先日、知り合いの方のバンドが演奏するライブを観に行きました。
ライブを観に行くのは、音楽が好きな人なら、誰でも楽しい体験だと思います。
また、自分でも楽器を弾く人にとっては、練習の一番の励みになるものです。
先日のライブは、オリジナルありカバーありのジャズバンド。
サックスとトランペットのパート毎のアドリブのすごさもさることながら、
まるで楽器同士が会話しているような、かけあいに大興奮。
それぞれのメロディーがからみあって、
渦のようにうねる音の大洪水にまきこまれてきました。
バンドの曲は、ひとりひとりの出す音が合わさってできています。
パートが増えたり減ったり、
また同じ楽器でも、弾く人が変われば、曲はまた違ったものになります。
大人が趣味でバンドをやっていると、気楽で楽しい反面、
家庭や仕事、さまざまな事情で、続けられなくなることも多いように思います。
だから、仲間と一緒に音楽ができる、そのことだけですごいなあ、
その時そのメンバーで出す音は、その時だけのものなんだなあと、
当たり前のことが、最近特に大きく感じられます。
ライブにくぎ付けになりながらも、ふと頭をよぎったこと。
バンドの存在はそれだけでもすごいことなのに、
さらにその演奏がすばらしい時、もうこれは奇跡だな、と、心から思いました。
自分たちの演奏は奇跡、とまではいかなくても、
今、一緒に演奏することができる仲間の存在に感謝しながら、
いけるところまで音を楽しんでいきたいな、と思いました。
*ライブで演奏された曲の中から、稲城市の図書館にCDがあったもの。
セロニアス・モンクの「ベムシャ・スウィング」
『ヴェリー・ベスト・オブ・セロニアス・モンク』(C7CL/セ)
『ブリリアント・コーナーズ』(C7CL/セ)
こちらの2枚のアルバムに入っています。