワンダー」!

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
初めて会う人が自分と同じような価値観を持つ人かどうか、
そして気が合うかどうか、すぐにわかった、という経験があります。

以前住んでいた町で、こんなことがありました。
私が所属していた「おはなし会」の月一度の定例会では、
絵本の情報交換や語りの練習、読み聞かせの報告反省などをしています。
そこに入会希望の方が見学にやって来ました。
彼女は読書が大好きで、子供たちが小さい時にはよく一緒に絵本を読んだそうです。
私たちはぜひにと入会をおすすめしました。

彼女 「大好きな本は、星野道夫の本と」
ふうん、なるほど。私たちも好きだぞ。
彼女 「それからレイチェル・カーソンの『センス オブ ワンダー』」

私たち自身もびっくりしたことに、そこにいた5人全員が、自分の本棚にこの本を持っていたのです。
なんという偶然でしょう!その瞬間、彼女はもう私たちの仲間でした。
ほかに何も聞かずとも、同じ本を愛しているとわかっただけで充分でした。
私たちは時間も忘れておしゃべりを楽しみました。

読書好きなら、星野道夫を知っている人はいるでしょう。
レイチェル・カーソンを知っている人もたくさんいるでしょう。
でも『センス オブ ワンダー』に感動して、買って自分の本棚に持っている人は少ないでしょう。
類は友をよぶ、ということわざがありますが、あまりにもワンダーな類友でした。
たった一冊の本が、初対面の人を仲間かどうか教えてくれること、
心をつなげてくれることが、本当にあるのですね。
私はいま引っ越して遠くの町に住んでいるけれど、
このおはなし会のメンバーはいつまでも大切な仲間です。
 
『センス オブ ワンダー』 レイチェル・カーソン著
『Michio's northern dreams』全5巻 星野道夫著
『めぐる季節の物語』 星野道夫著
 
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