| 2012/10/28 | スタッフのおすすめ本!(11月) | | by 図書館スタッフ |
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書名:歳月
著者:茨木のり子
出版社:花神社
請求記号:911.5/イ
茨木のり子さんの詩に初めて出会ったのは学校の教科書で『わたしが一番きれいだったとき』
でした。ストレートに心を打ち、強くいつまでも自分の中に残ったのを憶えています。それ以来
何かに迷ったとき、立ち行かなくなったときに茨木のり子さんの詩集を開いています。『みずうみ』
『倚りかからず』などの詩は読むたびに背骨を伸ばし、「しゃんとしなきゃ。」と思わせてくれます。
今回お勧めする『歳月』は先立たれたご主人へのラブレターのような詩集なので、自分が生きて
いるうちに人に見せるのは照れくさいということで、茨木のり子さん死後の出版となったそうです。
一人の人を愛しつづけること、その人を亡くしてしまうこと、残されること、その人へのまなざし。
その人の気配。全部の詩が深い愛に満ちていて、圧倒されます。
書名:茨木のり子の家
著者:茨木のり子
出版社:平凡社
請求記号:911.5/イ
詩集『歳月』の原稿が入っていた、ご主人のイニシャル「Y」の文字だけが書かれた箱の写真や
ご夫妻の写真、詩人の自宅、大切にしていたもの、原稿の写真など詩人を身近に感じることが
できる本です。
上記の3篇の詩もおさめられています。
書名:東京の銅像を歩く
監修:木下直之
出版社:祥伝社
請求記号:715/キ
運動不足解消のため、休日にはできるだけ歩くようにしていますが、いくら健康にいいからと
いっても、ただ黙々と歩くだけでは続きません。そこで、毎回何らかのテーマでウォーキングの
コースを設定し、楽しみながら歩くようにしています。しかし、このところネタ切れ気味で、コース
作りの役に立つものはないかと探していたところ、この本が目にとまりました。
本書は、都内各所にある銅像を、「皇居周辺」「上野公園・浅草方面」「文京方面」「墨田・江東
・葛飾方面」「中央・港・品川方面」「大田・渋谷・世田谷方面」「新宿・中野方面」「八王子・多摩
方面」の8つのエリアに分けて、地図付きで紹介しています。
取り上げられている銅像は、上野の西郷隆盛像や、皇居周辺の楠木正成像・和気清麻呂像、
早大キャンパスの大隈重信像などの、銅像界の日本代表といった有名どころから、小田急線
祖師ヶ谷大蔵駅前広場のウルトラマン像、青梅の赤塚不二夫会館前のバカボンのパパ像まで、
バラエティに富んでいます。
各銅像については、モデルとなった人物の経歴に加え、銅像建設にまつわる事情や歴史的背景
などの詳しい解説があり、歴史にご興味のある方にもおすすめしたいと思います。
※蛇足ですが、この本を読んで思いついたウォーキングコースをご提案します。
JR南武線・京王線分倍河原駅前「新田義貞像」
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府中の大國魂神社参道「源義家像」
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京王線西調布駅近くの西光寺「近藤勇像」
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JR南武線矢野口駅前「稲城なしのすけ像(注:この本には載っていません)」