資料コード:612124704、他
この本は、テレビなどで活躍されている芦田愛菜さんが書いた本(2019年)です。
年間100冊以上は本を読むという愛菜さんが、今までどんな本を読んできたのか、その一部がエピソードとともに紹介されています。
そのジャンルは、ノンフィクションから古典から現代文学・海外文学・児童文学と幅広く、山中伸弥教授や作家の辻村深月さんとの対談も盛り込まれています。
年間100冊の本を読むには、月に8~9冊、1週間に2冊は読まねばならない計算になります。
当時中学生であり、芸能活動もしていた愛菜さん。多忙な中でどのようにしてたくさんの本を読んでいたのでしょうか。
読書は「日常の一部」と語る彼女。ちょっとした時間を見つけては本を開くそうです。そうした時間が癒やしとなるそうで、無類の本好きなのがよく伝わります。
愛菜さんの言葉には、自称本好きの私にとっても共感できる部分がたくさんありました。
例えば、おすすめの本を聞かれ、「自分にとって感動的な本でもそれが他の人の心にも響くとは限らない」や「直感で手にした本の方が出会うべき一冊だったことが多い」、「本を選ぶ時はフィーリングに頼ることが多い」「本を読むタイミングも大切」などなど。
また、本は「出会い」、「人と人とをつなぐコミュニケーションツール」だとも。
「中の人(図書館スタッフ)」の仕事も「本と利用者を結ぶ」・「著者と読者を結ぶ」・「人と人とを結ぶ」仕事です。
貸出や返却の時、フロアでお会いした時、みなさんと少しでも本の話ができたらうれしいなと思っています。
「この本よかったですよ」みたいな簡単な一言からより広がる世界、素敵ですよね!
本を読みたいけれど何から読めばいいかわからない人や子どもにどんな本を勧めようかと悩んでいる人、もちろん本が大好きな人にもおすすめの1冊です。
