節電の夏。
工場は土日に操業し、オフィスや電車内からは照明が消え、
私たちの図書館も温度設定は28℃。
我が家でも冷房は使わず、扇風機をフル回転。
緑のカーテンで日陰づくりなどの取り組みをしています。
しかし、このところの暑さといったら・・・
6月24日には埼玉県熊谷市で、6月としての国内最高気温となる39.8℃を記録するなど、
早くも夏本番の暑さ。寝不足や食欲が落ちて、夏バテ気味の方も多いのではないでしょうか。
このような状況下で心配なのは「熱中症」です。
以前は野外での太陽からの日射が原因で生じる「日射病」という言葉が広く使われていましたが、
最近では日射のない屋内での障害も含めた、より幅広い意味を持つ「熱中症」という言葉を
使用するようになりました。
つまり屋内にいれば安心、という話ではないのです。
◆熱中症とは?
高温の環境下でヒトは、皮膚血管を広げたり発汗したりするなどの反応を起こし、
体温を一定の範囲内に保とうとします。しかし、そのバランスが崩れ、調節機能が破たんすると、
脱水や塩分欠乏や高体温となる症状が生じます。これらの症状を「熱中症」と呼びます。
では、熱中症にならないように日常生活でできることは?
・暑さを避ける(日陰を歩く/帽子をかぶる/日傘をさす/朝のうちに打ち水をするなど)
・服装を工夫する(吸汗、速乾素材の活用/襟元をゆるめるなど)
・こまめに水分補給をする(アルコールでの水分補給はやめましょう)
その他にも環境省のホームページには、
熱中症の予防や対処方法などの情報が掲載されています。
ぜひ参考にしてみてください。
http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/
◆最後にエアコン使用時のポイントを!
・人が居る場所での気温を正しく測定するように心掛けて、28℃を超えないように
適切な温度となるようにしましょう。
・エアコンの設定温度が低く、外気温と室温の差が大きいと出入りする際に体の負担になります。
適切な温度に設定しましょう。
・冷気が部屋の下層のみに溜まってしまわないように、扇風機を組み合わせて対流させましょう。
・窓から入る太陽の光は遮光フィルムやカーテンなどで遮断し、エアコンを効果的に使いましょう。
熱中症に気をつけながら過ごす節電の夏。なんとか元気に乗り切りたいですね。
ⅰプラザ図書館では、夏を乗り切るために参考になりそうな資料を展示中です♪