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 日曜日:9:00-17:00
 

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2010/09/17

スタッフのおすすめ本!(9月)

Tweet ThisSend to Facebook | by 図書館スタッフ
タイトル:青空のルーレット
著者:辻内智貴
請求記号:913.6/ツ

 
2004年発行と決して新しい本ではありませんが、
胸にスーッと落ちていく感覚が気持ちよく、時代を経た今もご紹介したい1冊です。
 
本書は表題の「青空のルーレット」と、
第16回太宰治章を受賞した「多輝子ちゃん」の2作から成っています。
どちらも心に染み入る作品ですが、
私としては"窓拭き"として働く作業員達の日常や人間模様を描いた「青空のルーレット」を、
特に心の清涼剤として愛用しています。
 
ビルの屋上からブランコと呼ばれる座り板をセットし、
ロープを下ろしながら窓を磨き上げていく。
そんな命がけの仕事を通じた仲間達との信頼感は、
まるで命を託す1本のロープのように強く頑丈です。
そして、彼らの一人ひとりが「夢は見るものではなく叶えるもの」として生きる姿からは、
自分が失いかけていたパワーをもらえます。
 
心がささくれていると感じた時に読み返し、心を爽やかにしたくなる1冊です。 
 

タイトル:水神(上下巻)
著者:帚木蓬生
請求記号:913.6/ハ

 
第29回新田次郎賞を受賞したことで、すでに既読の方も多いかもしれませんが、
未読の方にはぜひ読んで頂きたい1冊です。
 
川に囲まれた土地ながら、地形の悪さと水流の貧弱さで田畑は潤されず、
待ち焦がれた雨が降れば鉄砲水となり凶禍となる水に見放された村々。
そこの庄屋5人と農民が一丸となり、
川に堰を築いて水を村に巡らせる闘いに身命をかけて挑んだ江戸時代の史実小説です。
磔(はりつけ)の死罪を覚悟で藩に懇願した5人の庄屋、
自らの命をかけて庄屋と農民を守った老武士、
そして乾いた大地と貧しい暮らしを潤す命の水を渇望した農民達の姿は、
現代に生きる私たちの胸を容赦なく打ちつけます。
 
現役精神科医であり、数々の名作を生み出してきた作者自身が
急性骨髄性白血病に見舞われながらも執筆したとされる、
まさに命を注いだ作品といえるでしょう。
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