タイトル:『絵本作家のアトリエ 1』
著者:福音館書店母の友編集部
出版社:福音館書店
請求記号:726.5/ハ
資料番号:611521719
先日、三鷹にあるジブリ美術館へ行きました。
ジブリ作品がとにかく好きなので、もう何回も足を運んでいます。
今回のお目当ては、企画展示の『山脇百合子の仕事部屋』展でした。
「ぐりとぐら」の絵を描いた方、というとピンとくる方も多いかもしれません。
館内の一角に、絵本作家の山脇百合子さんのお仕事部屋が再現されており、もうその密度の濃さに胸の高まりは留まり知らず。
お仕事デスクもさることながら、本棚がもう、たまりませんでした。
山脇さんの蔵書がずらりと、みっちりと展示されており、こんな本を読まれてきたのだなーと、心の中で大騒ぎでした。
ああ、こんなところで暮らしたい!
しかし見ているうちに、はて、このお部屋、どこかで見たことがあると思えてきたのです。
机を秘密基地のようにして、この世にまだないものを、自分の手で生み出すということには憧れがあります。
そんな気持ちから手にとっていた『絵本作家のアトリエ 1』という本の中で、既に山脇百合子さんのお部屋に出会っていたのでした。
タイトルに「1」とありますが、このシリーズ、2巻と3巻もあります。
1巻では、特に戦後の日本で新しい絵本の礎を築いたという10人の絵本作家さんへの取材の様子が掲載されています。
使っている画材や、技法についてというよりも、主にアトリエの写真と共に作家さんの生い立ちが語られています。
どういった経緯で絵本作家になったのか、どんなお仕事をされてきたか、等々。
絵本をあまり読まなくても、絵を見れば知ってる!という方もいるかもしれません。
本当に素晴らしい作家さんが並ばれていて、その生き様には圧倒されます。
幼い頃から親しんできた絵本の背景には、こんなことがあったのか、という発見もあると思います。
作家さんを知ることで、これまでとは違った目で絵本を見ることも出来るでしょう。
巻末には太田大八さんと加古里子さんの対談、加古里子さんと松居直さんの対談も収録されています。
美術館まで足を運べなくとも、本を手に取ることで楽しめることがあります。
絵本が好きな方にはもちろん、一流のお仕事の現場を見たいという方、人生の先輩のお話を伺いたいという方にもおすすめです。
<併せてご紹介>
・『絵本作家のアトリエ2』請求記号:726.5/ハ 資料コード:611593763
・『絵本作家のアトリエ3』請求記号;726.5/ハ 資料コード:611668980
・『絵本作家という仕事』講談社 編 請求記号:726.5/コ 資料コード:611515346